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結婚式はコロナ禍で延期 仕事も様変わり 僕の2020ダイアリー

結婚式最終打ち合わせから10日後、緊急事態宣言は発令された

緊急事態宣言が発令される10日ほど前、僕ら夫婦は4月25日(土)に予定されていた結婚式の最終打ち合わせを終わらせた。この時点では、結婚式は予定通りに決行する決断をしていた。

そこから1週間ほど、僕らふたりは、悩みに悩んだ。最終的に判断を下したのは、緊急事態宣言は発令される3日ほど前だった。

妻の出生地である 熊本県に住む多くの親戚が、こちらに向かうことが難しいとの声からであった。3月に妻の祖父七回忌で熊本に足を運ぶことが出来ていたのは不幸中の幸いだった。

キャンセル代金など気になるところではあったが、中止ではなく延期とすることにより、キャンセル代金は発生しなかった、ただし延期に関しては年内いっぱいとの条件が付いていた。

この際、僕ら夫婦は何故「結婚式」を挙げるのかということを多いに話し合った。この話し合いが、延期した結婚式を良い方向に向かわせることが出来たと思ったのは、延期した結婚式を挙げてからであった。

緊急事態宣言発令により、運営に携わる ゲストハウスHostel YUIGAHAMA+SOBA BARは完全休業 カフェ HOUSE YUIGAHAMAはテイクアウト限定営業に

緊急事態宣言が発令され、ゲストハウスは休業を余儀なくされた。1月に関しては、前年同時期と同程度の売上を上げていたが、2月・3月に関しては、海外からのお客さんの宿泊がほぼゼロとなり、かなり厳しい状況が続いていた。(売上割合の半数をインバウンド客が占めていた)

どの様に売上を上げていくのかを悩みぬいた。と同時に、この時期に集客して良いのかどうかというジレンマにも苛まれた。

カフェに関しては、ゴールデンウィーク期間中も店内利用出来ないということで、売上は目に見えて減少した。お客さんのところへのデリバリーを行うなど、試行錯誤はしていたが、減少した売上を補填するまでのインパクトはなかった。

ただ、この期間に地域のお客様には、大分救われた。と同時に、誰かと繋がっていると感じることが出来て、コロナ禍という目に見えない不安の中で、心の拠り所になった。共に時間を過ごす お姉さんの様なストアマネージャーがいたことも、心強かった。

この期間中は、自動車通勤をしていて、行き帰りの時間で聞くラジオは、とても良い気分転換にもなっていた。

Hostel YUIGAHAMA+SOBA BAR休業期間中に 僕はオンラインイベントを行い、これからの旅について考えた

Hostel YUIGAHAMA+SOBA BAR休業期間中、僕はそれまで以上に旅について考え、ゲストハウスを運営する身として、何が出来るのかを考えていた。

これが売上に直接、繋がったのかどうかでいうと、直接的な影響はなかったのではあるが、そのような状況だからこそ、出来ることがあると学んだ期間でもあった。

その期間に行ったオンラインイベントの開催報告ブログはこちら

今となっては、少し予言書みたいな捉え方が出来る、その期間中に書いた 記事はこちら。有隣庵さんは、緊急事態宣言を受けての休業からゲストハウスは閉業し、事業転換を行った。

コロナ禍で始まった 新サービス「新しい暮らし発見不動産」に物件紹介記事の書き手として関わる

ゲストハウスが休業している間、僕は同じ時期にスタートした別サービスで、物件紹介の記事を書く事となった。コロナ禍において、物件紹介だけに留まらず、どのような暮らしが、その物件で出来るのかを読者の方がイメージ出来る様に記事を書くことを求められた。

この仕事は、僕にとっても貴重な経験になったと同時に、前職のお世話になった先輩が住んでいたお部屋を紹介させていただくという、不思議な縁もあった。

現在は、僕自身は発信をしていないが、コンセプトは変わらずに続いている「新しい暮らし発見」不動産のサイトはこちら

6月からHostel YUIGAHAMA+SOBA BAR営業再開 ただし マンスリー宿泊(長期滞在 個室限定)に限る

当初、4月7日から5月6日までとしていた休業期間に関して、コロナの状況もあり、5月末までの間、休業を延長した。そして、それまで通りの集客が見込めないだろうということ、また、「新しい暮らし発見」不動産が注目されていたことから、これから、鎌倉に移住したいと思っている人や、ワーケーションをしたい人向けに1か月、シェアオフィスも使えるマンスリープランを販売することにした。

有り難いことに、リリースから1週間で定員の5名が集まった。6月から販売を始めたマンスリープランは都合11月まで販売を継続することとなる。毎月、どの様な告知をするのか悩んだが、毎回様々な方が利用をすることで、新たなコミュニティとしての顔ももった点がとても良いと感じている。

これを機に、湘南エリアに移住をされた方もいたが、当社で仲介をすることが出来なかったのが残念なところ。

マンスリープラン滞在者にインタビューをさせていただき、それをHP内で紹介させていただいたりもした。その時のひとつの記事がこちら

コロナ禍だからこそ 大切にしたい ケの中でのハレ時間 そして 自分が住む地域の魅力

コロナ禍において、旅のスタイルが変わる中で、「銭湯はしご酒研究家」としても活動をする僕が、改めて、銭湯はしご酒の魅力と共に、こんな今だからこそ、地元の魅力を知る為の、日常の中にある非日常を愉しむ旅を提案させてもらいたいなと思い、書いた 銭湯を町のフロント(風呂ント)に見立てた滞在プランを描いた。

これを書いた時期は、「Go toキャンペーン」が始まる前で、星野リゾートの星野社長が、「マイクロツーリズム」を提唱していた。ただ、現在でもこのスタイルでの旅は良いのではないかと、僕は思っている。

10月Hostel YUIGAHAMA+SOBA BAR 閉店決定

コロナ禍において、以前から雨漏りをしていた 「ドミトリールーム」の壁が崩れ落ちるという事象は発生。コロナ禍の為、個室のみでの営業だった為、お客様が宿泊してなかったのが、唯一の救いであった。応急処置はしたものの、もはや「ドミトリールーム」としての販売は出来ない状況であった。

営業を継続して、住み込みスタッフ専用の居住スペースにする案。またはシェアオフィスとして貸し出す案等も出たが、どちらも雨漏りに対処する為の工事が必要となり、雨漏りの原因が明確でない中で予算を掛けることが会社として良いのかという判断の中で、年内での閉店を決定した。

ただ、Hostel YUIGAHAMA+SOBA BARで働くことが出来たからこそ、鎌倉という まちの魅力を深く知ることが出来たと僕は感じている。

FMヨコハマにて 「銭湯はしご酒」の魅力を語る

縁あって、ラジオ番組の中で、「銭湯はしご酒」について話をさせていただく機会をもらった。

改めて、銭湯の魅力は何なのだろうと考えるきっかけになった貴重な時間だった。準備はしっかりしていたが、予想以上の緊張具合に自分でも驚いた。

もうちょっと話したいなと思うところもあったけれども、聞き手としては、この位がちょうど良かったたんじゃないかなとも思っている。

迫る結婚式当日 増える コロナ感染者

本来4月25日に開催する予定だった結婚式は12月5日に延期して開催することになった。開催、3週間前までには参加者数を確定させる必要があったが、僕らの中では再延期ということは考えていなかった。ただ、開催までに当日の感染対策や導線をどのように作るのかなどは多いに悩んだ。

4月開催時には、参加予定であった、熊本に住む妻の従兄弟や従兄弟家族が参加出来ないことが決まり、当初予定から比較すると20名ほど招待客は少なくなっての開催となることが、この時点で決まった。

そんな中でブラウン管の向こう側からは、コロナのニュースが日々伝えられていた。「過去最多」という言葉に辟易して、「第3波」という言葉を聞いては、コロナって「シンゴジラ」みたいだなとも思っていた。収まったと思ったら、姿を変えてくる感じが。

参加者数決定後、僕の高校時代からの友人から会社からの参加NGが来たと連絡をもらう。ただ、人数確定後だったので、経費は掛かってしまうとの答えをもらう。仕方無いかと思いつつ、この流れが続かないでほしいと祈っていた。

12月5日 結婚式当日を迎える

本当にギリギリのタイミングだったと思っている。あと、1週間から2週間延期の日程が遅かったら、出来ていなかったかも知れないなと感じるほどの、新型コロナウイルスの感染者数の増加だった。

受付での密を避ける為に芳名帳をなくしたり、参列者の皆さんには3日前からの検温の協力と、当日の検温の協力をお願いし、式中も食事中以外の時間はマスク着用をお願いする等、感染予防に努めた式の運用となった。

だけれども、そんな状況下でも今までお世話になった参列者の皆さんに感謝の気持ちを伝えながら、楽しんでもらえる式にするという、僕たちふたりの願いは叶う式となったと僕は感じていた。

2020年は、僕にとっても社会にとっても変化に富んだ1年だったと思う。改めて、僕と関わって下さる皆さんに感謝の気持ちを伝えたいという思いと共に、日々の暮らしの中で、自分自身が何を大切にしたいのかを考える1年となった。

2021年がどんな年になるのか。それは分からない。だけれども、どんな時も面白がる気持ちを忘れない強い気持ちを持ち続けることが出来るように1年を過ごしていきたいと思っている。

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