![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147680453/rectangle_large_type_2_bd45af83149ba60e297bfefabc7fdb09.jpeg?width=1200)
城好き必見!日本100名城のおもしろさ
お城の中にスタンプ台が設置されているのを見たことはありますか? それは、日本100名城のスタンプラリーの一環です。このスタンプラリーには50万人以上が参加しており、全国各地のお城を巡る楽しさを提供しています。今回は、日本100名城の魅力と参加方法についてご紹介します。
日本100名城とは
日本100名城は、2006年に日本城郭協会が定めた100城のことです。
日本城郭協会の40周年を記念して、城郭・城跡への関心を高め、地域文化を振興する目的で選定されました。
歴史的・文化的価値を持つお城が選ばれ、全国各地に点在しています。
公式スタンプ帳を手に入れて、各お城を訪れることでスタンプを集めるスタンプラリーが楽しめます。
日本城郭協会とは
日本100名城を選定した、日本城郭協会。
設立は昭和30年2月。昭和42年6月からは、公益財団法人日本城郭協会として活動しています。
活動目的は、公式ホームページによると、
「日本および世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙を通じて、民族、歴史、風土に関する知識の普及を図り、もって教育、文化の発展に寄与すること」
となっています。
活躍内容は日本100名城のほかに、親子名城見学会の開催や「ヨーロッパ100名城」の指定などがあります。
どんなお城があるの
日本100名城に選ばれたお城は全国各地にあり、築かれた時代も建築様式も様々です。
選定されているお城の多くは、戦国時代から江戸時代にかけて築かれたお城です。有名なお城に、世界遺産の姫路城や、国宝天守がある彦根城があります。
他の時代で選定された代表的なモノに、吉野ヶ里があります。お城の始まりと言われる環濠集落で、弥生時代の遺跡です。
文化や建築様式が異なるものも選ばれており、西洋式の五稜郭、琉球王国の首里城などが挙げられます。
日本100名城に選ばれているお城は、多種多様なのです。
100名城一覧
日本100名城は各都道府県に、1~5城選定されています。
都道府県ごとにまとめたので、ぜひご覧ください。
【北海道・東北地方】
【北海道】 根室半島チャシ跡群 五稜郭 松前城
【青森県】 弘前城 根城
【岩手県】 盛岡城
【宮城県】 多賀城 仙台城
【秋田県】 久保田城
【山形県】 山形城
【福島県】 二本松城 会津若松城 白河小峰城
【関東・甲信越地方】
【茨城県】 水戸城(弘道館)
【栃木県】 足利氏館(鑁阿寺)
【群馬県】 箕輪城 金山城
【埼玉県】 鉢形城 川越城
【千葉県】 佐倉城
【東京都】 江戸城 八王子城
【神奈川県】 小田原城
【山梨県】 武田氏館(武田神社) 甲府城
【長野県】 松代城 上田城 小諸城 松本城 高遠城
【新潟県】 新発田城 春日山城
【北陸・東海地方】
【富山県】 高岡城
【石川県】 七尾城 金沢城
【福井県】 丸岡城 一乗谷城
【岐阜県】 岩村城 岐阜城
【静岡県】 山中城 駿府城 掛川城
【愛知県】 犬山城 名古屋城 岡崎城 長篠城
【三重県】 伊賀上野城 松阪城
【近畿地方】
【滋賀県】 小谷城 彦根城 安土城 観音寺城
【京都府】 二条城
【大阪府】 大阪城 千早城
【兵庫県】 竹田城 篠山城 明石城 姫路城 赤穂城
【奈良県】 高取城
【和歌山県】 和歌山城
【中国・四国地方】
【鳥取県】 鳥取城
【島根県】 松江城 月山富田城 津和野城
【岡山県】 津山城 備中松山城 鬼ノ城 岡山城
【広島県】 福山城 郡山城 広島城
【山口県】 岩国城 萩城
【徳島県】 徳島城
【香川県】 高松城 丸亀城
【愛媛県】 今治城 湯築城 松山城 大洲城 宇和島城
【高知県】 高知城
【九州・沖縄地方】
【福岡県】 福岡城 大野城
【佐賀県】 名護屋城 吉野ヶ里(吉野ヶ里歴史公園) 佐賀城
【長崎県】 平戸城 島原城
【熊本県】 熊本城 人吉城
【大分県】 大分府内城 岡城
【宮崎県】 飫肥城
【鹿児島県】 鹿児島城
【沖縄県】 今帰仁城 中城城 首里城
スタンプラリーとは
日本100名城に選ばれたお城には、スタンプ台が設置されています。
このスタンプ台は、日本100名城の制覇を目指す、スタンプラリーのモノす。100城を制覇することで、日本城郭協会より登城認定を受けられます。
2007年から実施されており、50万人以上が参加しているといわれています。
どうやって参加するのか、詳しくご紹介しましょう。
スタンプ帳の手に入れ方
スタンプラリーに参加するには、スタンプ帳がなければ始まりません。
公式スタンプ帳は、4つの方法で入手できます。
いずれも日本100名城の、ガイドブックを購入することで手に入ります。ガイドブックの付録として、公式スタンプ帳が付いているのです。
1つ目は『日本100名城公式ガイドブック/スタンプ帳つき』(ワン・パブリッシング)を購入する方法です。
タイトルにもある通り、公式スタンプ帳が付属しています。
ガイドブックとしても優秀で、各城の情報が詳しく記載されています。価格は1,650円(税込)となっています。
2つ目は『日本100名城に行こう』(ワン・パブリッシング)を購入する方法です。
持ち運びしやすいのが特徴で、公式スタンプ帳とガイドブックが一体となっています。価格は628円(税込)となっています。
3つ目は『日本100名城と続日本100名城に行こう/公式スタンプ帳付き』(ワン・パブリッシング)を購入する方法です。
詳しくは後述しますが「続日本100名城」という認定もあり、同時に巡りたい方におすすめなガイドブックです。
こちらも、ガイドブックとスタンプ帳が一体となっています。
価格は1,100円(税込)です。
4つ目は『最強!日本の城(公式スタンプ帳付き)』を購入する方法です。
ガイドブックと公式スタンプ帳が一体となっています。ガイドブックは親子向けとなっており、イラストを使った分かりやすい解説が書かれています。
図版や写真も多く、子どもでも楽しめる内容です。
価格は1,430円(税込)です。
ガイドブックも手に入りるので、これから100名城巡りを始める方は、ぜひ手に入れましょう。
スタンプラリーの楽しみ方と注意点
公式スタンプ帳を手に入れたら、お城に行ってスタンプを集めましょう。
お城によつてスタンプのデザインは異なっており、集めがいがあります。
例えば伊賀上野城のスタンプは、特徴の高い石垣がよく分かるデザインです。
個性あふれるスタンプですが、集める上で注意点があります。
認定スタンプは、お城によって設置場所が異なるのです。受付や城門など、城内の決まった場所にあると言うわけではありません。
それどころか、城の近くにある博物館や公共施設などに、スタンプ台が設置されていることもあります。
土日祭日は押印が出来ない場合や場所が移動するお城もあり、ガイドブックや公式サイトでの事前確認を推奨します。
詳しいスタンプの設置場所の変更については、スタンプ設置場所の変更 | スタンプラリー | 公益財団法人日本城郭協会をご覧ください。
100名城すべてを巡ったら、登城認定を受けよう
100名城のスタンプを全て集めると、登城認定が受けられます。
押印したスタンプ帳を日本城郭協会事務局まで送ると、「祝登城完了!」の印と登録順位を記入し返送してくれるのです。さらに、『城郭ニュース』と日本城郭協会事務局のホームページに名前が発表されます。
しかし、注意点が1つ。
日本城郭協会の登城認定を受けるには、公式スタンプ帳である必要があります。自分で作ったスタンプ帳や、公認以外のスタンプ帳では認定されないのです。
送付先について詳しくは、スタンプ帳の送付先 | スタンプラリー | 公益財団法人日本城郭協会をご覧ください。
基本的に登城認定は、スタンプ帳1冊に付き、1人が認定されます。
しかし、例外があります。夫婦や家族など、常時一緒に巡ったことが明確な場合、同伴者と一緒に認定可能なのです。(認定番号はひとつ)
とはいえ、一緒に巡ったと証明するのは大変なため、スタンプ帳は1人1冊用意することをおすすめします。
日本100名城のスタンプには、期限がありません。全国各地を巡る必要があるため、数年かけて集める方がほとんどだそうです。
焦って集めるのではなく、城や土地を楽しむことが大切です。
まだまだお城はある!!「続日本100名城」
日本100名城だけでなく、続日本100名城というものもあります。
2017年に日本城郭協会が認定したものです。選定基準は同じで、前回選ばれなかったお城が認定されています。
縄張や石垣が見事な山城など、よりマニアックな城が多い印象です。
詳しくは、続日本100名城 | 日本100名城® | 公益財団法人日本城郭協会をご覧ください。
まとめ
ここまで日本100名城について紹介してきました。
まとめると以下のとおりです。
日本100名城は、日本城郭協会が認定した100のお城
お城を巡るスタンプラリーができる
全て城を巡ると登城認定が受けられる
登城認定には、ガイドブックに付いている公式スタンプ帳が必要
100名城のスタンプを集めることで、よりお城を楽しめます。
お城巡りのお供に、スタンプ帳を持っていくのはいかがでしょうか。
参考サイト:日本100名城® | 公益財団法人日本城郭協会
参考サイト:日本100名城ガイド
※「日本100名城」は、日本城郭協会の登録商標です。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?