見出し画像

【AP】応用情報技術者試験の午後問題を選ぶ3つの視点

午後問題で最も避けるべきは「問題の選び直し」。

選び直さないぐらいの見通しを、なるべく少ない時間で立てたいです。

このNoteでは、以下3つも視点での選び方を提案します。

設問の解答形式
解きが始まるまで読む文量
図表をパッと理解できそうか

少しでも興味が出たらぜひ読んでくださいね。







設問の解答形式


得点できるかは、以下3つの解答形式の比率が効いてきます。

  • 選択肢:「全て」に注意

  • 計算:芋づる失点に注意

  • 作文:文字数に注目

問われている内容まで見なくて大丈夫。時間がかかりますし、結局は問題文を読んで腰を据えて解かないと分かりませんから。

問われている「形式」だけ、チェック。



選択肢が多めだと良い


穴埋めや選択肢が多いと、解き易そうですよね。


「応用情報技術者試験R05秋NW」の解説Noteより

回答形式で、選択肢が多いとありがたいです。

特に穴埋め問題だと「読めば解けそう」なので助かります。

一方「全てを選べ」は失点の可能性が高まるので少し警戒。

更に上位資格になると「選択肢を多くするのは筆記にすると得点できないぐらい難しいテーマなのでは」と裏読みもしますが、応用情報技術者試験では大丈夫でしょう。



計算問題は確実に取りたい


計算は選択肢と違って消去法が使えません。正しい計算ができれば確実に得点できる反面、少しでも間違えば完全に失点しちゃいます。

「応用情報技術者試験R04秋NW」の解説Noteより

選択肢は、正解が分からなくても、消去法で絞込ができます。

しかし計算問題は「計算できないと確実に失点」します。

注意したいのは「芋づる失点」。

設問(1)で計算させた値を使って、設問(2)を計算させる問題。もし設問(1)の計算を間違うと、設問(2)も「自動的に失点」してしまいます。

計算ができそうか確認をしましょう。



作文の文字数が少なければ良い


文字数制限が25文字あたりならば、問題文を流用したり、問題文の「絶対に削れない言葉」をつなげたりして答える問題です。

つまり「ゼロから作文」をしなくて済みます。

しかし30文字を超えてくると要注意。深い理解や高度な作文が必要になる可能性が高くなります。

ただし、1問程度や最終設問ならば、難しくて当たり前なので「失点も仕方ない」と割り切って大丈夫。

余裕があれば、どんな内容について問われているのか、下線部分だけでもチラ見しても良いですね。



解き始めるまでに読む文量


午後問題は、基本情報技術者科目Bとは比べ物にならない長文問題。

長い文章を頑張って読んだのに「選び直し」「読み直し」が生じると、大きな時間ロスになります。

以下2点を解説しますね。

  • 結局解けなくて、別の問題を「選び直し」 

  • 解けると気づかず、問題文を「読み直し」 



「選び直し」を防ぐ | 解き始めが速いかチェック


読む文量が0.5頁だとすごく楽ですね。図も多いと助かります。

「応用情報技術者試験R05春NW」の解説Noteより

1点目。

午後問題では、得点できそうか分かるまで、長い文章を読んで解く必要があります。早く問題を解いて「弾み」を付けたいところですね。

「解き」に入れるまでに、読む量が少なければ助かります。

下線①や穴埋めaの位置を確認して、読む分量を概算します。

なお、図と表を除いて、純粋の文章の量だけで見積もってください。

1頁であればかなり良く、長くても1.5頁未満です。



「読み直し」を防ぐ | 伏兵がないかチェック


下線①や穴埋めaまで遠い時、実は読まなくても解ける「伏兵設問」があるかも。

避けるべきか受けるべきかは「1番目の設問」を読むまで確定しません。


「応用情報技術者試験R04春NW」の解説Noteより

2点目。

下線①や穴埋めaまでの文量が、2頁ぐらいのときは「下線や穴埋めではない問われ方」をしているかも。1番目の設問を見て確認します。

「下線①まで読めば1問目を解くのかと思っていたら、下線①に到達する前に解ける設問があった」と伏兵がいたら、問題文の読み直しが発生してしまいます。

大きな時間ロスになるので、注意してくださいね。



図表をパッと理解できそうか


図表を見ると、テーマが分かります。

例えば、ネットワーク図を見れば「IPsecルータがあるから暗号通信か」「クラウドサービスの問題か」「メールマガジンの問題か」などテーマが分かります。

表が多ければ、複数の表から情報を集めたり、関連付ける複雑めな問題なのか。穴埋めなら良いけど、下線があったら理由を問われそうで難しそうだな、など。

もう見るからに「難しい」「解きたくない」なら、ひとまず候補から外すと良いですね。「きっと読んだら分かりそう」な問題を見つけたいです。



まとめ


午後問題で最も避けるべきは「問題の選び直し」。

選び直さないぐらいの見通しを、なるべく少ない時間で立てたいです。

選ぶ候補を削っておけば、見る時間が節約できます。

解く問題を固定するのはリスクですが、全10問を眺める必要もありません。

10問からたった4問だけ選べば良いので。4問ぐらい「絶対に選ばない問題」を作っても良いです。私だったら問2のプログラムを選ぶことはありません。

逆に、5~6問の得意分野があると良いですね。

私はネットワーク, データベース, 組み込みシステムが得意。なるべく3問、削ってもデータベースかネットワークから必ず1問は選びます。

さらに実感の湧きやすい、プロジェクトマネジメント, サービスマネジメントを加えます。これで5問。あと1問あれば充分です。


得意分野を作るには過去問演習しかありません。

  • 興味とモチベあるジャンルがお薦め

  • ネットワークが学習コスパが良い

  • 難易度のバラツキが分かる

興味とモチベが持てるジャンルを選ぶと良いです。

シナジーのあるネットワークもお薦め。ネットワークが得意になれば、セキュリティにも組み込みシステムにも生かせますから、学習コスパが高いです。

過去問演習をしていると難易度のバラツキも分かります。私はデータベースを解きたいですが、ベラボーに難しい回もありました。

勇気をもって「切る」ためにも、候補を5~6問、余裕を持って準備しておきたいですね。


p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。

でわでわ(・ω・▼)ノシ



\全ての無料Noteへのリンク!/

時間配分・問題選択法から午後問題解説まで


\R05秋の選択・得点・学ぶ解法の3点セット!/

不合格になった方に特にお薦めです

ここから先は

0字
Note単体は24時間返金に対応していますが、マガジンはシステム的に対応できないようなのでご注意ください。 コンテンツを追加すればマガジンは値上げします。Note単体よりはお得に設定しますが、マガジン自体も早く入手された方がお得です。マガジン購入済みの場合、マガジン値上げが実施しても追加の支払いは発生しません。

R05秋に不合格になった方、過去問演習に取り組む方向けのNoteです。 APのNoteはこのマガジンにまとめるつもりです。

学習方法・問題特集のNoteは全て無料提供を続けます▼ もしご覧になったNoteが有益だったり、私の志に共感されたりしましたら、サポート頂けますと励みになります▼ もちろんコメントでも結構です(・ω・▼)ノシ