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コロナ禍のハロウィン 渋谷では仮装している人が大幅に減ったようだ

けんすけです。

ご覧いただきありがとうございます。

10月31日はハロウィンでしたね。

例年渋谷は、仮装した若者でごったがえすのですが、
今年は人出が少なかったとニュースで見ました。

コロナの自粛要請が功を奏したのでしょう。

特に仮装をした人が少なかったのが、
今年の特徴だそうです。

そこらあたりに、コロナ禍の人々の心理が現れているように思います。

1.渋谷には行きたい。でも…

ハロウィン当日、渋谷の様子を報じた記事によると、
「身動きが取れずに3密状態になる例年とは違い、
歩行者が自分の希望する方向に進めるようだった」
そうです。

希望する方向に進める、
とわざわざ書く程度には、
込んでいたということですね。

普段の同時刻の渋谷と比べれば、
やはり人出は多かったと解釈できます。

ハロウィンを渋谷で楽しみたい、
という人が多く訪れていた
ということでしょう。

それでも仮装が少なかった背景には、
こんな心理が働いていたのではないでしょうか。


自粛と言われると、やはり行きづらい。

でも、毎年のことだし、行ってみたいし、
盛り上がりたい。

よし、仮装せずに行けば、
ハロウィン目的ではなく、
ただ渋谷に用があって来た人と見わけがつかない。

これなら自粛破りにはならないぞ!


自粛破りと見られるのは気が引けるが、
でも家で燻っているのも嫌だ、
そんな葛藤が、
「仮装せずに渋谷に行く」という行動に
現れているように思えます。


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2.自粛疲れ?

ロックダウンを経て、
延々と自粛の呼びかけが続いていますが、
さすがに疲れが見えてきているのでは。

感染防止という観点だけから見れば、
仮装していようがいまいが、
渋谷に出るのは避けるべきです。

それはみな分かっているのですが、
それでも人と交流したい、
楽しみたいという気持ちも
抑えきれない。


感染拡大防止という観点だけ見れば、
政府のGOTOキャンペーンも否定されなければなりません。

GOTOキャンペーンに表立って反対する意見は、あまり聞かないようなので、経済だって大事だと、
内心、多くの人が感じているのでしょう。


ウイルスを完全に抑え込むためには、
長期に渡りロックダウンも含め、
徹底した自粛が必要になります。

これでは経済が立ち行きません。

それがウイルスとは別の意味で、
大変な事態になるとみな分かっていて、
経済政策を支持しているわけです。

自粛か経済か、
今はそのはざまに立って右往左往している状態です。


3.2004年新型ウイルスの場合

このようなウイルス騒ぎは、
別にコロナが初めてではありません。

例えば2004年には、
新型ウイルスが世間を騒がせました。

あちらで感染者が出た、
こちらで感染者が出たと報道されたものですが、
今は通常のウイルスと同様、
誰も意識していません。

これは新型ウイルスが消滅したというより、
人間の方に免疫ができて、
共存が可能になった
ということです。


コロナについても同じで、
完全に死滅させることは難しいのでは、
ないでしょうか。

いかに抑え込もうが、
ウイルスは残ります。

残ったウイルスは、
否が応でも感染していきます。

拡大が不可避なら、
最終的に共存を目指すというのが、
ウイルスとの正しい付き合い方
のように思います。


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4.マスク信仰

今は付けるのが当たり前となったマスクですが、
厚生省のホームページでは、
「風邪症状があって外出する際には着用してください」
とあります。

あくまで咳エチケットの一環としてのマスクであり、
特に常用を推奨しているわけではありません。

また、同省のホームページには以下の記載があります。

「症状等ある方が飛沫によって他人に感染させないために有効です。
一方で、他人からの飛沫を防ぐ予防効果は相当混み合っていない限り、あまり認められていません」

マスクに予防効果はない、というのが公式見解のようです。


それでも今はマスク常用が一般化しているのは、
マスコミの影響が大きいのではないでしょうか。

マスクは、実効性よりもむしろ、
感染防止を意識していますよ、
というアピールの役割を果たしているように思います。

マスクをしていれば大丈夫というのは、
信仰にすぎません。


とは言え、このような自粛の広がりは、
感染拡大をゆるやかにする役割は果たしていると思います。

患者の急増を防ぎつつ、
ゆっくりと拡大させて免疫を作り、
コロナとの共存を目指す。

今は社会全体として、
そのような方向に向かっているように思います。

いずれはかつての新型ウイルスのように、
誰もコロナを話題にしなくなる時が来ることでしょう。


5.まとめ

コロナの絶滅が難しいのであれば、
過度に恐れ、過度な自粛を強要しても、
効果は限定的でしょう。

自粛疲れは正しい反応です。

これから徐々に、
自粛優先から経済優先にシフトして、
社会を活性化していく

来年の五輪開催も含め、
政府もその方向に向かうのではないでしょうか。


コロナとの共存は、
人との積極的交流を復活させることで
もあります。

コロナの死亡率は、日本では、
通常のインフルエンザを比べても低い
数字になっています。

今後は過度な自粛に向かうよりも、
活気を取り戻す方向に向かっていけるとよいですね。


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