うつ病完治への道(9)〜民間療法(カウンセリング)〜
神経内科に通っても「治らない」ことに気付き始めた僕は、次に民間療法へとその糸口を探そうとし始めます。
神経内科に通い始めた時に、会社には残業と出張禁止されている旨を伝え、上司からは産業医のカウンセリングを受けてみてはどうかと勧められていました。
神経内科で話を聞いてもらえないことに不満が募っていたこと、産業医は無料と言うこともあり、受けることにしました。
カウンセリングの印象をざっくり言えば、「ふんふん、そうだね」と相づちを打って話を聞いてもらえる程度でした。
それでも僕の話に細くメモを取ってくれていたので「聞いてくれているんだな」という感覚はありました。
一方で、こうすればよい、このように考えた方が良いと、積極的なアドバイスを貰った記憶はありません。
僕が「散歩をすれば少し気分がよくなった」と言えば、「そうだったの、それは良かったね!」と強調する場面はあったように思います。
カウンセラーからはあえて何も言わず、あくまでも解決の糸口を見つけるのは僕自身であり、カウンセラーは僕の会話から相槌や笑顔で反応し、正しい方向へと導いていくような感じでした。
カウンセリングを受ければ的確なアドバイスを受けることが出来て良くなるのではと、当初期待したものではありませんでした。
1年ぐらいは毎週通ったと思います。
うつ病が治ったと同時にやめました。
僕自身が出口を模索していく上で、道筋をつけてくれた効果はあったかなと思いますね。
速効性はないものの、これはこれで通うのが楽しみになっていました。
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