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哲学の部屋「の哲学」

ここではで「哲学の部屋」の基本となっている哲学を紹介する

フラット理論、粒と紐理論

フラット理論では、人がこの世界をどのように認識するのかを説明する。特に問題を認識する仕組みについて説明する。
粒と紐理論では、人と世界の関係性について説明する。

●フラット理論


flat理論

この世界や自分はまっ平だ。そこには何の問題もない。だが我々には凹凸だらけに見える。人の心には傾きがあるが無自覚なため外側に凹凸を見出す。

傾きは、価値観、囚われ、常識、あたりまえ、本能と言われる心の癖のようなもの。傾きは無自覚であることが多いので自分の心ではなく心の外側である世界や自分が傾いて見える。例えば海岸に落ちているペットボトルを拾う行為は善いことと見えるし、戦争は悪いことに見える、人の役に立てれば善いことだし、肌の色をバカにすると悪いことに見える。傾きに基づいて感情が生れる、善悪が発現し、生きがいや苦悩が生れる。
また傾きのベクトルが違う者同士では摩擦が生じる。摩擦を解消したければ傾きのベクトルを同じするか手放すかのいずれかとなる。同じにする行為を社会適合と言う。手放す行為を気づくと言う。

傾き

●粒と紐理論

粒と紐

広い世界、長い時間、たくさんの価値観、その中で私はとても小さな粒であるとともに決して切れることのない紐でありすべてと繋がる大きなものだ

宇宙から見れば私はとても小さな存在だ。私の体を構成する物質は遥か昔からこの世界にあり今の私を形づくる。そして1億年先の未来で何かになる。私たちの目は250万光年も離れたアンドロメダ銀河を見ることができるし1000年後の未来にいるであろう鳥に想いを馳せることができる。また、セミの幼虫は木を登る、そしておそらくその先に何があるのか彼らは知らない。セミは登りたいのだ。私の悲しみは自身も含めた過去の生物たちの蓄積であり私の喜びは周囲や未来につながる。今この瞬間も、銃乱射事件で子どもが殺されるニュースを見れば私が悲しくなり、我が子が喜べば私が嬉しい。小さな私はすでに全てと繋がっている。

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