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結束バンドLIVEー恒星ー

 なり~やまなくて何が悪い青春でなに~がわ~る~~~~い。

 えーどうも。ぼっちざろっく大好きおじさんこと私です。

 昨日、今年5月に開催された結束バンドLIVE『恒星』のシアター鑑賞会へ行ってまいりました。

 今日はその余韻が未だ残る中で、感想を綴っていきたいと思います。映画1回みたっきりなので、細かな記憶は定かではありません。



やっぱり映画館の音響は良い

 見終わった時に思ったのは、やっぱり映画館って音響が良いんだなって事。私普段、音響もそうだしごはん類の味もそうですけど、特に強いこだわりを持たないのがこだわり。だったりするんですね。だから家のデスクトップPCもスピーカー繋がずにテレビと直接繋げています。

 でも見終わった直後のあの余韻。あれは完全にLIVE見終わった後のソレだったんですよ!ぼーっと少し惚けるあの感じ。あの余韻に浸れたというのは、つまりは音響が良かったのだと思うのです。

視覚的な演出は結構苦しい

 これは逆にね、会場にいた人のテンションじゃないと少し乗り切れないのかなと思う。物凄く眩しいんですよ。ポケモンフラッシュを思い出すほどの光量で、開始20分前後は結構眼と脳がつかれた印象がありました。
 ガッカリポイントここで終わりな!あとは全部絶賛だから!

セトリ2番めにギターと孤独と蒼い惑星を持ってくる勇気

 この曲ってYoutubeのぼっちざろっくの曲で最も再生回ってる曲なんですよ。劇中で一番最初に演奏された曲だからというのもありますが、かなり特別な曲なんです。
 それをまだ暖まりきっていない会場のテンションをぶち上げる為に2番めに持ってくる勇気と気概に、私はただただ称賛の拍手を送りたい。

『カラカラ』で2人目を登場させた直後に『あのバンド』を歌わせる期待の裏切らなさ

 セトリ6曲目のカラカラまで、5曲はすべてメインボーカルである喜多郁代役のcv.長谷川育美さんが歌い続けました。いつになったら他のメンバーは出てくるんだろう・・・?

 そろそろかな・・・。まだかな。そう思わせておいて、6曲目に2人目のメンバー山田リョウ役のcv.水野朔さんが出てきます。正直言って、結構緊張してましたよねw 歌いだしのあたり結構ハズしていたので大丈夫かな?と思いましたが、後半はノれてきた感じがしたし、MCは凄く明るくて面白かったです。
 そんなテンション高い水野さんが長谷川を呼び戻し、また次の演奏へ・・・。
 するとバンドメンバー一人ひとりが楽器を演奏していき、そして最後に、「あの伝説のシーン」の再現がきたのです。

 このイントロ、アニメ劇中でだけ使われた演奏で、アルバム曲には未収録なんですよね(;´∀`)だから生演奏でこれ聞けるのってファンにはたまらないんです。
 演奏技術もさる事ながら、弾き終わった直後の直立姿勢、たまらんほどかっこいいですよね。

 結束バンドが上手くやったなと思うのは、声優さんたちに無理に演奏させなかった事です。これを声優さんたちが本業の傍らでやったところで、プロには敵いませんから。素直にプロの演奏家さんたちに任せたという英断が、この4ピースバンドがアニメの枠を超えてソロLIVEできる程になった所以と思います。アニメ業界で一過性のブームで終わらせないのって、本当に凄いことなんです。

忘れてやらないと星座になれたらを離さなかった英断

 この2曲って、アニメ劇中では学園祭で披露された2曲。そしてアルバム収録時にも連番で流れる曲なんです。普通そういう曲たちってLIVEになると離すじゃないですか。
 でもこの2曲は離しちゃいけないんだ!そういう強い意志を感じました。

 そして星座になれたらで披露されるボトルネック奏法。ファンの心鷲掴みにしすぎなんよリードギターさん。

アンコールまで出てこない主人公声優

 私自身昨日観に行くまで、そういう掛け声があったことを知らなかったのですが、ぼっち・ざ・ろっくの頭文字をとって「うおー!BTR!BTR!」とコーレスするのが習わしのよう。ぼっちざラジオなどで発祥した文化なのかな。
 聴きにいっていた観衆が、最初は「アンコール!アンコール!」と普通の声がけをする中、途中から大きくなってゆく「BTR!BTR!BTR!BTR!」の掛け声。それはいつの間にかアンコールの声をかき消し、会場をひとつにする掛け声に変わっていました。

 誰に扇動されるでもなく、自然発生的に誕生したその掛け声に、ようやく登場する主人公後藤ひとり役のcv.青山吉能氏。しかも肩からギターをかけている!
 そう、前段では声優たちに演奏させなかった事は英断と語りましたが、この人は動画企画でギターを弾けるようになりましょう!と頑張っていた人なのです。

 その人の演奏が聴ける!これはテンション上がりますよ。曲は勿論青春こんぷれっく・・・あ、あれ・・・?

転がる岩、君に朝が降るじゃないか!しかも演奏に集中力を奪われつつも、アルバム収録時は後藤ひとり役として歌唱していた彼女が、しっかり青山吉能として歌っていました。キャラクターと声優って声の持ち主は一緒なんですけど、地声とキャラ声ってやっぱり違くて。

 これは演奏面も歌唱面も良い意味で裏切られました!

 こうなると新曲2曲めを歌ったあとに、ラストにOPで使用されていた青春コンプレックスを歌うのだなと分かるんですが、この分かるがたまらなく心地良いんです。完全に我々オタクを本気で殺しにきている、考え抜かれたセトリにただただ驚嘆するLIVEでした。

何より

 長谷川育美がエグい・・・1声優としてだけでなく、1アーティストとして今後聴いていきたいほどの歌唱力。正直言って、他の3名が霞むレベルです。今までも歌うまいなーって思う声優さんって結構いたんですけど、私この人群を抜いて好きだわー。といってもぼざろの曲じゃないと追わない自信もある。声オタじゃないオタクってそんなもん。

 この方の考え方も好きで、以前ラジオで音響監督と打合せした秘話を話してくれたんですが、

 「女の子ってキャピキャピしてる声と、カラオケ行った時に歌う歌声違う子って結構いるんですよね。喜多ちゃんはそのタイプかなって(音響監督と)解釈一致して。だから喜多ちゃんを意識しすぎずに、より地声に近い声で歌う事にしたんです。」

 ありがとう・・・多分喜多ちゃんのまま歌っていたら、きららの最終兵器の名の域は出なかったと思う。

日本アニソン界の最終兵器になりえる4ピースバンド、結束バンドは絶対産まれていなかった!


 関係者の皆さんにただただ感謝を。本当に良い物を見せてくれてありがとうございます!来春来夏予定されている劇場総集編も楽しみにしております!新曲モリモリでよろしくおねがいしまっす!!!

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