たすけて300万円赤字セール!黒澤世莉を買ってください!
旅する演出家、黒澤世莉です。2024年1月にプロデュース、演出した『赤目』『長い墓標の列』が300万円強の赤字でした。たいへんだね!たすけて!という記事です。
はじめに
演出家としては大成功でしたが、プロデューサーとしては大失敗でした。演劇作品が良くっても、動員が良いとは限らないからねえ。甲本ヒロトも言ってたよ。
「売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンになっちゃうよ。」
悠長に書いているように見えますが、現実はこちらからの支払いが滞りかねない状況です。
「深刻になっても問題は全然解決しない」
「むしろ、事実を正しく認識しながら、こつこつ行動する方が問題解決に向かうぞ」
とちょっと無理して前を向いています。
と、いうわけで、
たすけて!黒澤世莉を買ってください!
お品書きはこのnoteに書きます。ご相談もお気軽にどうぞ!
クラウドファンディングしてたのはどうなったの?
赤字補填には使わずに、全額地域の人や子育て中の人の支援に充てました。くわしくはwebを御覧ください。
ご支援いただいたお一人お一人に大感謝!です。
ご依頼は黒澤世莉webお問い合わせフォームから、お気軽に
ご依頼・ご相談の仕方
1:上記リンクからwebへ行きます
2:フォームに記入して、「送信する」ボタンを押します
3:メールにてご連絡をしますので、お待ちください
🔴オンラインクラス・配信
1️⃣わくわく!演劇ぎきょく探検クラス(オンライン)2,000円/月
「正解探しではなく、探検するように戯曲を読もう」がコンセプト。
月1回2時間、オンライン講習を1年間行います。
2024年4月から、上演時間9時間の超大作戯曲
トム・ストッパード『コースト・オブ・ユートピア』
を1年間かけて探検します!
掲示板での質問サポートや、短編戯曲を単発で読む講座なども不定期で開催します。
学生・ヤング・経済的に困難な方向けに500円で参加できるコースもあります。
昨年1年間、クローズに開催していたクラスでは、斎藤憐『春、忍び難きを』アーサー・ミラー『代価』に取り組みました。「もう一年継続してほしい!」という声を受けて、2024年はオープンに募集します。
ちなみに
「クラスには出ないけど、大変そうだから応援がてら課金してやるよ」
という方のご参加も歓迎いたします!
2️⃣『赤目』『長い墓標の列』オンライン配信-3/31まで(KANGEKI XR)2,500円
公演の配信をしています。こちらをご視聴いただくと、たいへんたいへん助かります!
🔵旅する演出家 黒澤世莉へのご依頼
はじめに:安全な場所づくりのために
黒澤世莉は、演劇のリハーサルやレッスンなどの際、安全な場所づくりを心がけています。「ステートメント」「ガイドライン」をご確認いただき、こちらにご賛同いただける方からのご依頼をお待ちしております。
安全でのびのびした環境の方が、良い創作や効果的なレッスンが出来るよ!
1️⃣コーチング・コンサルティング 1万円/1時間
「ゲームのシナリオを書いているけど、誰に相談したらいいのか分からない・・・」
「俳優として、次の役作りに悩みがある・・・」
「ハラスメント予防のガイドライン、どう作成したらいいんだろう・・・」
など、お困りごとをサポートします。
私が行うことは、正確には「演出(ディレクション)」になります。分かりやすくコーチング・コンサルティングと書いています。(間違いでもないですし)
特徴は「よく聞いて、求めに応じて話す」
進む方向はあなたの中にある。でも、疲れていたり追い込まれていたりコンディションが乱れたりすると、なかなか答えに気づかない。そういうあなたの中の目的地をディレクションします。
公開されていないプロジェクトのマネジメントや、プライバシー厳守のご相談には、守秘義務契約も対応可能です。1回だけのスポットコーチングや、週1回の定期契約まで、幅広く対応します。
2️⃣レッスン・ファシリテーター 3万円/3時間
「芸能事務所の所属俳優に、サンフォード・マイズナー・テクニックを学んでほしい」
「劇団で戯曲読解のレッスンをしたい」
「劇場の企画で、市民劇団のアクティング・コーチを探している」
黒澤世莉の得意分野です。細かい説明をするより、第三者の目線で語られた記事を紹介したほうが、信頼しやすいと思うので、2つご紹介します。
3️⃣講演会 10万円/1時間
「旅する演出家ってどういうお仕事なのか、生徒に伝えてほしい」
「論理的に理解することと、身体知として体験することの、差異を伝えたい」
「好きなことをして生きていくための工夫と苦労を聞いてみたい」
そういった要望があれば、どこへでも出向いてお話いたします!オンラインでも対応可能です。
4️⃣web広告 10万円 2024年12月31日まで
黒澤世莉オフィシャルサイトに、広告を掲載します!
「公演の宣伝がしたいなあ」
「自社のCSRとして、アーティストの応援をするぞ」
「別に宣伝したいこと無いけど、面白そうだから」
というかたにオススメです。
・広告件数によって、複数の広告がランダムで表示されます
・noteに、黒澤がインタビューをさせていただき、御社の広報記事を書きます(ご希望があれば)
5️⃣作品演出 100万円 28日間
「海外戯曲に、時間をかけて取り組みたい」
「安全な環境を整えて、高校生向けの滞在制作をしてほしい」
「マンガ原作のミュージカルを、原作ファンを大切に演出してほしい」
ど真ん中、本丸、旅する演出家、黒澤世莉の一番やりたいやつ!演出家にお困りでしたらお気軽にご相談ください。
アーティストとしての自分と、職業演出家としての自分は、分けて考えています。クライアントの要望に答えるの、大好きなので、どんな無茶振りでも大歓迎です。
マイズナー・テクニックに基づいた会話劇でも、エンターテイメントに全振りしたミュージカルでも
「そもそも企画の目的は何なのか?」
「その場のカードはどう活かせば最大に輝くのか?」
というところから、しっかり組み上げていきます。
👆いままでの演出履歴はwebサイトで紹介しています。
🟡音楽家 後藤浩明+旅する演出家 黒澤世莉コラボ
長年タッグを組んでいる後藤+黒澤コンビが、あなたの夢を叶えます!
1️⃣市民ミュージカル100万円
2️⃣校歌・社歌・社ミュージカルつくります!100万円
3️⃣結婚式なれそめミュージカルつくります!50万円(指導料込)
4️⃣あなたの歌をつくります10万円(指導料込)
5️⃣あなたミュージカルをつくります100万円
おわりに(あるいは贈与と交換のちがいについて)
最後まで読んでくれてありがとうございました。
演劇の演出家、にかぎらず、演劇に関わるポジションの方々は、いま、ごく一握りの方々を除いて、苦しい状況にあると思っています。
わたしは、わたしが演出家やプロデューサー、劇団主催者として、赤字なので助けてください、っていうことを、批判的にみる方がいらっしゃるだろうと考えています。
「赤字は自己責任でしょ?」
「黒字になったら利益が出たわけで、リスクを取った結果でしょ」
「自分で責任もって借金でも何でもして、金を集めろよ」
こういう声は、自分自身の中からも湧いてきます。まあ、そういう気持ちも分かる。ちゃんと受け止めていきますよ。はい。
一方で、私のいままでの行動の中で、見返りを求めない行動もたくさんあったと思っています。私、あんまりあれやったよ、これやったよって自分を宣伝するの苦手なんですけど(だから赤字になる)。
だけど、今回は厚かましいなと思いながら、自分がどんだけやってきたか、を書く。それは、わたしがお金を払えないと、一緒に仕事をした人も困っちゃうからね。恥をかくこと、批判されることなんて、愛するひとを困らせないで済むなら、お安いもんです。
「贈与」って言葉がありますよね。わたし、あの考え方が好きなんです。
似た言葉に「交換」ってのがあります。「交換」は、その場で行われるAとBの交換。これは、お金とカレーでもいいし、労働力とお金でもいい。「交換」は、その場で手渡しするんですよ。
だって、カレー食べに言って「お金は今度来たときにまとめて支払いますね!」って言ったら食い逃げですから(ツケにしてOKって昭和なスナックを除く)(ツケって若い方々分かりますか?お金後払いに出来る制度のことです)。
言い換えると、信頼がないので商品をその場ですぐやり取りすることが「交換」とも言えます。
「贈与」は、ただ、与える。
カレーならカレーを、ただ、与える。
で、終わり。
それじゃあ成り立たないじゃんって思うかもしれない。
カレー出しました。食べられました。終わり。
けど、でも、もし「贈与」だけで世界が成り立ったら素敵じゃない?
カレー食べた人が、100人いたとして、1人は次の日お米30キロくれて、1人は翌週にプロパンガスくれて、1人は翌月に営業車両をくれる、とかさ。
お互いに贈与をし合って、それで生きていけたら、生活が出来たら、とっても素敵な世界だと、わたしは思います。(アナキズムでいえば「相互扶助」の世界)(こういうのお花畑ってバカにするひといるけど、とりあず美味しいカレー食べてほしいです)
私はいままで、そこそこ「贈与」をしてきたんじゃないか、って思ってます。もちろん、その分受け取ってきたものも多いし、ひょっとしたら受け取ったもののほうが多い、のかもしれないけど。。。あるいは、送ったものが多くて、その分の返ってくるタイミングは今なんじゃないか、むしろ今しかないんじゃないか。
そういう夢みたいなことを期待して、このnoteを書いています。
私が今までしてきた「贈与」を数えることも、浅ましいような気もするけど、でも、言わないと伝わらないことだから、この場でざっくり箇条書きにしてみる。
1️⃣「文化芸術活動の継続支援事業」確認番号サポート(助成金を得るためのお手伝い)
わたしのnoteで一番多く読まれた記事です。確認番号の発行についてのお手伝いもしました。
2️⃣コロナ禍での公共支援のための活動(国会議員、省庁などへのロビー活動)
2020年から始めて、いまだにちょくちょく、議員会館や省庁に赴いて、芸能従事者の権利についてのヒアリングに協力したりしています。新聞やテレビの取材の対応も年に数回あります。
3️⃣戯曲デジタルアーカイブ(無料閲覧できる戯曲アーカイブ)立ち上げ
企画立案、統括をしています。
4️⃣舞台芸術スタッフの仕事(無料視聴できるEラーニングコンテンツ)
企画立案、統括をしました。
5️⃣黒澤世莉の戯曲無料公開・無料上演キャンペーン
わたしが書いた戯曲は、web上ですべて公開していて、ダウンロード可能です。
コロナ禍による影響を大きく受けた演劇人のみなさんに向けて、黒澤世莉の自作戯曲を無料でご使用いただけるキャンペーンを実施しました。
6️⃣日本の戯曲研修部アーカイブ
「日本の戯曲研修部アーカイブ」は、日本演出者協会が主催する「日本の戯曲研修セミナー」で取り上げた戯曲や劇作家を中心に、セミナーコンテンツや周辺情報をまとめたアーカイブです。わたしはweb担当をしています。
7️⃣クラウドファンディング支援
文化芸術系、とくにいままで御縁のあった演劇人やアーティストのクラウドファンディングには、可能な範囲で協力してきました。
8️⃣個人的な相談
演劇の現場で起きるあれこれや、今後のキャリアのこと、創作のことまで、相談されたらできるだけ応えてきました。
以上です。
ぜんぶ、別に見返りを求めてやったわけではない。それに公正を期すために書けば、企画によっては助成金から謝礼をいただいた作業もある。でも、完全ボランティアでやっていることもあるし(2️⃣コロナ禍での公共支援のための活動は完全に全部これ)、すべて受益者(エンドユーザー)は無料で利益を享受できていることは間違いないです。
だけど、もし「そうかー、そんじゃあ贈与すっか」とか「私は受益者じゃないけど、贈与してやろうかねー」なんて思ってくれる方がいたら、それはとてもありがたいなと思います。
演出家、という仕事を、これからやっていくひとたちに、サバイブするにはこういうやり方もあるんだよ、って伝えられるか、こういうやり方ではNGだよ、て教訓になるか。それは歴史が明らかにしてくれるでしょう。
結局最後も長くなっちゃった。
ほんとの最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
ご依頼は黒澤世莉webお問い合わせフォームから、お気軽に
ご依頼・ご相談の仕方
1:上記リンクからwebへ行きます
2:フォームに記入して、「送信する」ボタンを押します
3:メールにてご連絡をしますので、お待ちください
なおサポートの受け入れ体制はいつでも全力で整っています。歩きつづけて書きつづけるための、ご支援ありがたくちょうだいしまーす。