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みんなで考えるライフとキャリア〜セプテーニにおける女性の働きやすさを考える〜 Septeni Conference運営者インタビュー

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
 
セプテーニグループでは、サステナビリティ活動の重点テーマのひとつに「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。

毎年5月には、D&Iに関するイベントを約1ヶ月にわたって集中的に実施する「ダイバーシティ月間」を開催していますが、グループ各社も自律的にD&I推進に取り組んでいます。
 
その一つがセプテーニ社にて開催された「みんなで考えるライフとキャリア〜セプテーニにおける女性の働きやすさを考える〜」という仕事と育児の両立に関するトークセッションです。このセッションは社内イベント「Septeni Conference 2023(※)」の中で、行われました。

※「Septeni Conference 2023」は、
「リモート環境下で、より見えづらくなった様々な人の 『裏』 に迫り、"かっこよく見える人の裏側の苦労や不安"や、"気になるキャリアを歩んだ方々のこれまでの歩み"を紐解いていく」というコンセプトのもと、セプテーニ社の「人」「文化」「キャリア」をテーマとする社内トークセッションイベント。
 
トークセッション「みんなで考えるライフとキャリア〜セプテーニにおける女性の働きやすさを考える〜」では、子育てをしながらキャリアを築いている社員4名が登壇し、仕事と家庭の両立に関するリアルなお話や、ライフスタイルや働き方についての考え方などについて語られました。

「Septeni Conference 2023」開催時の様子

今回のnoteでは、「Septeni Confernce 2023」を企画・運営した倉友さんと今原さん、およびMCとして登壇した平田さんに、イベント開催の背景や、女性の働き方をトークテーマに選んだ経緯、イベント後の社員の反応などについて伺いました。


平田さん
Septeni Japan クリエイティブ本部第三ディレクション部/経営企画本部人材開発部
2021年にSepteni Japanに中途入社。
2年間、クリエイティブディレクターとして主に金融商材のクリエイティブ制作に従事した後、チームの責任者としてマネジメントを経験。2023年4月より人材開発部との兼務となり、クリエイティブ本部内の育成領域も担当。

倉友さん
Septeni Japan 経営企画本部人材開発部
2015年にセプテーニに新卒で入社。
広告運用コンサルタントとして、ディスプレイ広告・SNS広告・検索広告の運用に5年半従事。コンサルタントとしてマネジメント経験を経た後、人材開発部を新設。
現在は、人材開発・ナレッジマネジメント・事業変革にまつわるイベントの企画等の責任者を務める。

今原さん
Septeni Japan 経営企画本部人材開発部
2019年に株式会社TowaStelaに新卒で入社。
約3年半、EC事業部にてECサイト運営や商品企画・販促業務に従事。
2022年11月にSepteni Japanに転籍し、
現在は新卒社員・トレーナー育成や、社内イベントの企画運営を担当。

ー 新たなイベント「Septeni Conference(以下セプカン)」を立ち上げた経緯、そしてその中で「女性のライフとキャリア」をトークテーマに設定した背景について教えてください。
 
今原さん)
セプテーニグループは1990年に創業してから30年以上がたちました。DM(ダイレクトメール)事業による基盤づくりを経て、2000年にインターネット広告事業を開始し、現在では電通グループとも資本業務提携・協業を行うなど、どんどんフェーズを拡大しています。
 
このように、時代や環境に合わせて会社の戦略を変えながら成長を続け、社員数もここ3年ほどで400名以上増えました。
 
その中で、社員構成の変化や電通協業の促進、リモートワークの常態化など、状況も変化してきています。
 
社員構成の変化の部分では、新卒だけでなく中途入社のメンバーも増加したこともあり、セプテーニの文化をあまり知らない人も増えてきました。また、リモートワークも浸透し、直接人と関わる機会が減りました。
 
このような変化があっても、若く才能あふれる人材が、挑戦し成長できる機会を増やしたいという思いがありました。多くの社員が改めて会社と人を知ることができる場を設けることで、「安定」と「不確実性」のバランスを取り、よりアントレプレナーシップあふれるチームに変容させるための機会にしたいと考えセプカンを開催しました。

倉友さん)
前述の変化を受け、会社としても個人としても、それぞれが持つストーリーが見えづらくなっているなと感じていました。
 
セプカンを通じて、そのストーリーを手触り感をもって伝え、社員のみなさんが普段接していない方のキャリアやワークスタイルを知ることで、こういう働き方もできるんだと気が付いたり、多様性の部分に触れる機会になればいいなと思いました。
 
お互いに理解できると、より連携を強化できたり、新しいシナジーが生まれることにも繋がります。
 
今回、セッションのテーマの一つとして「女性のライフとキャリア」を設定した理由としては、もちろん社会的な女性活躍推進の機運の高まりもありますが、社内のアンケート結果でも、将来に対するプライベートと仕事の両立に不安を感じている社員が多くいたこと、そして、実際に私も「育児をしながら働くイメージが持てない」などの相談をいただく場面が多くあったためです。
 
当社にとっても重要な問題だと感じ、取り上げることにしました。
 
また、本セッションでは、女性だけの視点ではなく、男性も一緒に「みんなで女性のライフとキャリアを考えていこう!」という思いから、「みんなで考えるライフとキャリア 〜セプテーニにおける女性の働きやすさを考える〜」というセッションタイトルのもと、セプテーニで働きながら育児をされている男性2名にもご登壇いただきました。

ー セッションの中で共有いただいたキャリアに関するアンケートでは「管理職・エキスパート職を目指している」方が全体で8割以上でしたね。一方昇進に対する不安は男女で少し差がありました。この結果について率直な感想を聞かせてください。

今原さん)
イメージしていた結果と大きな差はありませんでした。
私は今社会人5年目なのですが、仕事とプライベートの両立について、ライフステージを踏まえたうえで長期の具体的なキャリアプランを考えている同年代以下のメンバーはさほど多くはないと感じています。
 
男女の違いで見ても、女性は結婚や育児などのライフステージの変化を意識して、昇進に対し不安を抱えている方が多いのではと思ってたので、認識に相違はなかったと感じます。
 
平田さん)
私のチームメンバーにはちょうど4・5年目の女性メンバーが多く、キャリアに対する不安について同じような相談を聞いていたので、イメージしていた結果と同じです。
 
一方で管理職・エキスパート職を目指していると答えている人が約8割と、想像以上に多く、ポテンシャルが高いと思いました。
 
 
ー ありがとうございます。
当日、平田さんはMCもされていましたが、登壇者の話の中で印象的な内容があれば教えてください。
 
平田さん)
「やるべきことを責任を持ってやっていれば、もう少し柔軟性高く働いてもいいのではないか」という話があったのが印象に残っていますね。
 
これについては、大前提として「やるべきことをやっていれば」が大事なポイントだと感じました。
産休・育休から戻ってきた後、自身の働き方を最優先に考えるのではなくて、与えられた役割・責任を果たした上で自分らしい働き方を確立していくことが大事だと思いました。

ー 今回のトークセッションの視聴者の方からはどのような感想がありましたか?

今原さん)
若手メンバーからは、これまで育児は想像上の話でなかなか自分事化できなかったけれど、登壇者の皆さんが実体験をもとに話してくださったことで、自分もそうやればいいんだというヒントが多く得られたという感想が多かったです。例えば「今後のキャリアをパートナーと話すときにどのように相談をした」のような具体的なお話が響いたようです。

あとは既に子育てをされている世代の方からも、パートナーとの関係性構築やセプテーニの子育て支援制度に関する質問など、想定以上に反響をいただき驚きました。
 
平田さん)
セプテーニで子育てをしている方はお子さんがまだ保育園に通っている世代が多いので、「小学校に上がってからはどうなの?」という質問も多くいただきましたね。
  
ー 冒頭の話にもありましたが、リモートワーク中心で働く中で、誰に何歳くらいのお子さんがいるかもわかりづらくなっているので、この機会に質問が出たのかもしれませんね。
 
今原さん)
当初は若手メンバーに向けて育児をしながら働くイメージをもってもらいたいと実施したイベントでしたが、実際やってみて、子育て世代の方もお子さんが大きくなってからの働き方について興味が高かったというのは新たな発見でした。
 
 また、今回は「女性のライフとキャリア」というテーマでしたが、事前アンケートの中には、男性社員目線でのライフイベント・キャリアに関する見解も聞きたいという声もありました。そこで男性社員にも登壇していただいたんですが、コメントでも「このテーマは女性だけの視点で語られるべきものではないと思うので、両視点での話が聞けて良かった」という声があり、様々な層に届けることができて良かったなと思います。
 
倉友さん)
30歳前後の世代の方からは「目の前にある課題にドンピシャで真剣に聞き入ってしまった」という声を多数いただきました。自分事化できているからこそ不安が大きいという層でもあるので、分からないからこそ生まれる不安を具体化することでアンサーになったのかなと思います。

ー 育児を経験する前は「なにかわからないけど不安」というのはありますよね。その点、今回のイベントは登壇者の方が1日のタイムスケジュールを出して、こういうことが大変だ、だからこう工夫している、など赤裸々に話してくださったので、モヤモヤしていた部分が具体化されて、不安解消につながったのかもしれないですね。
最後にセプカン開催を通じての感想と、今後の展望を教えていただけますでしょうか?

平田さん)セッションの最後に代表の清水さんから「次回ここに何か要素をプラスするとしたら何にしますか」と質問され、咄嗟に「自分に影響を与えた人など、人を掛け合わせたらどうか」と回答したんですけど、今回のテーマにある「ライフ」も「キャリア」も1人では築けないものなので、そこに「影響を与えた人」を掛け合わせるのはおもしろそうかなと思います。

ー おもしろそうですね。また違った角度のお話が聞けそうです!
 
今原さん)
このイベントの目的の一つが「キャリアの選択肢を広げてもらう」でしたので、いろんな悩みの切り口にアプローチしたセッションを実施しました。

実際に参加者からも「登壇者のストーリーを知ることで自分のキャリアと照らし合わせて参考になる部分が見つかった」など、目的に対してポジティブな意見をいただけたので本当に良かったです。

今後も参加者に対して価値があるものを提供したいと思っています。また登壇者からも「自分自身のキャリアを振り返るきっかけになった」という感想を多くいただいたので、登壇者にとっても参加する価値が高い企画づくりができたらいいなと思っています。

倉友さん)
まだ始まったばっかりですが、このようなイベントは、続けていくからこそ価値があると思っていますし、こうしたイベントを続けられることこそがセプテーニのカルチャーのようになってくると理想的だと感じています。まだまだスポットを当てられてない切り口やお話を伺いたい方がたくさんいるので、これからもセプカンで語られる様々なストーリーを通して自分のキャリアについて少し考えたり、何かアクションを起こせたという人を増やしていけたらと思っています。

今回は、登壇者の方にお話しいただくパートが多い構成だったので、今後は視聴者も巻き込んでムーブメントを起こせるようなイベントにしていきたいです。公式イベントですが企画は攻め続けます!

ー 次回、より攻めた企画を楽しみにしています!ありがとうございました。

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