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私のつきあっている病とは

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この少子化の時代に珍しくなっている絨毛性腫瘍について、体験情報があまりに少ないので、経験をまとめました。
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2020年7月の記事一覧

絨毛癌に エマコ

絨毛性腫瘍に対する治療は、段階があります。

どんな治療方法や薬なのか。私の経験したものを紹介します。

侵入奇胎というローリスクのときは抗がん剤のなかでも、

免疫抑制剤という類いの薬。抗悪性腫瘍薬ではなくて。

メソトレキセート(免疫抑制剤)とロイコボリン(免疫保護剤)の筋肉注射を毎日8日間打ってました。

一週間休んでまた8日間毎日。それを7クール。4カ月やりました。

その後転院して、治療

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胞状奇胎→侵入奇胎→絨毛癌

異常妊娠である胞状奇胎は、子宮内容除去して経過観察で問題なければそれで完治です。

私の場合は、次のステージへうつりました。

臨床的侵入奇胎。

手術で実物を取り出したわけではないので、臨床的(データ上の診断)とつきます。

専門用語が飛び交うのでこれでもかなりアバウトに表現してます。

難しかったら適当に読み飛ばしてください。

胞状奇胎を含めて、妊娠にともなって胎盤由来の異常細胞によっておこ

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胞状奇胎ってなに?

私の治療してる病がどんなものなのか?

少子化の時代、あまり聞きなれないものなので、ご紹介します。

まず、最初の診断名でいうと、胞状奇胎(ほうじょうきたい)。異常妊娠のひとつです。

昔は『ぶどう子』ともよばれ、妊娠した子宮内にぶどうの房のような外観の“つぶつぶ”が多数存在する病気です。 今の日本では、約500妊娠に1回、300分娩に1回の割合で発生するといわれています。本来赤ちゃんや胎盤になる

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