【恋つづ】真面目な彼女のモヤモヤどもよ
魔王こと天堂先生がドSカッコイイよたまんねぇな♡でおなじみの恋は続くよどこまでも(以下、恋つづ)。安定のTBS火曜ドラマです。
でも今日は恋のキュンキュンではなく、ドラマの中であの子が感じていたであろうモヤモヤに焦点を当てた感想文を書きたいと思います。(本編の流れにはあんまり関係が濃くない部分ですが、一部ネタバレを含みます)
主人公は頑張り屋だけど、とってもおっちょこちょいな勇者ちゃん。ミスしたりトラブル引っ張ってきたりで、しょっちゅう「申し訳ありませんでしたっ!」と頭下げてるのが印象的ですが、トラブルを乗り越えたりできなかったことができるようになると拍手喝采で誉められます。
そんな彼女をなんとも言えない表情で見ているのが同期の酒井さん。酒井さんはとても真面目で優秀で、循環器内科だけでなく色んな科からお声がかかりスカウトされる期待のルーキー。一目惚れキッカケで看護師になり、仕事以外にも目を向けて色々やらかす勇者ちゃんに対してはモヤモヤを抑えきれずにちょっと嫌味を言ってしまう場面も。ご家族が同業だったこともあり、キット小さい時から大きなプレッシャーを抱えてきたのではないかと想像します。
優秀で冷静に仕事に対応できる酒井さんには、勇者ちゃんが上手くできない分の仕事がのしかかってきたりもします。
酒井さんならできるから。酒井さんなら任せられる。酒井さんならなんとかしてくれる。言葉に出されずとも、酒井さんなら…と、どんどん仕事の質量が増えていく。
そして勇者ちゃんができたら拍手喝采なことも、酒井さんに拍手は起こらない。だって彼女はいつもできているしできて当然だし、拍手喝采のハードルがめちゃくちゃ高いところにあるから。
佐藤健さんみたいなハンサムとドラマティックな毎日を過ごす話は現実では多くないかもしれないけれど、真面目で仕事もキチっとやる人がどんどん“当たり前”のハードルを上げてどんどん仕事の負荷が偏る事例は多発しているようにお見受けします。
MOYAMOYAしますよね…
ラジオで言ってたけど、一回“なんとかしてくれる側”に回るとその組織にいる限りはなかなか“なんとかしてもらう側”に回ることは難しいとのこと。むむむ…
仕事に限らずだけどハードルを上げすぎない戦略って結構大事だよなぁと思う一方で、小さい頃から真面目にちゃんと教育が骨までしみてると枠組みを緩めたりハードル下げるのってめちゃくちゃ難しいんだよなぁって改めて思ったのです。
あと最後に繰り返しとなりますが、ドSな天堂先生めちゃカッコイイっす♡
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