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東京都の「私立中学に子どもが通う家庭に年間10万円を助成する」ってなんだか不公平じゃないですかね?!

中学受験させるようなご家庭は、それなりに裕福だからこそ私立に通わせようとするんじゃないですかね?共働きで年収もある程度多く、塾だ家庭教師だ、中学受験までにかかる膨大な教育費用を捻出できるご家庭が選択する道に、なんで東京都の税金を使われなければならないんですかね?

東京都は、まずは公立の教育レベルが低いだの言われていることに対して強力なメスを入れるなり改革するなりした方がいいんじゃないですかね?

税金の使い方の優先順位がまるで理解不能です。

”親ガチャ”なんて悲しい言葉が当たり前のように使われてしまっている今だからこそ、親の所得から生じる教育家格差をいかにして埋めていくかに早急に対策を打つのが当然政治家の役割なんじゃないですかね?

実際貧困家庭の子供たちが大学進学を諦めているのは現実ですよね。塾や予備校に通わずに、学校の授業と自分だけの力である程度のレベルの大学に合格できる人なんて、ほんのほんのほんの一握りだと思います。

奨学金制度も見直さないと、借金抱えて社会に出る勇気って相当な覚悟が必要だと思います。奨学金を苦に自殺を考える若者たちも増えているようです。

そもそもなんでこんなに中学受験熱が過剰になっているのか?の根本的な原因を考えるべきじゃないでしょうかねー?私立の方が先生も熱心だし、環境もいいし、設備もいいし、コロナみたいなことが起きてもすぐにオンライン授業に対応してくれるし・・・そりゃ公立に比べればお金持ってますからね。

ちょっと前までは小学校3年生くらいから中学受験する子たちは塾に通わされているイメージでしたが、今はいい塾に入るために小学校1年生から通わされているそうです。

単純にかわいそうです。勉強が得意な子もいれば、そうじゃない子もいるわけで。その見極めもできない年齢のうちから勉強漬けの日々に送りこまれるなんて地獄です。

先日「モーニングショー」で少子化の話題の中でこの手の話が取り上げられていた時、コメンテーターの安部敏樹氏の

「6歳から12歳までの大事な時期を、単に受験勉強だけで終わらせて欲しくはないですよねー?」

という言葉に全面的に賛同します。小学校時代には小学校時代にしかできない経験が沢山あるわけで。もちろん楽しいことばかりではなく、時には

つまらなかったり、
悲しかったり、
うまくできなかったり、
傷ついたり、
泣いたり、
つまづいたり・・・

でも、そういう一つ一つの経験が後々の人間形成に大きく影響していくのは当たり前のことで、勉強する中で得られるモノも確かにあるとは思いますが、そうではない部分で得られるモノはそれ以上に大きいと個人的には感じています。

もちろん、様々な家庭環境で育った子たちが一律に学ぶ場を与えられる中では何らかの”ひずみ”が生まれることもあるでしょう。悲しいかな、いつまでたっても無くならない”いじめ問題”も、色んなタイプの子たちがいるからこそ起きるものなのかもしれません。

中学受験を経て同じ学校に集まった子たちは、家庭環境も似ていて頭のレベルも同じくらいで、確かに子供たちとっては居心地がいいのかもしれません。親御さんもそういう観点から中学受験に対して熱心になるのも、気持ちは分からなくもありません。

でも「公立が私立より劣っている」みたいな風潮はどこか違うように感じます。単に自分が中高公立で育ってきたというのもあるのかもしれませんが。

東京都の税金が、都民が納得する形で使われることを願います。






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