Colors of Your Entrepreneurship~キャリアストーリーから紐解くそれぞれのアントレプレナーシップ~ #9 FLINTERS BASE 金渕 桐呼
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」をミッションに掲げています。アントレプレナーシップという言葉の解釈は各自に委ねられていますが、社内でもよく語られる解釈の1つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭で掲げる「新しい時代をつくる人」であり、セプテーニグループの強みの源泉となっています。
だからこそセプテーニグループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれのかたちのアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態。すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。
このnoteでは、セプテーニグループの各社において、ひとりひとりがどのような思いを持って、どのようなアントレプレナーシップを発揮して働いているのか、社員個人に焦点を当ててご紹介します。
今回は、株式会社FLINTERS BASE 金渕 桐呼さんにお話をお伺いしました。
入社前から教育やマネジメントに興味を持ちつつも、学生時代の経験からエンジニアとしてキャリアをスタートされた金渕さん。「やりたい」と思うことへの挑戦や周りへの発信が環境の変化に繋がったと言います。現在社内外のエンジニア教育に携わる金渕さんの、仕事をするうえで大切にしていることや、今後チャレンジしたいことなどをぜひご覧ください!
ー現在の業務内容を教えてください。
株式会社FLINTERS BASEの開発本部開発部で、データエンジニア派遣事業のマネージャーをしています。また、教育本部教育部カスタマーサクセス課のマネージャーと、社内外の教育事業の講師もやっています。
入社当時はFLINTERSでエンジニアをしていましたが、直近3年間はFLINTERS BASEに在籍し、現在は開発部と教育部に所属しています。開発部ではエンジニアの方のマネジメントを行っており、教育事業では、社内外の新卒者や開発チームを立ち上げたい部署の方など、主にエンジニア未経験の方を対象とした研修の講師をつとめています。
ITの世界に進みたい!行動力で夢をつかみとる
ー学生時代にはどんな経験をされてきましたか。
地元青森の八戸高専電気情報工学コースで、プログラミングや制御工学を学んでいました。周りには電気工学寄りの研究をしている学生が多かったのですが、私は「将来は絶対にIT系の道に進みたい」との思いから、情報系の研究をしていましたね。
卒業研究では地元の方と連携し、X(旧 Twitter)の地域周辺での投稿内容をもとに、地域トレンドや課題を発見をするための可視化システムを構築しました。学生時代を振り返ってみると、入社してからメインで触っているデータエンジニアリングに近い分野の研究をしていたなと思います。
子どもの頃からパソコンが好きで、プログラミングも少ししていました。八戸高専に進学したのは、中学生のときにプログラミング系・ロボット工学系に進みたい思いがあったからです。
ーセプテーニグループで働くことを選んだ理由を教えてください。
将来性のある分野で働きたいと考え、私の専攻との相性を考えて当初からネット広告業界を志望していました。多くの人が目にするサービスやシステムの分野に携わりたいと思っていたんです。サービスの形態に関わらず、いろんな業界に触れることができる広告のおもしろさも魅力でした。
就活を始めた当時は新型コロナウイルス感染症のパンデミック前だったこともあり、多くの企業で東京のオフィスへの往訪が必要でした。そんな中、セプテーニグループはオンラインでの面接が可能で、エンジニアのスキルチェックも全てオンラインで完結したことに感動しました。
また、内々定後も細かな連絡に丁寧に返してくださるなど、温かい社風を感じたことも、入社の決め手の1つです。
ー入社後、エンジニアから職種転換されていますが、どのような経緯だったのですか?
エンジニアリングも好きでしたが、入社前から、データ分析の知識を別の分野で活かした仕事もやってみたいと考えていたんです。もともと人と話すのが好きだったこともあり、マネジメントや教育に関わりたいと考えていました。入社時の研修で「私も将来は研修の業務をやりたい」と周囲の人に話していました。最初の配属先でも、データのドキュメントの整理や、依頼や問い合わせへの対応業務に「やりたい」と積極的に手を挙げるようにしていたんです。
そのうち、社内でエンジニアを育てるための資料作成を担当するようになり、そこからFLINTERS BASE準備室に異動となりました。時間はかかりましたが、私自身が「やりたい」と発信したことが今の担当分野に繋がってきていると感じます。
そのため、新卒の方にも「社内の業務でやりたい分野があったら、周りの人にどんどん言葉で伝えるといいよ」とアドバイスしています。
ーこれまでのキャリア(人生)を振り返り、一番のターニングポイントはどこですか?
まさに今ですね。FLINTERS BASE発足に伴って出向し、任せてもらえる仕事の幅も量も大きくなりました。エンジニアリングの延長からマネジメントや組織の話に移行して、ガラッと仕事内容が変わったんですよね。今は、組織のルールづくりや事業の企画段階から構想を練る仕事にも携わっています。新事業の立ち上げにも関わるようになりました。
日々どうしたらいいのかを考え、試行錯誤しながら勉強しているところで、仕事に対する考え方から変えなければいけないフェーズになっています。責任も大きくなり、仕事に向き合う自分の姿勢は変わったなと感じます。
得意分野をもつメンバーと共に効率的な仕組みを作り、社会に貢献したい
ー仕事をするうえで大事にしていること、意識していることは何ですか。
一つ目は結果を出すこと、二つ目はできるだけ頭を使うポイントを絞ることです。
「結果を出すこと」は、「良い結果を出す」という意味ではなく、「ちゃんと終わらせる」という意味です。結果が出れば、それが良くても悪くても次に活かせると考えているからです。失敗したときは報告したり、まとめたりして解決策を考えることを大切にしていますね。
また、関わる業務が増えた今、自分が考える範囲を絞るべきだなと感じています。マネージャーになって関わる業務が増えましたが、もともと1つのことをやり始めると、集中してしまうタイプなので、自分が考えるべきポイントを絞って、メンバーにどんどん任せていくことも必要だと考えています。具体的には、エンジニアリングで培ったデータやインフラなどの専門性の必要な分野や、仕組み化できる部分の仕組みづくりといった部分は私が担当し、メンバーに任せられるところはそれぞれの得意分野に合わせて協力を仰ぎ、助け合うことで効率的に業務を進められるようにしています。
ー今の仕事がどのように社会に役立っていると思いますか。
IT人材が不足している今、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせようと決意した方のスタートダッシュをお手伝いすることが、社会貢献になっているのではないかと思っています。派遣事業・教育事業の両面で、社会全体のITリテラシーやIT人口の増強に役立っていれば良いなと思います。
人に教えることは好きなので、エンジニアとして活動し始めた方々から「エンジニアの仕事が楽しい」と聞くと嬉しいですね。私たちがお伝えした内容がエンジニアの仕事に活かされ、クライアント企業に価値を提供できる、という良い循環を生み出していきたいです。
リスクをおそれず、挑戦を続けるのがアントレプレナーシップ
ー今後どのようなことにチャレンジしたいですか?
いろんなことにチャレンジしている最中ではありますが、今の業務の延長として、エンジニアが働きやすい社内の仕組みを整えること、後輩社員を指導する人材育成に興味を持っています。今よりもセプテーニグループでエンジニアになりたいと志望する方が増え、社会全体のエンジニア総数も増えていくとステキだなと思います。
ただ、今は自分のできること・すべきことに迷いがあるのが正直なところです。入社以来、選択肢を与えていただいた環境でしたが、どういう方向に振り切って、何をすべきかを常に考えています。
そのために、今はできそうなこと・やってみたいことを全部やるようにしています。やりたいことを実現するために、経験値をアップする時期と捉えて大切に過ごしたいですね。
ー「あなたにとってのアントレプレナーシップ」とはなんですか。
失敗を恐れないこと・リスクをとることだと思います。
今までの私は、あらゆる可能性を考えて、その中で一番安全でコストが低いものを選択する傾向がありました。そのため、リスクへの対応手段がない場合は「やらない」という選択をしてきました。
ですが、今はチャレンジすることも大事だと思っています。入社して接した経営層の方々は、「迷ったときは変化の大きい方を選択する」という考え方を持っていました。
変化(=リターン)を取りに行く戦略を考えられる人や努力できる人は、アントレプレナーシップがある人だと思います。
私も、様々な検討を重ねた上で、決断に迷ったときは、少々リスクがあってもリターンの大きい方を選択するようにしています。そしてそれを乗り越えたときに得られる達成感と結果が、より自分を強くしてくれると考えています。
ー金渕さん、ありがとうございました!
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