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【Iパス勉強法】「3用語グループ」「Over4用語グループ」
>>前回のNoteでは<<「4用語」を最重要で覚え、3つの出題パターンに対応しましょうってお話でした。
今回は「4用語」以外。
「3用語」と「Over4用語」の学習戦略についてまとめました。
ここまでやれば用語問題は、大方仕上がってきます。
なお、このNoteは私がIT専門学校で教えた経験に基づいて作成していますので、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。
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「3用語」は全て覚える
「3用語」は3つの要素で成る用語です。
ちなみに「4用語」が最優先なので、>>前回のNoteでは<<を先に読んでくださいね。
「3用語」は例えば、
CIA:機密性C・完全性I・可用性A
認証要素:知識・所有物・身体的特徴
不正のトライアングル:機会・動機・正当化
ITパスポートは4択、3つでは足らないので、組み合わせによる「4択化」がされます。
認証要素の3種類はどれか。
ア:個人情報、所持情報、生体情報
イ:個人情報、所持情報、知識情報
ウ:個人情報、生体情報、知識情報
エ:所持情報、生体情報、知識情報
「知識」「所持」「生体」が揃ってるエが正答。
個人情報かなぁと思いつつも、「知識情報」をしっかり掴みましょう。誕生日やペットの名前は「知識」な気がしますが、パスワードは個人情報ではないですからね。
以上のように、
紛らわしい言葉を混ぜてくるので、3つをしっかり覚えてないと迷ってしまうので注意してください。
また「4用語」のように、各選択肢に1つずつ配置されないため、
「消去法」がちょっと弱くなります。
例えば「所持」「生体」だけを覚えてた場合は、アとエの2択までは絞れますが、「個人?知識?」で迷うことになります。
「4用語」の時は1つ忘れてても、3つ知ってれば消去法で必ず正解を引けましたからね。
次の話は「Over4用語」。5個も10個も用語があるやつ。
「Over4用語」で優先すべき用語
5つ以上で構成される用語があって、「うわ、これ全部覚えるの?」と思っちゃいますね。例えば、PMBOKとかソフトウェア品質特性とか。
「4用語」超えなので「Over4用語」。
※「おばよん」ってことで。もちろん私の造語。
「全て覚えるべき用語」と「絞っても良い用語」があり、過去問に応じて判断します。
「全て覚えるべき用語」の例 PMBOK
例えば「PMBOKの10の知識エリア」は、ITパスポートで最多の用語数ですがすべて覚えてください。
※「」内が良く問題文で見るキーワードです。
統合は、プロジェクト「全体」の管理
スコープは、プロジェクト成果物の影響「範囲」
タイムは、「計画」・スケジュール・納期
コストは、「予算」や費用
ステークホルダは、「利害関係者」とのやり取り
リスクは、プロジェクト進捗への悪影響
コミュニケーションは、プロジェクト内での「連絡」手段
資源は、部品「資材」や機器「機材」や「人員配置」
調達は、必要な部品や機材の準備・確保
品質は、「成果物が求められている水準」・機能なのか
では例題。
システム開発プロジェクトにおいて、テストを実施するメンバを追加するときのプロジェクトコストマネジメントの活動で適切なのはどれか。
ア:新規メンバにも情報伝達できるようにメーリングリストを更新する。
イ:新規メンバにテストツールのトレーニングを行う。
ウ:新規メンバに担当させる作業をスケジュールに追加する。
エ:新規メンバの人件費を見積もり、計画変更する。
アは「メール」からコミュ
イは「教育」から資源
(ほんとは「人員配置」で出てほしいところ)ウは「スケジュール」でまんま
エは「人件費」からコスト
ウのタイム、エのコストは分かるかもですね。アのコミュもなんとか。
なお、ITパスポートだから問題文に列挙してくれてます。基本情報技術者試験ではしてくれないので、
甘えず今のうちに覚えておきましょう。
自分なりに優先順位をつけて少しずつ
もちろん優先順位を決めて大丈夫。
分かりやすい順番
出題でよく見た順番
※PMBOKの箇条書きは、私の優先順位です。
最初は3~4つから。
なかなか全部にならないかもですが、7個ぐらいまでならいけますよ。
私の場合は、タイム・コストが実感しやすくて、「統合は全部でしょ」「リスクとコミュもまぁ分かる」「ステークホルダも関係者と覚えた」「スコープは、分かりにくいけどよく出題されるなぁ」みたいな順番でした。
自分に馴染む例から理由付けすると良いですね。
「ソラ」で10個言えなくても良いので、「10個言われれば全部わかる」になれば充分です。
「QC7つ道具」も同様。図として分かりやすいもの・良く問題で見るものを優先してください。
「Over4用語」で絞って良い用語
PMBOKやQC7つ道具は、なるべく全部覚えたい「Over4用語」でした。
ここでは、「5つ以上あるけど、絞って良い用語」を提案してみます。
※私が過去問をみた印象で判断してます。
3+αの例「責任者系」
組織の責任者の役職名はたくさんありますが、まず重要なのは3つだけ。
CEOは、経営
CIOは、情報
CFOは、財務
あと1つ加えて4択問題にされるので、自分で付け加えます。
候補は2つ。
CTOは、技術
COOは、執行
以上のように、重要な3用語に少し加える程度で大丈夫。
CTOとCOOはどちらも出たりでなかったりで優先順位が低いので、勝手に選びます。もちろん2つとも覚えてもOK。
ITパスポートが簡単な頃は「情報戦略の責任者は誰か」「はい!CIO」みたいな問題が多かったのですが、最近はちょっと小賢しくなってます。
経営戦略に基づいて策定される情報システム戦略の責任者として、適任なのはどれか
ア:CIO
イ:基幹システムの利用部門の長
ウ:システム開発プロジェクトマネージャ
エ:システム企画の担当者
慌てず騒がず「情報システム戦略の責任者」なのでCIOを選べばOK。
難易度を上げる・考えさせるための小細工ですね。
手抜きして良い例「ソフトウェア品質特性」
ソフトウェア品質特性は、6個と多いです。
機能性
使用性
信頼性
効率性
保守性
移植性
出題頻度が高くないうえに、覚える用語が多く、しかも分かりづらい。
機能性・使用性・効率性が問題文ではっきりしない場合が多い印象。
よって、不具合修正やメンテの「保守性」、違うOS用に改良する「移植性」が分かりやすく、出題もされるので優先。「機能性」も一番出題されるためおさえます。
そして、信頼性・使用性・効率性は、覚えれるなら覚える。無理なら覚えない。「まぁその時迷えばいいや」ぐらいにしか思ってません。
他にも覚えるべき用語はたくさんありますからね。
1問でるかどうかも分からん問題のために、5個も8個も覚えるのは正直きびしいです。
同様にプログラムのテストも「単体テスト」「結合テスト」は絶対です。
しかし、他のテストは「言葉の揺れ」があるので、「そんなのもあったかなぁ」ぐらいにしてます。システムテストとかシステム方式テストとかですね。
まとめ | 4用語→3用語→Over4用語
「3用語」「Over4用語」の学習戦略をまとめます。
「3用語」は組み合わせ出題なので、3つとも覚える
消去法の効果は薄れたが、2択までは絞れる
「Over4用語」は、分かりやすい・出題頻度順に少しずつ覚える
出題率と覚える量を天秤にかけてOK
他にも覚えるべき用語はたくさんあります。
以下の優先順位で学習を進めましょう。
「4用語」は、>>前回のNote<<を参照。
「3用語」
「Over4用語」
他にも「分析系」「一元管理系」などジャンルでまとめて出題されるパターン、よく問題文に書かれるキーワードに注目した解き方もあります。
また、著作権みたいに出題パターンが多いテーマ、公開鍵みたいに仕組みが難しいテーマも勉強しなきゃですもんね。
大事なのは、まとめていつでも脳内引き出しから出せること。
3~5回分の過去問を解けば、勘所もわかってきます。
次は >>キーワード連結<< を解説します。
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p.s. 普段は >>専門学校とIT就職のブログ<< をやってます。
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