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【思い出に変えていく】

鍼灸師で易占家の仙亀です。

クライアントさんから失恋の相談を受けることがあります。
失恋したばかりだと、復縁したいのか、それとも新しい恋愛へ進みたいのか、という方向を決めかねている時間があったりします。

なんでわかれちゃったのだろう、なんで喧嘩しちゃったのだろう、などなど。

くわえて、別れたお相手のことを罵ってみる時間もあったりして。

占い鑑定の時間に、そんな恨み節を聞くこともあります。
そんなときには、これも占い鑑定の時間とばかりに、僕はいろいろと聞き出してみることをします。

あんなことをされた、こんな苦痛を味わった、こんな心配をした、あんな嫌なことがあった、などなど。


ひとしきり恨み節を聞いた後、これまでの恋愛を紡いできたお二人の時間について、今度はフラットな感情を保っていただきながら振り返り。

そうはいっても、良い思い出がいっぱいあるのでしょうね。
最初は冷静にフラットな状態でお話が始まっても、ほどなく涙ポロポロ、言葉に詰まりながらの振り返りの時間になることが多いかなぁ。

ひとしきりそんな思い出話を振り返り。

でもでも実は、まだこの段階では思い出になっていないこともあるわけです。
でもでも、でもでも、ここで一度はっきり二人の時間の良いところ悪いところと、二人で過ごしてきたことの意味まで見出せる人は、このまま次の自分の立ち位置を見つけられるみたい。

ふっきれる、っていうやつですかね。


そこまでいかなくても、そもそもご相談くださるクライアントさんの求めている恋愛観っていうやつには、たどり着くことができる。

そんな恋愛の価値であったり、ご自分が求めるものを明確にすることで、今回の恋愛の反省点であったり、次の恋愛に向かうための指針が生まれることがある。

また、復縁ということを考えるときにも、一度お別れするところまでの経過を振り返れるところで、関係性を取り戻すときの過ごし方の在り方は見えてきます。

※復縁するときの取り組み方は課題としては別に残りますが。


復縁云々は抜きにして、一度今までの経緯経過を振り返り、思い出に変えられるところまで、口に出して感情をさらけ出してみる。

そんなわだかまっていた感情が息抜きできるだけでも、今までの経験に対して冷静に正直に向き合う姿勢が生まれます。
どんな経験体験にしろ、それはきっと先々の力になる。

そんな力を備えるお手伝いを、占いという手法を使ってお手伝いするのが僕のお仕事。

本当は恋愛マスターか何かになって、重宝な手法をバンバンお伝え出来たら便利なのだろうけど、僕の占いでは、まずはクライアントさんのココロに強さを備えていただくところから始めていきたい。

そんなわけで、手っ取り早い恋愛相談はできないけど、良き相談者としてお付き合いできたらいいなぁと常々思っている次第。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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