KubiQuit.

sentimental scent.

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Trivial Words 或いは献立

お代は結構。 おすきな言葉を選んで食べて。 Menu 嫌われることより嫌われているのを気づけていないことの方がよっぽど毒だ 苦しみも併せ飲んで君になりたいと、素直に…

KubiQuit.
3か月前
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Ballerina / Marionette 或いは愛憎

清らかな朝の湖 水が透き通って痛々しい   真綿のドレスに着せられて 渦を踊る君は白鳥 切られた風切り羽の片割れを探してる 遠くに聞こえる群れの羽音 翔べ等仕無くたっ…

KubiQuit.
5か月前
1

Anxiety / Relief 或いは眠り

いつからだろう 電車の揺れに身を任せられなくなったのは いつからだろう イヤホンなしに夜を明かせなくなったのは いつからだろう 手に畏れと憧れを抱くようになった…

KubiQuit.
10か月前
1

Captive / Free 或いは回想

移り変わったまなざしに焦がれる 渇きを誤魔化してひとりを飲み込む あぁ、なんと甘美で蠱惑的な痛みだったろうか それを忘れることはない、諦めることはあっても あのと…

KubiQuit.
10か月前
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Trivial Words 或いは献立

お代は結構。
おすきな言葉を選んで食べて。

Menu

嫌われることより嫌われているのを気づけていないことの方がよっぽど毒だ

苦しみも併せ飲んで君になりたいと、素直に憧れることこそが僕の恋情

君の欠落も、僕の欠落も、劣悪なものではなく哲学的な悦楽であるというのにね

緞帳と枯れた喉、幕間の春眠

君のアイライナーとカナリアの羽、瞬いた2月

My words are not for you,

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Ballerina / Marionette 或いは愛憎

清らかな朝の湖
水が透き通って痛々しい
 
真綿のドレスに着せられて
渦を踊る君は白鳥
切られた風切り羽の片割れを探してる

遠くに聞こえる群れの羽音
翔べ等仕無くたってまだ歩ける

Anxiety / Relief 或いは眠り

いつからだろう 電車の揺れに身を任せられなくなったのは
いつからだろう イヤホンなしに夜を明かせなくなったのは

いつからだろう 手に畏れと憧れを抱くようになったのは
いつからだろう 喉の奥に取り憑いた微かな熱が冷めるのは

いつになるだろう 身を包むブランケットを脱ぎ捨てられるのは
いつになるだろう 口元を覆うヴェールを剥いで言葉を紡げるのは

いまはもう 心地よい脈動の揺り籠は崩れて溶けてしま

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Captive / Free 或いは回想

移り変わったまなざしに焦がれる
渇きを誤魔化してひとりを飲み込む

あぁ、なんと甘美で蠱惑的な痛みだったろうか
それを忘れることはない、諦めることはあっても

あのとき、纏わりつく音色ではなく本当は白黒の手紙が欲しかった
フィルムに焼きついたあの色めきはもうたくさんだった

花弁が揺蕩ってたあの季節はいつの間にか褪めていて
綴りかけの手紙を折って飛ばした紙飛行機は静かに落ちた