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キャリアコンサルタント起業家を目指した私の就活記録

こんにちは、せんのみなとの高崎です。
先日学生時代までの自己紹介noteを投稿したので、続きを書いてみます。

今回は就活編です。これを読んでくださっている方は、就活なんてもう何十年も前の話という方もいらっしゃれば、これから就活ですという方もいらっしゃるかもしれません。

自己理解とプロとの対話がいかに納得感のある仕事に出会えるかを感じていただきたいと思い、キャリアコンサルタント起業家を目指した私の就活の話を書いてみます。

自分を変えて陥ったアイデンティティ迷子

遊び暴れていた高校時代までの自分をとことん変えるべく
友達選びから毎日の過ごし方まで自分軸で決めようと試行錯誤。
毎月目標を立てて振り返ってを繰り返していました。

こういった行動変容には移行期間なるものがあります。
クズだもんね、真面目だよね、落ち着いてるよね、大胆だよね
こんな極端な評価を1日に何回も受けていると、
やりたいことなんて誰かに言う必要性がないと思えてくる。
環境によって様々な顔があることを自分でも理解しつつ、
ありたい自分の姿へのギャップに苦しみました。

なるべくしてスムーズにアイデンティティ迷子へ。

①自分が認識する自分
②身近な人が考える自分
③社会で活かせる自分

が分断し、なかなか自己理解を深めることができませんでした。

ついに就活

意識の高い友人に話せば「あなたは営業でしょ」
地元の友人には「女子が営業なんてあり得ない、事務一択」
しかしいつか起業したいなという思いだけは昔からありました。
大きなきっかけもなく「多分社長になる」という感覚。

当時は海外から服飾雑貨を調達して売ったり、自分でつくって売ったり
多分そんな仕事をずっとしていくんだろうと思っていました。
その延長線上でゲストハウスもやりたいなとプランを練ったり。
英語を勉強して海外で一人旅したり、
実際に自分でつくったものをネットで売っていたりしてました。

就活の合間も簡単な物をつくっていた様子

そんな経緯から、アパレルや繊維商社を受けてみました。
しかし…選考を受けてみると何もかもが違和感。
会う人聞く話やる仕事。どうしよう…全然興味がないかもしれない。
内定がもらえても、数年を店舗で過ごすイメージすら湧きません。
好きなブランドの最終面接では、そんな自分を見抜かれてしまいました。
途轍もなく恥ずかしくて、もどかしかった。

様々な顔と頭と心を持つ自分を総合的に、客観的に見て相談に乗ってくれる人なんていない。総合的な自分を見せる場なんてない。どうすれば…

キャリアコンサルタントという仕事

そういえば大学でも就活支援をしてくれる制度があったなと思い出し
すがる思いでキャリアセンターへ駆け込みました。
焦る思いで記憶の薄い毎日ですが、この日の事はよく覚えています。
緊張しながら席に着き、自分の迷子状態や思考回路を一通り話しました。

「やっぱり自分は営業で幅広く探した方がいいんですかね…」

「営業っぽくないけどなぁ高崎さんは」

えぇ、そうなのかな?

「話を聞いていて、考えることが好きなのかと思ったよ」

考えることが好き。
難しいことを考えたり調べたり、政治や哲学を含め、それを話したり考察するのが好きでした。
ただそれは頭のいい人たちの仕事だという偏見があって、手を動かすものづくりを仕事にする方向から逸れることがありませんでした。
本来の強みはそこでないことに気づけた瞬間です。
ただずっと服や雑貨に関わる人間だと思っていた自分としては、なかなか受け入れがたい事実でもありました。

就活ノートは一生もの

見えている世界の狭さ、先入観

大前提、「考える」仕事ができるのは、
下積みとなる繰り返しの後の、ずっと先の話だと先入観がありました。
もしくは選ばれし者だけができることなのではないかと。

それはアルバイトの延長線上でしか仕事を見れていなかったことが関係しています。
塾講師として働いていた時は、教材や仕組みを作る側にいく難しさを
デニム屋さんで働いていた時は、企画やデザイン側にいく難しさを
飲食店で働いていた時は、店長から本社業務側にいく難しさを
働いている人から実際に聞くことが多かったから。

20代のうちに起業してみたかったこともあり、
できるだけ早く難しいことに挑戦できる環境を望んでいました。

考えてもいいんだ…
しかも考える力ってこれから伸ばせる新領域。

そのキャリアコンサルタントの方のキャリアを伺いつつ
何度も棚卸しにお付き合いいただき、人材紹介を目指すようになりました。
これは自分の強みが活かせるだろうと確信が持てました。
周りの就活が終わりかけている中、1からやり直すことに。
面白いほどにこれまでの就職活動で感じていた違和感が消えました。
自分の話している内容に深く共感してもらえることが増えて
企業側としてもきっと自分のような人間を採用したいのだな、と
客観的に理解することもできました。

ありたい姿に連れていってくれる環境

最終的に一番性格に合っていそうで、難易度が高そうだったJAC Recruitmentという会社に入社を決めました。
これまで、チャンスがあったとしても何となく高いハードルは見て見ぬふりをして、自分ができそうな中途半端な意思決定をすることが多かったので、一大決心でした。

長い長いぬるま湯生活に終止符を打ったように思います。
中でもものすごく影響を受けた内定者がいて(彼は結局入社せずものすごい活躍の仕方をしていた)、頭が沸騰しそうになりました。

自分と向き合い深く考えることで、想像もしなかった人との出会いがあるのだと初めて気づくことができた体験です。
そして自分に合っている、かつストレッチが必要な環境が自分のエネルギーのやり場を与えてくれて、環境が自分をありたい姿に連れていってくれることに気づいた瞬間でした。

入社後もちろん苦労はしました。
しかし間違いなく、私にとって天職です。

自己理解は一人でするより、第三者と


一方的に話を聞いてもらうことが大切

壁にぶち当たった時、自分を本当に見つめ直してみませんか。
考え抜かずに決めてしまうことはとてももったいない。
「今が楽しい」で埋めたい気持ちが働いて、バランスを崩してしまうことがあります。

私は偶然学生時代にキャリアコンサルタントの方に自己理解の大切さを学び、職業を深く知り、深く付き合っていただき、本当にラッキーでした。
ただそんな体験をしている人は、周りにほとんどいなかった。
今でも他人にキャリアを相談することの意味や効果が分からない人の方が
圧倒的に多いはずです。

でも「あの時知っていれば」という思いは、誰しも経験がありませんか?
だから子供や他人に勉強しなさいとか、自由に生きればいいのよとか、そんな言葉が出てくる。

その経験を誰かに還元するものではなく、今の自分のために使ってみてほしいです。
自分が持っている選択肢や情報は限りなく少なく、
自分に合った内容を判断するには更に難易度が上がります。

安心、時間、情報、確信。それも、自分だけのための。
これがキャリアを相談する上で得られる産物だと考えています。

最後に

服飾とかクリエイティブ側の仕事に未練はない?とよく聞かれます。
今はありません。
というか、毎日生み出す仕事だからです。
大人になると学びの選択肢が広がると、学生時代は知りませんでした。
いつかキャリアと組み合わせて、学びながら仕事にしていきたいです^^

そして今であれば、就活当時の自分が小さなものづくり系企業で働く方法も分かる。
当時の自分に教えてあげたかった起業に向けた考え方も、どんな未来を描けば理想が現実になるのかも分かる。

過去は変えられません。
でも、今の自分が過去の自分を救ってあげることはできます

本当の自分が分からない、やりたいことを諦めた。
こういったもやもやを抱えている方は年齢問わず多いはずです。
ありがちだけど尽きない悩みだからこそ、
この内容が多くの方に届いてくれたら嬉しいなと思います。


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