【感情エネルギーのスイッチ】
鍼灸師で易占家の仙亀です。
人相術というやつは難しいです。
人相術というと顔相だけだと思う人もいるんじゃないかなぁ。
手相は手をのぞき込んでみる相術。
顔相は顔をのぞき込んでみる相術。
っんで、人相術というやつは、姿、表情、動作、言葉の使い方など全般を、まるっとみる相術。
説明しやすいので、顔や手に示されていることをもとに占い鑑定をするわけですが、じつはそれ以外のこともいろいろ拝見していたりして。
東洋医学でも、この人相術のコツは望診術という見た目で判断する見立て方として、同じセンスで活用します。
特に目の力は、とても大切。
目が飛び出している人は、いろいろなことに首を突っ込む傾向にある。
そんな目玉が落ち着きがあるか、キョロキョロしているかで、どんな風に物事を考えているか、こだわりの持ち方はどうか、なんてことも判断する材料になりますね。
※逆に、もともと目が落ちくぼんでいる人は、もともと精力が少なく人と関わりあうことに疲れやすいタイプだったり。
病後、憔悴する出来事があったとき、などにも目が落ちくぼんで見えたりすることがありますね。
また、目の向きが下を向きがちなのか、前を向きがちなのか、遠くを眺めるようにしているのか、近くを見ようとしているのか。
ときどき、ボーっと上を眺めるような目つきをされている人もいますが、これは現実逃避の大事な時間。
そんな目をしている人がいれば、遠くから見守ってあげていたらいいんじゃないかな。
※下を見がちなのは、過去の経験や思い出と照らし合わせるような思考が、あるんじゃないのかな。
いい思い出や、思い出したくないような悪い思い出。
そんな思い出と、目先の出来事や見聞きしていることとリンクした時、目は過去に経験した感覚を探し求めるようにして、下の方に視線を送るみたい。
このとき、顔が俯かないのが、憂鬱な気分との見分けのポイントだったりして。
目というやつは、どこを見据えて生きているかを示しているもの。
ちょっと心配なのが、自分の方を見ようとしない目の使い方をする人。
見慣れるとわかるのだけど、目の焦点をわざわざ自分から外すような見方をしているんじゃないかなって、印象を与える目の使い方なんですよねぇ。
憂鬱や気持ちの落ち込みとは違う、感情エネルギーのスイッチが切れてしまっているウツ状態の目の使い方。
そんなウツっぽい目の使い方(感情エネルギーのスイッチが切れいている状態)のひとは、人と目をちゃんと合わさないとか、瞬き(まばたき)が少ないっていう傾向もあるみたい。
言葉や会話など、ロジカルなやり取りはフツーにできるんだけど、どこか感情が希薄に感じる。
意外とこんな自分を演じるように、周りの人に自分の見せ方を作ってしまう人、たびたびお見掛けする機会があるように感じます。
ウツっぽい(感情エネルギーのスイッチの切れいる)人、占い鑑定でお会いするとき、とても慎重に言葉を選ばせていただきます。
感情エネルギーのスイッチを入れるような言葉がけをしていいのかどうか、それすら思案のしどころとなる。
カラダに元気が備わり、感情エネルギーが働いていないと、自分の命を粗末にしてしまうことがある。
思いつめているのだけど、ココロが動いていないと、思いつきで行動してしまう。
※感情エネルギーが働かないと、こうしたことすら作業になってしまう、ということなんだよね。
誰も予期せぬ突然のお別れって、こんな風なんじゃないかな。
思考や感情面が追い込まれることで、自分の命の在り方を考え込んでしまうこともあるかもしれない。
こんな場合は、事前に苦悶の表情や苦しそうな姿勢、選ぶ言葉とは裏腹に発する声に悶えを感じることができる。
こういう時には、何かしら気になることから声掛けすることができるかもね。
感情のエネルギーをちゃんと働かせていることは、とても大切です。
でも、素直に感情を表すことが、なんとなくしづらい世の中ならば、ちいちゃくてもいいから、そんな自分だけの場所、作っておいたらいいんじゃないかな、なんて思います。
今年はいろいろ不安を抱えたクライアントさんたちとのご縁が多いかな。
でも、ちゃんと不安な感情を表してくれているから、それはそれで、何か安心。
感情エネルギーのスイッチを切ってしまった、ココロに仮面をかぶせてしまったとき、僕はどんな風に接しさせていただくのだろう。
そんな気になる出来事を、風のうわさで耳にしたもので。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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