見出し画像

南海トラフ地震①

みなさんよく耳にする南海トラフ地震ですが、気象庁のホームページにもいろんな情報があるので一度見ることをお勧めします。

南海トラフ沿いの大規模地震の発生可能性
これまで世界で起きたM8級大地震の事例を見ると、先にM7級地震が発生してから一週間以内に起きた場合が多い。
この期間を目安に、大規模地震発生への警戒を特段高める必要がある。
だが、前震など予兆を伴わずに大地震が突然起きた場合や、昭和東南海地震から2年を経て遅れて南海地震が起きた例もある。情報が出ないままに突然地震が起きる事や時間が経過して相対的に地震危険度の高い状態でなくなったとしても、地震が起きた場合の個人毎の影響の大小に応じて一定の警戒は続ける必要がある。
新しい地震情報への対応に加え、いつ起きても大丈夫なように普段からの備えが大切である。

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/info_criterion.html)

上記は想定される震源域で、プレートの境界がある場所です。
海洋プレートが陸側プレートに沈み込み、プレートの境界では大きな圧力がかかってます。
圧が限界に達したときに、ゴムのように元の場所に戻る別の圧力が発生して、陸側のプレートが大きく跳ね返るときに地震が起こります。

海上保安庁では、2006年頃より南海トラフの海底の15か所(2019年より19か所)で海底地殻変動の観測を続けており、国土地理院による陸上の地殻変動観測データとの統合解析により、南海トラフ地震想定震源域の周辺での歪みの蓄積分布が詳細にわかってきた。
それによると、四国行きや遠州灘沖では歪みの蓄積割合が大きい事などプレートの固着状態の空間変動が大きく、これが南海トラフ地震の発生間隔や、連動性など地震の起き方に関係している可能性が高い。
今後データが蓄積することで、次の南海トラフ地震の規模や起こり方が絞り込めると期待されている。
さらにリアルタイムでの観測が可能になれば、大地震の発生に向けたプレートの固着状態の変化を検知するなど、大地震発生予測に向けて大きな前進が期待できる。

いろんな対策がなされているし、100年200年後には地震発生の日時まで予測できるようになるかもしれません。
しかし、まだ先の話ですので、今私たちは備えることで自分たちを守るしかありません。

テレビでも、30年以内の発生率が70%という話がよく見ますが、30年後の発生率ではなく、明日にでも発生する可能性があるということを忘れないようにしたいものです。

防災リュックの中に、『ガムテープとマジックペンを入れておくといいよ』とアドバイスをいただきました。
みなさんも、ぜひ参考にしてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?