「地方在住の増加」について思うこと。
Twitterで「地方在住の増加」が日本でのトレンド入りしていたことを
うけて、地方在住者がこれから増えるのかということを考えてみた。
私の予想では地方の中でも、交通の便がある程度良くて
買い物に困らないある程度の規模がある地方都市在住者は「やや増える」が、
依然として東京23区住民は横ばいだと思います。
なぜ東京でも「23区」と限定したかと言えば、
例えば東京都町田市よりも、福岡県福岡市の方が
街の成長や住みやすさが優っていると思われ、
一概に「東京」と括ることができないと思ったためです。
コロナ禍で多くの人が、必要な情報や人には何処にいてもアクセス
できることがわかりました。
講演会に参加するためわざわざ東京に行っていたけれども
Zoomで愛媛にいながら東京にいる人のお話は聞けるわけで、
あとは講演会後の懇親会で「一緒にお酒を飲む」ことに
大きな価値を感じている人以外は「その場」に
行くことにはさほど意味を感じないかもしれません。
ちなみに私は懇親会などともに食事をしながら
お話をすることは人の繋がりに大きな価値があると
思っている人間です。
また最近強く思うことは、
地方に住んでいようと、東京に住んでいようと、明確な目標がないと
生き方はほとんど変わらない、ということです。
ただ、能動的ではない人にとって、
東京23区に住み働いても、地方都市で働いても
幸福度はそこまで変わらないのでは、と思います。
地元が東京でない地方出身者で
東京にいなければいけない理由がないとき、
もしかしたら地元都道府県の中でも
メインの行政地区に引っ越しすることは
多いにあり得ますし、
地方において学生も目標が必ずしも都心に行かなければ叶えられない
ものではない限り、近郊のある程度便利で仕事ができる
場所に行くでしょう。
地方に対して憧れがある人にとっては、
よっぽど緑に囲まれた古民家で自給自足の田舎生活がしたい
という人ではない限り、仙台市や西条市、広島市、
福岡市などのようなある程度の規模のある地方都市に
移住することもあるかもしれません。
リモートワークができる仕事が増え、
お金を稼ぐことにそこまでモチベーションを感じない
など若手の価値観が変化し、
関東圏以外の都市も発展しつつある中で、
地方在住が増加することは大いにあり得ます。
それでは、
東京(23区)の人口が減るか、と言えばそうではないと思います。
上記のような状況になっている今、
都心が提供できる価値とは何か?
それは一つしかないと思います。
それは、
地方出身者にとっての「東京は何かすごいものがある感」
です。
「何かしたい」
と目標がある人にとって魅力的に映るかもしれません。
18歳の時の私がそうだったように。
おしゃれなお店があり、チャレンジしたい人が
チャレンジし続け、会社を興したり、お店を始めたり、
勉強したり、挑む人が集まっている場所です。
「仲間」を見つけたいと
能動的に動いたら、見つかりやすいかもしれません。
言葉では表現しにくい、「キラキラ感」や
「優越感」などを感じさせてくれる場所。
東京で住み続けた人が定年を迎えて地元の地方に
戻って、新しく若手が住み始めて。
その代謝、循環によって、これからもずっと
都心は魅力的な場所として
あり続けると思います。
このことは生まれや育った環境、価値観によって
かなり違いがあるので、一概に言えませんが、
18歳で状況し9年間東京に住んだ私が
率直に思ったことです。
ではまた明日
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