「20代のうちにやったほうがいいこと」は、他の年代ではやれないのか？

こんにちは。作曲家・鍵盤弾きの望月ヒカリです。フリーランスで活動をしています。プライベートでは3児の母です。

おととい、noteのサークル内のzoom会があったのですが、

昨日のZOOM会、「劇伴作家のアシスタントの話」「広告仕事はやった方がいい、ただし相当大変ですよ」「20代のうちにやったことがいいこと」「選曲さんが使いやすい音楽の作り方」「○○○○のつくる曲はゴーストライターじゃないか？どう思う？」ほか。https://t.co/TN4y1vgrji

— スキャットさん (サブ垢) (@cutecool_kikaku) July 28, 2020

その中で、タイトルにあるように「20代のうちにやった方がいいこと」をメンバーにアドバイスする、っていう時間がありました。自分もついこの間まで20代だったような気がしていましたが、「ついこの間」という、実に使い勝手のいいイメージだけで数年を動かしてしまう、魔法の言葉によって勘違いしていたところでした（笑）

◆10代も10代で同じ頃ようなこと言われた

そもそも学生時代は学生時代で「10代のうちにあれやっておいた方がいいよ！」って、部活のOB、OGや、バイト先の社員さんやパートさん、学校の先生から言われたんですよね。でも、どちらかというと「20代になったらやりたいこと」の方が多すぎて、その意見は参考になるところだけ、うんうんと聞いて、スルーしていました。今となっては、10代のうちにいちばんやりたかったことは、、、「制服デート」ですね（笑）中学は部活部活で、デートに行く暇もなかったし、高校の頃も大学生とお付き合いしていたから、それが出来なかったし。ってチャラいな（笑）

他のことは、、、やりたかったバイトもしたし、海外にも行（かせてもら）ったし、自転車でどこまで行けるかひたすら進む、、っていうのもやったし、旅行も結構しました。親と離れて暮らすのもした（中3の1年間、家族と離れて祖父母の家に居候してました。家族→横浜、祖父母→名古屋）ので、なかなか色々と経験できたような気がします。あ、いま10代の子に言うのであれば「バカやったり、無茶したりができるのは10代の特権」だと思います。もしかしたら男性の場合は20代前半の方が体力があるかも知れないけれど、無敵感は高校生〜19歳の方が感じられた気がします。

◆20代のうちにやっておいた方がいいこと

昨日の会の中では、クリエイターが多いのもあって「多作」とか「事務所に応募」とかそういったワードも出てきたり。色々な人と出会うのも大事、っていうアドバイスもありましたね。あとは、運転免許とか、資格もいいですよね。「英語」っていう意見もありましたね。私も英語を習おうと思って早数年…今年こそ始めようと、申し込み先まで決まった矢先のコロナ、、、で、また出鼻をくじかれた感じです。覚える系のことは、早い方がいいのは、なんとなくある気がします。脳と体の分離が器用に行くうちに！

そんな中、私が真っ先に思いついたのが「お酒の席で、自分の酒量の限界を知る」と「たくさん失敗をする！」だったんです。現場の叩き上げ感、丸出しですね（笑）でも一口に20代っていっても前半、中盤、後半、でだいぶ違ってきますね。20代前半（20-22歳）くらいまでは、まだどこか「10代に毛が生えた」くらいに思われることも多く、こちらとしても「20代です」っていう割に、大人としての責任が取れるか？と聞かれれば甘かったりもして、ちょっとしたズルさ、もあったり。私はプロ（メジャー仕事）デビューが22歳でしたが、完全にイキっていたと思います（苦笑）

◆20代前半の武器

周りからどう見られていたか、というと、一番言われたのは間違いなく「若いねー！」です。とにかく年齢のことを一番最初に言われました。「若いのにうまいね！」「若いのに昔の曲とか、渋い曲よく知っているね」「若いのにお酒強いね！」「若いのに落ち着いているね」などなど。「若いのに。」「のに」がつくと、ぐちが出る。by相田みつを、ですね。完全にそれ無しで評価されない、みたいなのが、当時は嫌だったりもしたんですが、、今思えば、若さは武器ですね。若いっていうだけで価値。どの業界でも少なからずあるんやないかな？って思います。私は当時、自分が言われて嫌だったので、20代前半の子たちには「若いのに〇〇だね」っていう言い方はしないようにしているんですが、何にも代え難い武器だなと心から思いますね。思わず2回言っちゃうくらい。

◆20代中盤になると

それが、23-26歳くらいになってくると、あんまり若いだけじゃダメなんだな？っていうのが出てきて、個性を出して行かなきゃな、っていうのを感じるようになりました。あとは、上や下の世代を見られる年齢になったこともあってか、なんとなく、それまでと同じことをやっているだけではダメそうだぞ？というのが見えてきて、この歳くらいからDAW（DTM）をはじめてみたり、歌手のサポートもとりあえず、それまでは来たものは全部引き受けていたけれど、自分じゃなくてもいいのでは？と思うものは、お断りしたり、違う人にお願いしたりを始めたのがこの頃でした。女性ならでは、のことでいえば「結婚」や「出産」がチラついて来たり、周りから言われたりするのもこの頃ですね。身体のケアをし出したのもこの頃でした。肌や内臓に気を使うようになったおかげで、今も実年齢よりは若く見られます（大事）

◆20代後半に出て来た謎の焦り

27-29歳は、仕事とプライベートのせめぎ合いでした。