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棚卸しって、なんだかワクワクしない

社会課題への好奇心が仕事をつくる
最近、長嶺が「ああ、良いな。」と感じる言葉です。
本日は棚卸しすることが、本当に意味あることなのか、をお話してみようと思います。

※後日、清書いたします※

◆前説

「人生100年時代、数年後を見据えてキャリアをつくりましょう」

「自分らしい生き方、やりがいを見つけるのがこれからのキャリア」

と巷で頻繁に言われるようになり、いやがおうでも

日々の生活で目に、耳にしたことはあるのではないでしょうか。


この言葉にプラスして「棚卸しが大事」という文字のセットも

よく見かけるのではないでしょうか。


◆一般的に考えられる棚卸しとは

一般的に考えられている棚卸しとは、

自分の過去から現在に至るまでの体験や想いを深掘りしていくこと。

これまでの職業人生で培ったスキルを可視化していくこと。

(最近ではタグともいわれていますね)


同時に、多くの方が想起する棚卸しのイメージは

・時間がかかる

・自分と向き合うのが辛い、苦しい

・棚卸しは自分とは関係ないこと など


◆棚卸しは意味あるの?

これらのイメージが付きまとう言葉にもかかわらず

僕たち人材開発領域の人が「棚卸しは大事」と耳にタコができるほど

繰り返し言っているのには理由があります。


それは”意味があるから”です。

誰にとっても、です。


自分らしい生き方ができるようになりますよ。

やりたい仕事ができるようになりますよ。

転職がしやすくなりますよ。


…自分事になりにくいですし、効果が見込めないので

棚卸ししないですよね。そして、ワクワクしない。


こんな言葉ばかり届けてしまっている僕たちに原因があります。

それでも棚卸しが大事な理由。


それは「社会課題を自分で見つけることができるから」です。

社会に、会社に与えられている仕事は口を開けて飛び込んでくる

タスク(=社会課題解決任務)です。


これだと「遣り甲斐を感じない」ということが

起きてしまうのは仕方ないこと。


会社にタスクを与えられることを待っているのではなく、

「自分が社会課題だと感じることを仕事にしてしまう」ことが

棚卸しをすることで叶えられるようになります。


◆棚卸しは意味がある

例えば、学生時代。

皆が同じ勉強をし、テスト、受験をすることに違和感を抱いていた。

異を唱えたら、先生から「お前は本当に集中力、協調性がないな」と言われた。

それ以降、協調性を磨いてきたけど、強制的に磨いてきただけ。

本来であれば、「一律の教育スタイルではないものがあったらよかったのに」


そう。これこそが社会課題を捉えた瞬間です。

この例の場合、「今の社会に必要な教育システムをつくる」が自分の想いとなり、

同様のVISIONを持つ環境で働くことで、学生時代に感じていた

社会への負を解決しに行くことができます。


他にも、数えきれないほどの例がありますので、

自分はどうなんだろう、と気になる方はコメント、DMお待ちしております。


棚卸しには意味があります。

独り善がりの「やりたい」「好きなこと」が

社会に必要とされていなかったら、稼ぐこと、食べていくこと、

共存していくことは困難であり、孤立感を覚えてしまいます。


しかし、自分が感じていた社会課題を見つけることができれば、

社会で必要としている人がいて、共存していくことができます。

そこに人の大切さ、繋がりの大事さを感じ始め、

日々の生活に「やりがい」「楽しさ」を見出すことができていきます。


◆与えられた仕事ではなく自分起点の仕事をつくる

社会課題への恨みつらみ

ではなく

社会課題への好奇心


これが、自分のやりたいこと、ワクワクすることに繋がっていきます。

それこそまさに「自分らしいキャリア」を築けるようになる、ということです。


◆棚卸しは誰でもできる=やりがいを感じる仕事は誰でもできる

誰もが「自分らしいキャリア」を築くことができると考えています。

それは自分の棚卸しをすることで、

自分事としての社会課題を見つけることができるからです。


「私は辛い思いをしたんだから、あんたも辛い思いをしなさいよ」

と押し付ける人はごく一握りの人だと思います。

むしろ、「私は辛い思いをしたけど、あなたにはそうなって欲しくない」が

多くの方が抱く感情のはず。


「自分は大変だったから、子どもには好きなことをしてほしい」も

この感情の一つだと思います。

これらの想いを社会課題と捉え、仕事にしていくことで

身近な人への押し付けではなく、社会に必要なこととして

第三者が価値を見出し、対価が支払われるようになるのです。


長くなりましたが、多くの人が言う

「原体験が大事」はこれらの事象を一言にまとめたものだと

考えています。


さて、あなたの原体験はどのようなことでしょうか。

あなた起点の社会課題解決=仕事があったら、

そのために没頭できたほうが楽しいのではないでしょうか。


誰もが自分らしい生き方、キャリアを築きやすくなった時代。

棚卸しは誰もが平等にできることです。

モヤモヤを解決する棚卸しではありません。

ワクワクを創る棚卸しです。


皆さまが、自分らしい好奇心、ワクワクに向かって

歩んでいけますように。


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