すたーてぃん!
我が家は、というよりも僕はこの春から随分と生活のリズムが変わった。
大仰に言えば僕を取り巻く環境が変わった、ということであり、それに伴って自由に使える時間や心の空きスペースが増えた。
僕にとってはとても心地の良い環境の変化である故に、もともと暇な時間が苦手な僕であるはずが、今回はそのことを堪能している節がある。
とはいうものの、そろそろ僕の何か新しいことを始めたい欲が小虫が体を這う如く駆け巡るような予感はある。
今のところ始めたい何かというものの具体的な候補は影も形もないのであるが、実は、何も始めない、というような自分を今まで体験したことが無いから、このまま何も始めなければそれはそれで新しい自分を始めているということになるのではないかという思いもある。
しかしそのために何も始めないことに固執するのは何の生産性もない意地っ張りにすぎないと思うから、おそらく何か良いアイデアが然るべきタイミングで降りてくるものであると信じている。
新しいことを始めると言えば、今年度から高校生になる息子が新しい部活動を始めることになった。使い古されたような表現をするなら、希望に満ち溢れた、のような雰囲気であろうか。何かきらきらとしたものを感じる。
家庭内の空気のようなものの新陳代謝が正常に活発に機能しているように思う。
何かが始まるために何かが終わっているのだろう。そうやって淀みが無くなっていく。
僕はそんな風にイメージできるような在り方が好きなのである。
毎朝、新しい一日が始まっていくのと同じく新しい一日を始めるような意識を持つことも人生に酸素を供給する一つの材料になるのかもしれないと、この記事を書きながら思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?