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【Iパス勉強法】最優先で覚える用語!「4用語」の「3つの出題パターン」
初めてITパスポートを勉強するのは大変ですよね。
特に、たっくさんのわけわかんない用語を覚えないといけません。
ERPみたいな「単品の用語」、CADやCAEみたいな「似た用語」。
そしてリスク対応のような、更に低減・回避・転嫁・保有と構成用語まで覚える「4用語」もあります。
覚える用語は「4用語」が最重要。
もし、覚えるのが多い用語を後回しにしてるなら、逆に学習効率悪いですよ。
このNoteでは「4用語」について、
最優先で覚える理由
2重の解き方
3種類の出題パターン
を最新問題を例にしながら解説します。
なお記載内容は、私のIT専門学校での指導経験と問題分析に基づいていますので、ぜひ参考にして下さいね。
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「4用語」とは、4つの要素で成る用語
![](https://assets.st-note.com/img/1693171133503-kNevSwINgf.png?width=800)
「4用語」とは、「4つの用語から成るグループ」です。
※すみません私の造語です。
例えば、以下のような用語
PDCA:計画P・運用D・監査C・改善D
リスク対応:低減・回避・転嫁・保有
PPM:花形・金のなる木・問題児・負け犬
企業戦略:リーダ・チャレンジャ・フォロワ・ニッチャ
BSC:財務・顧客・業務プロセス・学習と成長
SWOT分析:強みS・弱みW・機会O・脅威T
ACID:原子性A・一貫性C・独立性I・永続性D
少しでも過去問を解かれた方は「出た出た」と思わることでしょう。
また、これから勉強される方は「覚えるのが多い用語は嫌だなぁ」と思うかもしれませんね。
次は「4用語」を最優先する理由を解説します。
「4用語」を優先する理由
![](https://assets.st-note.com/img/1693171156033-PWTT7yUuud.png?width=800)
「4用語」とITパスポートの4択問題は相性が良いんです。
なぜなら、4つの用語それぞれが選択肢に配置される場合が多いから。
過去問で例えます。
製造販売業A社は、バランススコアカードの考え方を用いて戦略テーマを設定した。業務プロセス(内部ビジネスプロセス)の視点に基づく戦略テーマとして、最も適切なものはどれか。
ア:売上高の拡大
イ:顧客ロイヤリティの拡大
ウ:従業員の技術力強化
エ:部品の共有化比率の向上
BSCは4つの視点「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」で行う分析です。
聡明な方は、エの「部品共有」が業務だ!と「一発で正解を引く」かもしれませんね。
ちなみに私は若干自信ないので、消去法でも確認します。
アは「売上」だから財務視点
イは「顧客」だから顧客視点
ウは「従業員の強化」だから学習と成長視点
と決めていけば、
エの「部品の共有化」は業務が効率化しそうだなぁと考えて、自信をつけることができます。
「4用語」は、「一発で正解を引く解き方」と「消去法」で二重にできるため、確実な正解に仕上げられます。
次は「4用語」の「3種類の出題パターン」を解説します。
出題パターン1「4つのうちどの要素ですか?」
まずは一番簡単なパターンから。
PDCAモデルに基づいてISMSを運用している組織の活動において、リスクマネジメントの活動状況の監視の結果などを受けて、是正や改善措置を決定している。この作業は、PDCAモデルのどのプロセスで実施されるのか。
ア:P イ:D ウ:C エ:A
PDCAは、計画P・運用D・監査C・改善Dの4つの過程を繰り返すマネジメント手法です。
問題文の「是正」「改善」から、Dだ!と「一発で正解」を引けますね。
「Iパスは最近は難易度上がってる、こんな問題まだ出るの?」と思っちゃいますが、ばっちり現役。出てるんです。
次のような調査報告があった。この調査はPDCAモデルのどのプロセスで実施されるか。
社外からの受信メールにはマルウェア検知システムによって効果を上げている。しかし、社外への送信について、明確な運用手順がなく、社外秘の資料を添付したメールを社外に誤送信するなどのリスクがある。
ア:P イ:D ウ:C エ:A
「調査」をしてリスクを指摘しています。よって監査(C)かなと推測します。
一方で指摘をしているだけで、「運用手順」を作るなどの改善(D)はしていません。
したがって「ウのC」だと判断します。
ポイントは、各要素の「キーワード」を覚えておくこと。
できれば、3~5文字ぐらい。過去問を解けば「あんな言葉で良く出たなぁ」と分かるようになりますよ。
出題パターン2「どれが該当するか?」
出題パターン1は、要素名が直接選択肢に現れるので、問題文だけを考えれば良かったですね。
出題パターン2は、選択肢を解釈して答える問題です。
とはいえ、パターン1と同じくア~エのそれぞれに各要素が配置されているのは同じです。
まずはおさらい。リスク対応の4種類。
回避・・・完全回避する。「個人情報を使わない」など
共有(転嫁)・・・リスクを他社と分担する。「保険加入」など。
低減(軽減)・・・リスクの顕在化確率や被害規模を抑える。私たちがよく考える対応です。
保有(受容)・・・確率や規模が小さいので、把握はするけど、あえて対策しない。顕在化した時に頑張る対応です。
リスク共有の説明はどれか。
ア:個人情報を取り扱いなど、リスク要因を根本的に排除すること
イ:災害に備えてデータを複数個所に分散するなど、リスクの発生確率や存在規模を減らす対策をすること
ウ:保険加入など、リスクを社外に移転すること。
エ:リスクの発生確率や損害が小さい場合、認識したうえで特に対策を講じないこと。
アが「回避」。「個人情報を取り扱わない」で個人情報漏洩リスクの完全回避。他の文言からも分かります。
イが「低減」。「確率や損害を減らす」より。
ウが「共有(転嫁)」。「保険」より。
エが「保有(受容)」。「特に対策を講じず」より。
以上のように、各要素が重複せず、1つずつ選択肢に配置されています。
パターン1と同じく「一発で正解を引く解法」と「消去法」の併用ができます。
出題パターン3「4用語ズ」
今までまとめたように「4用語」はたくさんあります。
「混在」させる出題パターンがあります。
BSCの記述はどれか。
ア:企業ビジョンを四つの視点(財務・顧客・業務プロセス・学習と成長)から戦略を立てる経営管理手法。
イ:企業活動を顧客に向けた価値を生み出す観点から分析する。
ウ:製品の市場占有率と市場成長率から4つに分類し戦略を立てる経営戦略手法。
エ:組織ビジネスを強み・弱み・機会・脅威を評価する経営戦略手法。
アがBSC。「四つの視点」「財務」「顧客」「業務プロセス」「成長と学習」とご丁寧に揃ってます。
ウはPPM。「市場占有率」と「市場成長率」から「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」に分類します。
エはSWOT分析。「強み」「弱み」「機会」「脅威」より。
今回は3つだけでしたが、4つ出ることもあり得ます。
※イは「EV分析」ですが、4用語ではないため割愛。
また「分析」でまとめて出題されることも。SWOT分析・主成分分析・ABC分析・時系列分析のように。
以上のように、「4用語ズ」「分析ズ」として、引き出せるようになっておくと、解答時間も早くなりますし、知識が有機的につながり忘れにくくなります。
まとめ | 「4用語」で一網打尽!
![](https://assets.st-note.com/img/1693175174112-ePgKEdu8Ve.png?width=800)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
「4用語」は得点源になるのでぜひ優先してください。
各要素が各選択肢に1つずつ配置されるので、
「一発正解法」を「消去法」でダブルチェックできる
もし3つしか分からなくても、「消去法」で正解できる
「4用語ズ」として、まとめて出題もされる
なんてご利益が、少しでも分かって頂けたら嬉しいです。
次は >>「3用語」「Over4用語(5つ以上の用語)」<< をどうそ。
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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。
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