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むらさきのスカートの女を読みました。

11日の日記です。6時50分に起きました。出勤と退勤。スーパーに寄り帰宅。

『むらさきのスカートの女』ようやく読みました。今村夏子さんは『星の子』『こちらあみ子』『あひる』など、どれも面白くて好きな作家さんです。この作品は芥川賞受賞作。
「ちょっと変な女を見守る優しい人」の視点で語られてるのかな〜と思っていました。あらすじもネタバレも読まずに入ったら予想と全然違くて、優しさは根本にはあるんだけど行動が全員極端で笑ってしまう。語り手の妄想癖は気持ち悪さを通り越して軽妙でウケる。面白かった〜!
意味不明という感想が多くて、それも分かる。今まで読んだ今村さんの本には何となく意味が感じられたし。「社会性あんまり無いけど優しくて真っ直ぐな人たち」が生きてる様子を書いてたから。今回はその率直さが軽犯罪になってるラインなので、人選がだいぶギリギリ。とりあえず、適当に生きてても大丈夫ということは分かる。

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『違国日記』7巻を読みました。ちょっと泣きそうになった。高校生の朝が、言葉にならなくても弱い気持ちを吐露して人の話をきちんと聞いて考えて吸収してハキハキと動いていくさまが眩しすぎる。

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