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BPMとクラブミュージックの話

みなさん、こんにちは。DJ SENNAです。

今日は、「クラブミュージックのジャンル」についてのお話をしたいと思います。
というのは、先日このような診断メーカーを作成しまして。

これを作った経緯として、世の中にはたくさんのクラブミュージックが存在するのですが、あまり知られていないものも多く、少しでも多くの方に知って欲しい!と思ったのがきっかけです。

この診断メーカーでは現時点(2021年8月28日)で55通りの音楽ジャンルが出てきます。実は、私はDJを始めるまでは

クラブミュージック=EDM

こうとしか思っていませんでした。EDMはちょっとパリピ(意味はググってください!)な方たちが聴くものと、偏見すら抱いていたものです。
ですが、大きく認識が変わったきっかけになる出来事がありました。

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DJを習い始める

DJはいろんな経緯があり始めたのですが、正直始め方がわからず。やりたいなと思った当初は携帯のアプリでやってました。「djay」とかっていう(合ってるかな?)アプリだったと思います。本当になんちゃってって感じで、携帯でDJって結構難しい。当時はシンプルにそう思いました。

DJって、どうやってはじめる?そう、誰もが思うと思います。
DJにしろ、格闘技にしろ、ピアノにしろ、上達するにはやはりプロの力を借りると早いです。具体的な話でいうと、「習いにいく」という手段です。ですが、習うのは当然お金もかかります。

私が通っていたDJスクールは、40分6000円と、学生には少し高く感じてしまう金額で当時時給850円でバイトしていた私は、約7時間(丸1日のシフト)でやっと1レッスン受けられるといった感じでしょうか。

思うのですが、習い事って結構初めから目標を持って始めるというより、
「なんとなく」「できるようになったらなー」
みたいなかんじで考える方の方が多い気がしていて。というのも実際に自分がそうだったというのはいうまでもないですが・・。やっていくうちに目標ができても、初めから大きく目標があるパターンは珍しい方だと思います。

何が言いたいかというと、私はDJには興味があったのですが、具体的にどうなりたいとかはあまりなくて、なんとなくできたらかっこいいだろうから、やりたい!という感じでレッスンを受け始めました。さすがに学生の頃はレッスン料が払っていけそうになかったので、社会人になってからレッスンを受けました。

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ハウスミュージックに出会う

かなり周りのDJさんに驚かれるのですが、私はDJ始めた当初はBPM128ぐらいの四つ打ち、ハウスなどでDJをしていました。なぜかというと、レッスンを受けていた時に先生から「BPM128の曲を探して練習しよう」と言われたからです。

BPM128・・・?

真っ先に思い浮かんだことは、ポップンミュージック。あのゲームは、曲ごとに標準BPMが設定されており、ポップ君の落ちるスピードを自分で調整することができ、まさにその感覚がはじめて生かされたのです。
BPMって何?と、結構はじめはつまずく方も多いのではないでしょうか。

話は戻りますが、BPM128の曲という意味がよくわからなくて自分なりに研究してみたところ、「ハウス」「EDM」あたりの曲がヒットすることに気づきました。いやあ、初めは本当に意味がわからなかった。

ちなみに、これは余談ですがDJやってるといろんなジャンルに出逢いますよね。いろいろ出会うと、大体このジャンルはこのBPMくらいかなと分かってくるようになります。

EDM、HOUSE(FutureHouse,DeepHouse,DiscoHouse)→ BPM128
DnB、Hardcore→BPM174(170-180)
Funkot→BPM180
Rawstyle→BPM150
Breaks、Breakbeats→BPM130(128-140)

※個人的な感覚値です。あくまで参考として読んでいただけますと幸いです。

みたいな感じ。ジャンルバラバラですが(笑)
DJはじめた当初は、ハウスで練習していたのですが、正直自分にとってあまり興味のなかったジャンルということもあって練習は楽しく感じることが少なかったようにも思います。可能であれば、BPMは早くとも自分の好きなジャンルで練習する方が絶対いいと、勝手に自分は思っています。
ですが、何事も基礎は大事で、この時の経験があったからこそ、BPM200越えの曲でも90以下の曲でも繋ぐことがきるようになりました。

たまに驚くのは、「よくそんな早い音楽(BPM174ぐらい)でDJできるね」と時々言われることです。BPMって早いからすごいとか、ではないと思っていて。好きな音楽はリズムがわかる(とれる)ので、好きになったジャンルだと繋ぐのも上達が早いかと思います。

少しDJすることに慣れてくると、こんな悩みがでてくるともよく聞きます。

メインのジャンルが決められない

自分がDJをするときに、「自分は何DJなのか」を決められない、ということ。いろんなジャンルに興味が持てていて素晴らしい悩みだと思います。
確かに、メインのジャンルは決めておいた方がいいのですが、私の周りでも結構途中からメインジャンルが変わったり、特にメインジャンルを決めていなかったりといろんなパターンの方がいます。ジャンルごとに盛り上がっている地域、シーンが異なったり、ルーツも全く違います。なので、最初から決めておくのもいいですが、いろんな音楽に触れて、発見していって自分の気持ちいい部分を探していく作業をするとすごくいいと思います。

例えば、もし知り合いにDJさんができたとすれば、自分の好きな曲を聞いてもらって、自分はどんなジャンルが好きそう?とかって質問するのもいいかもです。意外な答えが返ってきたりして、新しい発見にもつながると思います。
私はDJを初めて6年たった今でも時々そういうことをして新しい発見につながっています。

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最後に

今日は、クラブミュージックのジャンルについてお話したく記事を書きましたが、意外とこういった初心者向けの内容が公開されていない(私が見つけられていないだけかもしれませんが・・)のも事実なのかなと感じています。きっとDJはじめたいと思っても、誰に相談すればいいわからないとか、習い始めても、悩みにぶち当たって気軽に相談できるひとがいないとか。まさに自分がそうだったので、当時は本当に悩みました。機材のことは、パイオニアさんに直接電話してご指導いただいたこともありました・・(あの時の担当の方、本当にありがとうございました。)

なので、これからは私自ら、そういった方の橋立役になれたらなんて思っています。気軽に相談できるDJさん、みたいな立ち位置になりたいですね。DJって、できるようになったら楽しいんですが、できるようになるまでが、本当に挫折しやすい!!!(私は3回ぐらい挫折しました)

こういったご時世なので、おうち時間が多くなってきた方も多いかもしれませんが、おうちで始めるDJっていうのもなかなかいいですよ。もしそういった方がいらっしゃいましたら、お気軽にコメント、DMくださいね。DJライフを楽しんでいきましょう!★

DJ SENNA


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