見出し画像

ドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』は今クールの中でキラリと光る作品でした!

最終回を迎えたドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』。清々しく納得のラストでしたね。このドラマを観ていて、ますます”めるる”が大好きになりました。

くるりくるりと変化する表情豊かな演技に魅了されました。初主演とは思えない堂々たる座長っぷりだったと思います。

”元カレ”、”唯一の男友達”、”運命の相手”と名乗る3人の男性たち…。それぞれみんな嘘をついていたわけですが、それぞれがまことを想う気持ちに溢れていて、まことにとって嫌な感情になる嘘ではなかったように感じました。

結果的にストーカーのような行動をとってしまった朝日の不器用さも、記憶喪失になってから親しく接するうちにまこと自身理解していたと思うし、まことも当時の自分の振る舞いには思い当たるところもあったし…。

人に嫌われないよう、自分自身の素を見せず、悪目立ちしないように生きてきたまことにとって、公太郎は唯一自然体な自分でいられる存在だったということなんでしょうね。

花を買わないのになぜか花屋の公太郎にいつも会いに行っていたのは、記憶喪失になる前からのまことの正直な気持ちの表れだったんですね。

とっくに公太郎が好きだったことを、そしてあの指輪は公太郎へのプレゼントだったことをはっきり思い出したまこと。渡そうとした時に公太郎にフラれてしまったけれど。

階段から転落する前に見た桜の花が本当にキレイだと思えたから、そのことを公太郎に伝えたい…指輪をダメ元で渡してみようと思ったら足を踏み外してしまったと笑ったまこと。ひと回り人として強くなったまことを感じました。

律と付き合っていたことを思い出したから、辛い想いをさせていた律とまた一度は付き合うことしたまこと。でも律の好きなタイプの洋服を着てもどこかしっくりこないし、心から楽しめない…。何より今の自分が好きな人はもう分かっている…。

私ね…。この前の服も靴も、律のために買ってたの。そう。律の好きなキレイで大人っぽい人でいたいなぁって。だから、また着てみた。記憶戻ったし、あの頃のホントの私に戻ろうって。でも、間違えた…。

記憶なくしていろいろ探したけど、ホントの自分なんてどこにもいなかったのに。多分、いつの自分も本当で、誰といてもどっか自分ってキャラ演じてて。これが私の決定版みたいなのは、都市伝説?

ドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』最終回より

もしかしたら、人間は本当の自分探しをずっと続けながら生きているのかもしれませんね。

ドラマのラスト、あの指輪は自分のお守りにして、自分で作った売り物にはまだできない指輪を公太郎の指につけてあげたシーンはキュンときました。

瀬戸くんの笑顔は時にかなり反則です(笑)。公太郎役が瀬戸くんで良かった。

今回のドラマ、香絵役の丸山礼も、まことの主治医だった井口さん役の肥後さんも、その奥さんの千草さん役の片平なぎさも、指輪職人役のともさかりえも、みんないい味出していたと思います。キャストが最高でした。

初主演"めるる"をみんなで支えてあげていた優しい空気感も、このドラマを心地よく魅せてくれていたように感じました。

次なる"めるる"主演ドラマを楽しみにしていようと思います。3か月間、爽やかな風をありがとうございました!!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?