見出し画像

アルムナイと共創する「新しい時代をつくる人が育つ場」

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。

セプテーニグループでは、2022年10月に理念体系を改定、約20年ぶりにビジョンを一新し、バリューを新設しました。

セプテーニグループでは、個人の理念や指針などの大切にする想いとグループの理念との関連性が高まることで、ひとりひとりの自分らしいアントレプレナーシップの発揮につながり、その結果グループが持続的に成長することを目指しています。

そこで2023年にはグループ社員ひとりひとりが新ビジョンと向き合い、個人の想いとグループ理念との重なりを見つける機会として、レゴ® シリアスプレイ®という手法を通じ、「新ビジョンイラストの続きをレゴ®で創造するワークショップ」を実施しました。

今回のnoteでは、社員向けに実施したワークショップの番外編としてセプテーニグループのアルムナイ※向けに実施したワークショップの終了後に、新ビジョンとご自身の重なりや、いまの生活とセプテーニグループの理念とのつながりなどを伺いました。ぜひご覧ください!

※アルムナイ
会社を退職したOB/OG。セプテーニグループではアルムナイネットワークを通じて、キャリア開発サービスを提供するほか、グループ情報や業務委託・業務提携に関する情報の共有を行い、ビジネス面におけるパートナーシップも築いています。

吉富さん (写真:左)
2007年セプテーニに新卒入社。株式会社マッキャンエリクソンを経て株式会社newseamを立ち上げ代表取締役に就任 。クリエイティブパートナーとして企業の新規事業部の方々と共にプロダクト、サービス開発をクリエイティブ面から 0→1→10までを一気通貫でサポート。

神志那さん (写真:左から二番目)
2006年セプテーニに新卒入社。現在はHR系のIT企業にて、人財や組織を通じて事業に貢献することを目的に、採用や採用ブランディングを担当。

高橋さん (写真:右から三番目)
2009年セプテーニに新卒入社。VASILY、ディー・エヌ・エーを経て2018年に株式会社wwwaapを立ち上げ代表取締役COOに就任。株式会社クオンとの経営統合により2022年株式会社Minto取締役 COOに就任。Mintoのミッションは「技術革新や価値観の変容から生まれる新たな機会を通じ、クリエイターと共に、世の中に面白さとインスピレーションをもたらすこと」

上河原さん (写真:右から二番目)
2005年セプテーニに新卒入社。2019年株式会社イングリウッドに取締役兼CHROとして参画。現在は当社執行役員CAO兼アライアンス戦略室長として、外部パートナーの新規開拓や業務提携の企画を担当。株式会社イングリウッドのビジョンは「OMO(Online Merges with Offline)により商品とユーザーの関係をデジタルで滑らかにする」

加来さん (写真:右)
2006年セプテーニ新卒入社。2018年にグループ会社としてサインコサインを設立。「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す」を信念に掲げ、企業理念・個人理念などの共創事業を手掛ける。セプテーニグループ全体のコーポレートブランディングを推進するコーポレートデザイン室、グループ新規事業創出を支援するセプテーニ・インキュベート取締役も兼務。レゴ® シリアスプレイ®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータであり、本ワークショップを主導。

ー 本日はお集まりいただきありがとうございました!ワークショップはいかがでしたか?

上河原さん:
レゴを使ったワークショップは初体験でした。意識的に考えてやっていることも、無意識でやっていることも、どちらも表れた気がして新鮮な気持ちです。人を大切にすることや温かみなど、セプテーニグループだから感じられるものを再理解できましたし、自分がここで育ってきたこと、そして今の自分につながっていることを再認識できました。

神志那さん:
概念や考えを形にしていく仕事をすることが多いのですが、形から入るやり方も楽しいですね。みなさんが違う切り口で作品を作り上げていたのもおもしろかった一方で、根っこの部分が近いことが表れている気がして興味深いです。

吉富さん:
正直なところ、改訂前のビジョンもいまのビジョンも注目してなかったんです。こんな感じだったんだ、いまこうなんだと、はじめての気持ちで受け取りました。その中で、自分はあんまりセプテーニっぽさがないと思っていたけど、やっぱりあるんだなと10年ぶりに気づいて「ああ、そうか」とゾワゾワしました。

▲ワークショップでは加来さんのファシリテーションのもと、
「普段どんな仕事をしているのか」レゴを使って自己紹介をした後に、
「ビジョンが実現した世界のセプテーニグループとあなた」をレゴで表現しました

高橋さん:
これと同じワークショップ(LEGO® SERIOUS PLAY®)を過去に自分の会社でも実施しましたが、アウトプットがかなり異なっていて驚いています。こんなに人間が登場しなかったですね。家族や子ども、仲間を含めて人を表現するのがセプテーニっぽいと思いました。僕はセプテーニイズムが強いと自負しています。いまだに当時の行動規範も含めて企業理念をすべて言えるくらい。ワークをしていて思ったのが、自分が小さなセプテーニを作っているということ。実際に似た制度を作ったりもしています。「なめらか」という言葉も良かったのでどこかで使いたいですね(笑)。

ー 企業理念はすべて言えるとのことでしたが、いまも思い出すものはありますか?

高橋さん:
墓に刻もうと思っているくらいのものがあって、「迷ったら変化の大きい方を選ぶ」です。

全員:
あー!

神志那さん:
これはみんな覚えてると思う!

高橋さん:
これは僕、子どもにも伝えてますね。意思決定で迷うとき、たとえば野球チームに入るか入らないかってなったときに、いちばん変わる方を選ぼうと伝えています。それって実は僕のキャリアとまったく一緒なんですよね。たぶんセプテーニが意図していないイズムを僕が勝手に拡大解釈して好きになっちゃってる(笑)。ある意味狙いどおりですよね。

▲「迷ったら変化の大きい方を選ぶ」はセプテーニ社の行動規範でした。
2010年頃に配付されていたカード

神志那さん:
私も「迷ったら変化の大きい方を選ぶ」がいちばん印象に残っています。あとは楽しくおもしろく、みたいな考え方があるじゃないですか。すごく良かったなと思いますね。私がいまいる会社ってセプテーニグループと年齢層はあまり変わらないんですけど、マインド的に落ち着いているんです。それはいいことではあるんですけど、楽しくおもしろくやろうよ、というのは楽しかったなと。なんとなく存在していたものだったけれど、あらためて良い雰囲気の元になっているものだったんだろうなって思います。経営層がそういう意識が高かったのが大きかったのかもしれませんね。「明るくシンプルに」とかもそうですよね。

ー ありがとうございます。「明るくシンプルに」というビジョンのフレーズが出ましたが、現ビジョンについて、みなさんの生活や仕事との重なりはありそうですか?

高橋さん:
いま僕は、セプテーニ出身のメンバーと一緒に会社を経営していますが、おもしろく、普通じゃない仕事の仕方をしたほうが会話も生まれるし、仲間意識も生まれるのでそこをすごく大事にしている感覚はありますね。すごくハードな交渉とか、かなりシビアな局面とか、その場をどうやって楽しんで乗り切れるかみたいなところをコンピタンスとして持っていると思います。

神志那さん:
仕事との重なりより、自分自身との重なりの方があるかもしれません。経験を重ねてきて、「明るくシンプル」な世界とか、「人が育つ場」を作りたい、みんなが通りやすいものを作ってあげたいと思うようになりました。

吉富さん:
みなさんの話を聞いていて「迷ったら変化の大きい方を選ぶ」「楽しくおもしろく」は、セプテーニの理念や考え方だったんだって思いました。どこかで聞いたことあるなと思ってたんですよ。思い返すと最初に転職したときも、10年いた前の会社を辞めて自分の会社を始めたときも、自分が楽しそう、おもしろそうだなと思う方を選んでる。全然セプテーニの理念は意識していなかったとさっきまで思ってたけど、実は自分の中にもあったんだって気付きました。

上河原さん:
「新しい時代をつくる人が育つ場となる」について、いま役員として会社を経営したり組織をマネジメントするときに、いかに経営メンバーだけではなくて、社員の方々がいろんな個性をもって自分らしく過ごしてもらえるか、人が育つ場を大きくしていけるか、という思考でやっています。新ビジョンのフレーズは初めて見たものですが、結局過去に経験したことからしかアウトプットは出ないので、自分が社員や新卒の方に伝えるとき、セプテーニグループで当時見聞きしたようなことを言っていたり、世界観を創ろうとしているんだなって感じましたね。

あと「批判より提案、君はどうしたい」もふとした瞬間に言ってる気がします。まるで自分がつくったかのように(笑)。

ー 「批判より提案~」もセプテーニ社の行動規範でした。セプテーニグループの理念や考え方が想像以上にみなさんの血肉になっていたようですね。さて最後に、みなさんのこれからの野望や展望、セプテーニグループとの関わり方の希望のようなものはありますか?

上河原さん:
卒業してからずっと思っているのは、卒業したからこそ活躍することが一番の恩返しだということ。いろんな形があると思いますが、セプテーニグループが「人が育つ場」になるかは出た人たちがどう活躍するか、活躍し続けて元気でいられるかどうかだと考えています。

一方で自分も自分の会社で新卒採用をしていて、まさに自分たちみたいな人を輩出していく側になったときに、とてつもない大変なことをやってきた会社にいたんだなと感じます。同じような、もしくはそれを超えるような世界観を創るってすごいハードル高いなと。でもそれに挑まないといけないなと感じてます。

吉富さん:
僕はセプテーニグループみたいに自分の会社を大きくしようとは思っていないんです。僕が働きやすい世界をつくりたい。でも僕だけじゃどうしようもないこと、大きい会社にしかできないことっていっぱいあって。そこをみなさんと一緒にやっていきたい。

僕は「僕が」世の中を変えたいとかまったく思ってないんで、みんなが変えてくれるのを僕がちょっと手伝うくらいでやっていきたいんです。吉富さんの出してくれたこれがいい感じでしたっていうのを糧に楽しく生きていきたい。みんながいないとやっていけないんでよろしくお願いします(笑)。

神志那さん:
野望とは少し違うかもしれませんが、いいことをしたい。ここからは自分が変わっていけることをどれだけやれるかが大事だと思うんです。それをやっていかないと、いいことをやっているつもりでも全然よくないことになることもあるだろうなと思います。アンラーニングじゃないですけど、自分を変えていくことを柔軟にできる状態でありたいなと思います。

それからセプテーニグループの人やアルムナイの人とはいまもいろんな場面で会っていますが、これからもオンオフともに長くご一緒いただきたいです(笑)。

高橋さん:
僕の会社もセプテーニグループも、目指している世界は一緒だと思っています。幸せにしたい人たちの表情とか、思い浮かぶのはすごく共通すると思う。

僕はセプテーニグループに育ててもらった感覚がすごく強いんです。当時の上司がいまだに夢にでてくるんですけど、どうやったら恩を返せるかずっと考えてます。短期的にできることは、協業によってセプテーニグループと新たな強みを創出すること、セプテーニ・ホールディングスには出資してもらっているのでしっかり企業価値を上げて貢献すること。特に協業は小さくてもいいので実績を積み重ねていきたいと思っています。

中長期ではもっとスケールの大きいことにチャレンジしたいです。神山まるごと高専のスカラーシップパートナー参画のプレスリリースをみて、セプテーニっぽくてすごくいいなと思ったんですよね。ああいう取り組みができるのはセプテーニグループの良さだと思います。僕なりの形でセプテーニイズムを継承していつか実現したいと思います。

ー みなさんありがとうございました!

セプテーニグループはビジョンの一文節目に「新しい時代をつくる人が育つ場となる」を掲げています。あえて「企業」ではなく「場」という言葉が使われているのは、アルムナイや神山まるごと高専の奨学生たちなど、企業の枠組みを超えて、共鳴してくださる人との共創を目指していることも理由の一つです。

セプテーニグループは今後も、ビジョンに共感いただける方の輪を広げ、ともに「新しい時代をつくる人が育つ場となる」の実現を目指してまいります。