毒親育ち、HSPがトラウマを解消するために病院が実践しているカウンセリングとは??
恋愛していてもなぜか長続きしなかったり、仕事をしても空回りばかりしている・・。
“これって、もしかして発達障害??”
と悩む方も、少なくないかもしれません。
親の都合に振り回されたり、過保護に育てられてきたHSPや、親の離婚や再婚、虐待を受けてきた人たちは「愛着形成」が上手くいかなくて、自分に自信が持てなかったり、自分に価値を感じられなかったり、愛情というものを歪んだ形で認識することで人間関係を上手に築くことができません。
それゆえに、社会や人間関係に適応できず(適応障害ともいいます)「これって、発達障害だからなのかな?」と思ってしまうこともあります。
ただ発達障害と愛着障害(大人の発達障害)には明確な違いがあって、前者は子どものうちに問題が起こることが多く、後者は大人になってから明らかになるもの。
これが愛着障害(大人の発達障害)の場合、発達障害の対処法とはまた違った「愛着を再形成すること」「トラウマを解消すること」が課題でもあります。
単に「長所(特技)を伸ばすこと(ギフテッド教育)」が必要な訳ではなく、自分自身の過去の経験や今でも引きずり続けているネガティブな感情とも向き合っていく必要があるの。
そんな悩みを抱えているんだとしたら、発達障害ではなく愛着障害(大人の発達障害)によって悩まされているのかもしれません。
今回はそんな人たちに向けて、愛着障害とはどんなものなのか?愛着障害がなぜ簡単に克服できないのか?に併せて、毒親(隠れ毒親)から受けたトラウマを解消するために実際に行われているカウンセリングについてお伝えしていきたいなと思います。
今回の記事は今まで『生きづらさの原因はHSPだからだ』と思ってきた人にとってもビックリするような内容となっていますので、ご興味のある方はぜひ最後までご覧下さい^^
“人間不信”“無価値感”“自己肯定感の低さ”を生み出す「不安型愛着スタイル」の正体
毒親(隠れ毒親)の影響で起こった愛着障害の中にはいくつか種類があるのですが、その中でもメインとなるのは「不安型愛着スタイル」と呼ばれるもの。
こちらは比較的軽度の愛着障害になりますが、子どもの頃から親の言いなりになったり、親の感情や気分に振り回されて生きてきた人が多く、大人になってからその症状に悩まされる人や大人になった今でも積み重なった心の傷を癒やすことができずに日々生きづらさを感じている人は少なくありません。
一見、仲の良い家族でも、親が過保護だと愛着不安を生み出しやすく「常にかまってもらえないと不安」「自分のしたことを誰かに認めて欲しい」「自分の考えや意見に自信が持てない(人の意見に頼るようになる)」といったことが起こります(依存型愛着)。
そして男性に多いのが「人を信じることができない(人を信用していない)」「問題から目を逸らそうとする」「(人を頼れないため)何でも自己解決しようとする」というもの(回避型愛着)で、これは親の愛情表現にムラがあったり、兄弟間で平等に愛情が注がれなかったことで起こりやすかったりもします。
また依存型と回避型はHSP(繊細すぎる人)という気質を持ち合わせていることが多く、親が愛情を注いでいたつもりでも(繊細すぎるがゆえに)「顔色を伺いすぎたり」「親の本音まで感じ取ってしまったり」「親の些細な態度に敏感になってしまったり」して、愛情を正しく受け取ることができません。
他の兄弟(姉妹)には愛着不安が生じていなくて、HSPの自分ばかりが生きづらい思いをするのは、その人がHSPかどうかというのも大きく関係しているのです。
そして中には、親の虐待を受けてきたり、親の離婚や再婚を経験している人もいて、このように更に辛い経験をしてきた人は、依存型や回避型に加えて未解決型という特徴を持っていて物事を歪んだ形で認識することがあります。
未解決型は本来の愛情を知らないため「好きな人の気を引くために、あえて相手を傷つけるようなことを言ってみたり」「自分の身体を傷つけてでも愛情を求めたり」「暴力を振るうような人ばかりを求めてしまったり」します。
そして何度自分を傷つけても、自分が傷つくことに慣れてしまっているため、中々報われることがありません。
また人に優しくされたとしても「この優しさには裏があるはず」「同情されても何も嬉しくない」と誤認して、本来の愛情を受け取ることができないのも特徴。
未解決型が愛着障害を克服するためには、まずは過去のトラウマときちんと向き合い、心の傷を癒やしていくことが必要なのです。
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