
スライド代わりにnoteでプレゼンしてみたら資料製作の手間が省けた
こんにちは、note株式会社の仙田です。
皆さんはプレゼンやLTをする時、どんな資料を用いて発表していますか?
パワポやkeynoteなどのスライドを使うイメージが強いですが、僕はそこに新しい選択肢、noteの下書きを提案したいと思います。

やり方は↑のままで、プレゼンをする時にnoteの下書き画面見せながら話すだけ。
伝えたいことを適宜補足しながらnoteをスクロールして読み進めていきます。
全社会のプレゼンでこれを試してみたところ、結構好評だったので、何がよかったのかをご紹介しようと思います。
プレゼンのクオリティがめっちゃ上がる!というより、資料の作成が楽になる!という感じです。
スライドの作成につい時間をかけてしまう人にオススメです。
下書きをプレゼン資料にするメリット
僕が実際にプレゼンに使ったnoteは残念ながら公開できないので、一部図解などを加えながらご紹介します。
1.レイアウトを作り込めない。
noteはシンプルなドキュメントなので、「ついレイアウトに凝っちゃう」がなくなります。
スライドを作るとどうしても細かいデザインに拘ったり、画像や文字の配置に時間をかけてしまいがち。(いつもの僕)
ですがnoteは文字や画像を縦に積み上げていくだけのシンプルな表現しかできないので、レイアウトに時間をかけることがなくなります。

そのため、「手段が目的化すること」になりにくいのではないかなーと思います。
(文字ばかりでは見ている人が飽きてしまうので、写真や画像を多めに挿入するといいかも)
2.資料のクオリティで差が出ない。
表現の幅がそこまでないからこそ、エンジニアでもデザイナーでもマーケターでも、グラフィック的な見た目に大きな差が出ない資料になります。

スッキリした画面がnoteの特徴。グラフィックやレイアウトのスキル関係なく、みんな見やすい資料を作ることができます。
3.箇条書きや引用などの装飾機能がある
noteのエディタが先日アップデートされました!
図解や写真にキャプションが入れられたり、箇条書きが使えるので簡潔に情報を整理できます。
また、noteは下書き共有用リンクも発行できるので、下書きを事前にチームメンバーに送ったり、参加者が手元で確認することもできます。
4.目次プレビューが地味にプレゼンでも便利
個人的に便利だなと思っているのが、目次のプレビュー機能です。
他の参加者が、プレゼン全体を通して今どのあたりを話してるかを把握することができます。

これが便利なので、「下書き共有画面でのプレゼン」より、「下書き編集画面でのプレゼン」をオススメしたいです。
5.そのまま記事として公開できる!
正直、ここまでは他のドキュメントツールで代用できる部分もあるのですが、記事公開できるのはnoteの強いところ。
下書きでプレゼン資料を作ったらそのままポチッと公開できます。
プレゼン資料を作っているので、自然と読む人にとっても分かりやすい構成になってるはずです。
スライドだとそのまま社内に閉じてしまうことが多いかもしれませんが、手軽に公開できるのはnoteだからこそだなーと思いました。
(誤って機密情報を公開しないようには注意してください)
下書きでプレゼンしようと思った経緯
このnoteプレゼンをやろうと思ったきっかけは、note社の全体会のLTタイムに立候補したことでした。
全体会では「LT用に資料を作り込まないこと」がルールになっていました。
5分間のLT(Lightning Talks)タイム。
申請さえすれば、誰でもいつでもLTをすることができます。約束ごとは一つだけ、「LT用に資料を作り込まないこと」。
noteの社内向け資料のつくり方「いきなり大作をつくらない」に書かれている「すばやく試そう」がここでも力を発揮します。
LTの目的はあくまで伝えたいことを伝えることで、きれいな資料を作ることではありませんからね(自戒)
サクッと作れて、かつ分かりやすくまとめられる方法を考えていたとき、noteでLTすることを思いついたのでした。
さいごに
つい、プレゼンと言えばスライド!企画書といえばWord!といつも同じフォーマットで作ってしまいます。
しかし、あえて他のツールを使ってみると、意外と便利だったり、いつもと違ったフィードバックが貰えるかもしれません。(もちろんnoteに限らず)
みなさんも良ければ、note下書きプレゼン、試してみてください。
この記事は「noteのみんな Advent Calendar 2021」20日目です。
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