うつ病完治への道(13)〜民間療法(森田療法)〜
思いつくこと何でもやりました(笑)
ある意味「なんでもやってみる」姿勢が、回復への道筋を探っていく上で重要だったように思います。
色々試した結果から、その中で最も効果のあったものだけを実行すれば回復するというものではなく、失敗も含めたひとつひとつのチャレンジが回復の過程そのものであったようにも思います。
それが、この森田療法そのものなのかも知れません。
さて、森田療法ですが、実際に施術を受けたのではなく、愛好家のサークルに参加しただけでした。
サークルが始まると病歴など自己紹介して、それぞれの体験談などを話し合います。
「やっぱり森田!」と盛り上がっていたことを思い出します。
森田療法は大変優れた治療法であると思うのですが、当時はそれに気づかず、単に雑談してるだけのサークルだなと思い2、3回通ってやめてしまいました。
ただ、僕が完治に至った根底には無意識に森田療法の流れが汲まれていたように思います。
そうでなければ、完治はありえなかったと言っても過言ではありません。
例えれば、うつ病はパンクした自転車のようなもの。
パンクした自転車には乗りません。
パンクしてるから乗らないし、乗りたくもありません。
なぜ自転車に乗らないのか?と尋ねらると「パンクした自転車なんて乗れないだろ!」と反論するでしょう。
恐らくですが、森田療法はパンクした自転車でも、漕ぎ初めのペダルは大変重たいですが、とりあえず漕いでみるのです。
最初は自転車のアチコチからギーギー音も出るでしょう。壊れるんじゃないかと恐くもなって来ます。それを否定も肯定もせず、ただあるがまま、自然な気持ちで漕ぎ続けます。
それでも「パンクを無視し続けて」漕ぎ続けていると、いつの間にかパンクが直っていて、音も止み、スピードも出るようになってくるんです。
もしかすると心の問題においては、パンクしてると思い込んでいたのは、自分自身の内面的な問題だけなのかも知れません。
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