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防災リュックは何を入れる?

突然ですが、防災リュックの用意してますか?

災害が起こった時に、自分の身は自分で守らなくてはいけません。
緊急物資を持って災害派遣の方が来てくれるから大丈夫と思ってませんか?
すぐにボランティアの方が駆けつけてくれると思ってませんか?

大きな災害が起こった後は、各自治体の方や国ができるだけ早く状況を把握して、避難されてる方の救助に向かうよう努力されてます。
でも、各役所までの交通網は機能していない可能性もありますので、職員の方の人数は限られてきます。
そして、一番被害が大きくなると予想されるところへ注力されるでしょう。

家から飛び出して、家屋は危なくて戻れない。
外は寒さや暑さが体力を奪います。
安全な場所に避難しても何もない状況です。
インフラが機能していなければ、ライフラインが断絶されてしまいます。
そんな中、あなたは持っているもので数日過ごすことになります。

寒さで想像してみましょう。
薄着で飛び出して、避難所へ
寒さで震えていると避難所に用意してある毛布が支給される。
しかし、避難所となる体育館などの床は、ご存じの通り冷たくて体温を奪われる。
とても毛布では耐えしのげないほどだが、周りのみんなも必死に我慢している。
喉が渇くが安全な飲み物がない。
長引けば、空腹で辛くなる。
スマホなど持っていても、電池が無くなれば何も使えない。

被災したことがない私はこれぐらいの想像しかできませんが、本当はもっといっぱいの苦難があると思います。

さて、こういう状況の中で防災リュックを用意すると考えて内容を決めましょう。

〇リュック
椅子になったりするリュックもありますが、ご自身の持ちやすいもの、使いやすいもので良いでしょう。
特に決まりはありませんが、多少の色がある方が周りから視認されやすいです。

〇水
必ず期限があるので定期的に入れ替えましょう。
今は長く保存できるものもあります。
ご家族の人数なども考えて、重すぎない程度で入れておくと安心です。
合わせて紙コップも入れておくと衛生的にもよいです。

〇手袋、軍手
体温の低下を防ぐとともに、多少の作業をするにはゴムがついた軍手を入れておくと良いです。

〇マスク
ウイルス対策と乾燥対策に
また不安になる時には、ストレスを多少緩和してくれます。

〇ホッカイロ
寒さ対策に
暖かいものがあると安心感がありますね。

〇呼子笛
避難の途中で動けなくなった時に、ずっと声で呼びかけるには体力を消耗します。
笛で近くにいる人に気付いてもらったり、救助してもらうときに必要です。

〇懐中電灯(充電機能があると特に良い)
夜避難するときに街灯がなく真っ暗な可能性がありますので必要です。
手回し充電ができるタイプでスマホの充電もできるものが特におすすめです。

〇電池
懐中電灯などで使いますので、併せて入れておきましょう。

〇簡易ブランケット
アルミの簡易的なブランケットシートです。
軽くて防水・防風もできて、体温も保温できます。

〇レインコート
雨をしのげて、体温の低下も防ぐことができます。

〇ウェットシート
衛生的に持っておくと安心ですし、数日お風呂に入れない中で体を拭くだけでもストレスが緩和されます。

〇ラップ
ケガをしたときに巻いたり、体に巻いて体温の低下を防ぐことができます。
紙皿に敷いておけば、何度も紙皿が使えたり、洗うことができない中でいろんな活用が出来ます。

〇保存食
長期保存が出来て美味しい保存食が増えてますね。
ご自身の好みのものを入れておき、期限をみて入れ替えましょう。

以上が最低でも入れておいていただきたい、防災リュックの中身です。
これ以外に、歯磨きセットなどを持っていると衛生的にも良いでしょう。
あとは持病がある方は薬を必ず入れてください。

この他にも入れておくべきものがありますので、それは改めてご紹介します。
今回ご紹介したものは百均などでも買えるものもあります。
いろいろ考えて、自分専用のリュックを作り上げてください。
何かあった時と考えず、明日あるかもで行動することが防災・減災に繋がります。


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