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【ホッコリの場所探し】

鍼灸師で易占家の仙亀です。

たびたび小説を貸してくださる仲良しさん。
このたびも、和菓子に関する小説を手にして遊びに来てくださいました。

前々回お借りしたシリーズは、デパ地下の和菓子屋さんを舞台にした「和菓子のアン」という小説。

含蓄があり、2作目はちょっとヘビーな話題もあり、という和菓子という身近なようでいて、意外と奥深さを知らぬままに過ごしている今までの日常に奥行きを与えてくれるような作品でした。

で、前回お借りしたのが、代筆、というユニークでありそうでなさそうな、不思議なお仕事を生業にもしている鎌倉あたりを舞台にした「つばき文具店」という文房具屋さんを舞台にした作品。


んで、今回お借りしたのが「おまちしてます 下町和菓子 栗丸堂」というお若い4代目和菓子店主が主人公の小説のようです。

表紙絵がかわいくて、そのままお借りすることに。


なんだか日常の世間が、なんとなく殺伐としているみたいで、小説の中だけでもいいから、牧歌的な世界で過ごしていたいねぇ、などということを話題に、仲良しさんとおしゃべり。

この暑さもあり、仕事の忙しさもあり、きっとプライベートでもいろいろあるのでしょう。
ちょっとお疲れ気味でお越しになられた仲良しさんとは、そんな浮世離れした場所について、いろいろおしゃべり。


猫好きサンなので、猫と一緒に過ごす時間の豊かさや、気楽さについてちょいと語ってくださったり、おいしい和菓子とお茶を雰囲気よく楽しませてくれる茶房の場所を教えてもらったりと、想像するだけでもホッコリ思考に花が開きます。


僕はそんなホッコリできる場所として、身近な神社へ足を運んで気持ちを和ませることが多いです。

もちろん、炎天下の中ではさすがに厳しいけど、ご近所の馴染みの神社さんへ足を運ぶだけでも、なんとなく殺伐と感じる世間の雑踏から離れることができると、ホッコリ安心します。


さすがに神社の境内でゴザをしいてピクニックというわけにはいきませんが、でもそんなお茶を楽しむように、神社さんに吹く風をじっくり味わっている時間が好きですね。


意外とそんな時と場所を味わう感覚って、占いを立てるとき、とっても役に立っています。

そのくらいフラットでちょっとボーっとしたリラックス感があったほうが、変に先入観を持つことなく、占いを立てられるし、得られた兆しを率直に読み解くことができる。

このフラットなマインドを手に入れるのって、そんなに難しいことじゃないと思うのですが、これを求めて修行される方もいらっしゃるのだとか。

きっと僕の求めているものとは次元が違うのでしょうねぇ。


そんな占いを立てる時間。

僕のひそかなホッコリスポットだったりするわけです。

人の悩み事を拝見する時間ではあるのですが、相談を受ける占い師はそんなホッコリを携えていないと、問題解決の糸口なんて見つけられやしないですからねぇ。

そんなわけで、占いのお仕事がない時には、僕はひそかにホッコリの場所探しをしてたりします。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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