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算数ランチ

若い先生から,「習熟度を上げたいのですが,プリントばかりだと飽きてしまって……」と相談がありました。GIGA端末に入っているアプリもまだ無味乾燥でなかなか取り組みたくないようです。そこで,以前,阪神教育サークル「楽笑」で教えてもらった「算数ランチ」を伝えてみました。

「算数ランチ」と称して,プリント大会

 ちょっと算数の問題を個別に取り組ませたい。解ける子が課題をしている間につまずいている子にかかわりたいと思ったときに,「算数ランチ」と称して,プリント大会をしていました。
 今だったら,Formsでもいいですね。教師側に正解率が伝わるので。

イラストを印刷しておくだけ

 準備は,単純!プリントの隅に,ハンバーグやスパゲティー,プリンにゼリーなどのイラストを印刷しておくだけです。
 導入では,のちに「算数ランチ」で取り組む課題の類似問題をみんなでいっしょに1問ずつ解きます。

進め方

  1. 問題を板書 →

  2. 子どもが取り組む →

  3. 解くことができたら立って待つ →

  4. 隣同士が立ったら,こっそりとお互いで答えの確認 →

  5. おおむね全員立った → 

  6. みんなで答え合わせ → 

  7. 自分で赤鉛筆で〇付け → 

  8. 座る → 

  9. 次の問題

 思いっきりの一斉指導です(笑) ポイントは,1問だけ解けばいいので,子ども間のタイム差は小さいです。

「できた!」の実感をもたせること

 そして何より,「できた!」の実感をもたせることです。はじめの3問程度は,これでもか!というぐらいやさしい問題をします。
 分かる子は,ノートに式を書いている間に答えが浮かんでしまうようなレベルです。
 これを3~5問程度,繰り返します。

算数レストラン開店!

「みんなよくできましたね。じゃ,算数レストランを開店するね!」なんて言いながら,プロジェクターに,ルールを提示します。(PowerPointなどで表示します)

  1. 自分のオリジナルランチを作りましょう

  2. プリントのイラストが,ランチの一品になっています。それらを集めます。デザートもありますよ

  3. おいしそうなオリジナルランチにしましょう。

プリントには,クラスの子どもの実態や単元にも差があるので,最大で5問程度でしょうか。 ランチの一品のイラストを宝石にしたり,動物にしたりして,いろいろなパターンで取り組めます。プリントの用意は大変ですが,たったイラストを載せるだけで,学習活動に活気が出ます。お試しを……。

#算数 #学力向上 #プリント #授業 #ネタ  



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