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身に纏う私の最愛の香り #磨け感情解像度


落ち込んだとき、辛いとき、ファッションは気分を高めてくれる。もちろんそれで全て解決という訳にはいかないが、私の心の安定に繋がる、無くてはならない大切な存在だ。

ファッションと五感。
ライフスタイル全てを一括して心地よくありたいと願い、人にもそれを伝えたいと思っている。

そんな大切なファッションの中で
香りものも、絶対に欠かすことのできないアイテムの一つ。



どこにも属さない香りとの出逢い


私はコスメが大好きなのだけど、シャネルの化粧品は特別に気分が高まる。
使わずともまずその見た目から美しさを放ち、バッグに入っているだけでここまでテンションが上がるコスメは他に見当たらない。唯一無二の存在だ。

そんなシャネルの【ココヌワール】という香水が私の最愛の香り。

初めて香りを試したとき、衝撃が走ったのを今でも覚えている。


店頭で買い物をしていると「新しく出る香りがすごくお似合いになりそうなので試していただきたいです」とムエットを頂いた。


電撃が走ったような感覚に陥った。初めての経験だった。


まさに、求めていた香りーー。


身体の芯まで届くような、深みのある濃厚な香り。
けれどあからさまないやらしさは一切なく、上品でいてセクシー。
気品溢れるのに、もったりと重い。
重く官能的なのに、どこか爽やか。

そんな非対称な印象が絶妙に混ざり合った香りは初めてだった。
私自身ひどく両極端な性格でアンバランスを好むため、この"どこにも属さない香り"に一瞬で心を奪われたのだ。



探し求めた香り、香水迷子


それまでの私は、自分の香りを探し求める香水迷子だった。
たくさんコレクションしていたけれど、どれも一時的な好みでしかない。
どれも好きだけど、これ!と決められる決定打はない。

そんな中で初めて味わった感覚。もう、これしかないかもしれない。


そう感じながらもその日は購入を一旦見送った。
なぜなら私にとって香りは、とても重要なものだから。


身に纏う香りで自分のイメージさえもガラリと変わってしまう。
もうそろそろ迷子はやめて、私自身が愛する"私の香り"を見つけたかった。他の何物でも代えられない、代わりはないと思えるほどに愛する香りを身に纏っていたかった。
そのため「ただの香水だから」と安易に手元に置くことはできなかったのだ。


けれど、次の日にはほぼ気持ちは固まっていた。
あの香りを感じたときから、頭はもうそれでいっぱいになっていた。
あれしかない。。


それでも一応別の店頭へも足を運び「私に合う香りを」とお願いする。
それを繰り返し、その全てで【ココヌワール】を提示された。

もう他にはない。そう確信するまでに時間はかからなかった。

発売された当初から一筋だから…と遡って発売日を調べてみると、2012年新発売。驚くことにもう8年も私の香りで居続けてくれている。



自分らしい香りを身に纏うこと


"自分に合う香り"を見つけておくのはいい。


「良い香り!どこの?」
と聞かれるよりも、
「良い香り!すごく似合う!」
と言ってもらえることが多い。

これはとても嬉しいことだ。
私の愛する香りが、周りからも"私の香り"として認知してもらえているということだから。

香りは
例え同じ香水だとしてもつける人によって印象が変わるように、身に纏う本人との調和にとって生まれる雰囲気があると思っている。


着こなしやヘアメイクにどれほど気を配っていても、そこに馴染まない香りがプラスされるだけで途端にファッションのバランスが崩れるように、
どれほど良い香りでもそれを纏う人にフィットしていなければ、香りだけが印象に残り人との違和感が生まれてしまう。合わない香りはどこかミスマッチな雰囲気になってしまうものだ。


けれど自分に馴染んでくれる、まさに「私らしい香り」を身に纏っていれば

例え白いTシャツにブルージーンズといったカジュアルベーシックなスタイルにも、香りによって個性が生まれる。
かと思えば、身体にぴたっと沿うタイトラインの女性らしいドレススタイルにだってばちんとハマり、香りを纏うことで着こなしをワンランクアップさせてくれるような底力を発揮してくれるものだ。




愛する香りと共に

香りは
どんなときも私に寄り添い、至福の時間を演出してくれる。

特別な日じゃなくても自分のために香水を一振りする。
愛する香りを身体に纏うことで、心の安定剤のように気持ちが落ち着く。そして、何かをスタートする日にも自分に喝をいれるように気持ちを切り替えてくれて、悲しみで胸がいっぱいになったときには前向きになれる穏やかさを思い出させてくれる。


香りを身に纏い、目を閉じ、深い深い呼吸をし、全身でそれを堪能する。

愛する香りとは、そんなことを日常的にしたくなってしまう香りだ。


何でもない時間を特別なものにしてくれる。
その香りに、私は心底虜なのだ。






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