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なぜ僕は起業したいのか

「一度きりの人生、好奇心をフル活用し、自分で決めきり、良い人間になる」

僕は現在独立開業を考えている。
生き方や仕事について学んで解像度が上がっていくごとに独立が楽しそうで大変そうかもよくわかってくる。
僕は今の会社の社長に入社前の面接の時から将来的に独立願望があることを伝えていた。
そろそろ独立が現実味を帯びてきたところで自分がなぜ独立したいのか言語化しておきたいと思う。

シンプルに好奇心

せっかくの一度きりの人生、自分の好きであったり自分の世界観を全面に出した場所をつくりたい。
それは考え方によってはマイホームでも可能なことなのかもしれないけど、僕は家以外で自分の場所、空間をつくってそこに誰かが共鳴してくれて必要としてくれるような場所をつくりたい。
自分で自分の職場をつくりたい。
自分で自分の人生に関わる大切な人が集まる場所をつくりたい、
という好奇心。

僕が美容師という仕事を約10年前に選んだ理由の1つとして学生ながら美容師で独立して自分のお店を持つ、というのがイメージしやすかったから。

今は色んな働き方があってパソコン一台で起業とかもあるけど当時の単細胞な自分にはそんな起業や独立はイメージができなかった。
美容院を出す、レストランを出す、塾を出す、というようなわかりやすい「場」をつくる独立しか具体的にイメージがつかなかった。

オフィスを構える、というのはドラマとかで見るイメージでかっこいいなとは思っていたけど何の仕事をしているのかはよくわからなかった。

僕は大学生時代は遊んでばかりで将来についてきちんと考えていなかった。
何となくその時の就活の流れに乗れば何となくええ感じの社会人になって結婚とか子供にも恵まれて何となくええ感じの車も買って何となくええ感じの家に住んで歳を重ねて、、、そういうイメージだった。

そんな軸のない就活で就職先を決めて来年の4月から社会人になり働くことが現実的になってくると急にその妄想していた何となくええ感じで終わっていくであろう人生に冷めた。

そこで自分のその時の最高に小さい脳みそで「ワクワクすることはなんやろう」、と好奇心を掘り起こして美容師を選んでここまできた。

この業界に入ってもそのオーナーさん本人に聞いていないから真相はわからないけど何となく独立してる人って多いと思う。
ある程度歳も取って、職場の待遇にも慣れてきてそろそろ自分のお店出してみよか、ってなってテナント探して周りと同じくらいの価格とメニューで出して来てくれたお客様にまたリピートしてもらえるように精一杯頑張る。っていうのが多いと思う。
別にこれは全然悪いことじゃなくて至極当然な流れやと思う。

僕もはたから見ればアシスタントしてスタイリストになって店長経験積んで、、、同じ流れではあるけど何となくには流れないようにしたいし、せっかく沢山本も読んで勉強もしたから好奇心に従って自分も未来のお客様にも満足してもらえる自分ならではのものと場をつくりたいなって思う。

何となくフワフワ進んでしまってないかに敏感になって、そうなってしまってる時は立ち止まって好奇心に耳を傾けたいと思う。

自分で人生のハンドルを握る

これは性格的なもので、人から何かをやらされたり決められたりコントロールされることがそもそも嫌い。

単純に自分でサービスをつくって、価格を設定して、働く時間も決めて、一緒に働く仲間も決めたい。

自分の技術を自分で仮に1万円と設定してお客様が来なかったら9000円や8000円に下げれば良い。
10時から17時まで働いててもっと頑張りたかったら8時から20時までやれば良い。
自分が未来の仲間の為にと思って採用の設計を考えて誰も来なかったら設計し直してやり方も変えれば良い。

一度きりの人生、誰かが面白いとか楽しんでくれたり喜んでくれると思うことに真正面からぶつかってみたい。

今僕は自分で決めた奥さんと毎日自分達で選んだ家と場所で一緒に暮らし、自分達で選んだ服と車で出かけて、お金の使い方も自分で決めている。
自分で、もしくは大切な人をひっくるめた自分達で「決める」って最高!!

その分自分で決めることには自分で責任を取らないといけない。
そういうリスク管理も含めて自分で考えて決めるということと向き合いたいし、今自分で決めれていないことの幅をどんどん広げていきたい。

その手段の1つが独立である。

でもこれは価値観は人それぞれなのでもちろん何事も自分で決めることの方が苦痛な人もいる。

僕は家事は基本奥さんに任せているし苦手分野。
晩御飯のメニューはたまにリクエストするくらいが丁度いいし、一日のどこで洗濯物をして掃除機をかけて、とかは自分で決めたくないしむしろ今のように全部奥さんに任せてしまいたい。
中には僕とは逆で明日着ていく服は自分ではなく誰かに決めてもらって毎食の献立は自分で決めて自分で家事をこなす方が楽な人もいる。

こういうプライベートなことは自分のやり方やパートナーとの話し合い次第で各々の自分で決める範囲を決めることはできるかなと思う。

でも仕事に関してはもっとたくさんの人が関わっている分、自分で決める範囲は基本的に狭まる。

僕は今会社が決めてくれていることの色んな部分に自分だったらこうするかな~、という仮説がいくつかある。
でもこればっかりは僕の一存で明日から動くわけではないし、難しい部分が多い。
これもプライベートと同様、会社に大体の給料や勤務体系を決めてもらったり年末調整で税金や社会保険まわりもお任せしたい人もいると思う。

僕は今できていない自分で考えて決めることにチャレンジしてみたいし、独立をすることでうまくいくかいかないかは置いといて、独立という手段で決められる幅を増やしていきたい。

経済的に豊かになるため

僕は今の美容師以外にも興味のある仕事がいくつかあってチャレンジしてみたい。
将来の理想のお店や場づくりをしてみたい。
家族でもっと色んな場所に行きたいし色んな経験をしたい。
美味しいものも食べたい。
子どもがもっと大きくなって何かりたいことができたら応援したい。

それにはお金が必要。
物事の選択肢を増やす為にお金は必要だと思っている。

夢を叶えてこれからどんどん選択肢を増やしていくのに必要なお金や時間は今の僕の雇われの立場だと難しい。

独立を選んだ方が経済的な選択肢の幅は広がる。
その分リスクもあるが。

あとはこれは感情論になるけど独立をしていただくお金と、
会社に属していて会社からいただく給与のお金だと、
独立をしていただくお金の方が何か本当に誰かや社会の役に立ったというリアル感がある気がする。
自分の売上や社内での貢献というものが会社に一旦入り、自分を評価してくれて給与としてはじき出されていただくお金もありがたいけど臨場感には欠ける。

独立後の売上と会社員の給与としてのお金が同額だとしたら前者のほうがジーンとくるものがありそう。

そのジーンにしっかり感謝したいのとまた味わいたいという気持ちが普段の自分の過ごし方を良くし、自分磨きを怠らないきっかけによりなってくれるんじゃないかと、そうしていくうちに人として何かいい奴になれそうな気がする。

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