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年々気疲れをひどく感じる新年度の仕事初日

対人関係の仕事をしているので、いわゆる新年度になると毎年新しい人たちと顔を合わせることになります。それが仕事における大きなリズムになっていて、ある時は刺激を受けたり、ある時は衝撃を受けたり。仕事へのモチベーションを大きく左右する出会いになるわけです。

そういう意味で、4月のこの時期は心が色々揺れ動いている真っ最中なわけです。

私は人生の途中まで【人間が好き】な人間だと思い込んで生きてきました。だから初対面でも距離感をすぐに縮めて容易に関係性を築くことができたし、それが自分の中の当たり前だと思って生きていた時がありました。

子供の頃は新学期を迎えるのが楽しみで「どんな新しい友達と出会えるんだろう?」とワクワク感で一杯でした。

人見知り、コミュ障なんて言葉、私には関係ない!
みんな大好き!!
みんなウェルカム!!
だと。

でも年齢を重ねていくうちに、ある頃から【ひょっとして、私は人間がそこまで好きではないのでは?】という真逆の気づきをしてしまい、それからというもの初対面の人と会う時に必要以上に気を遣い、ドーンと疲労感を感じるようになってしまいました。新年度の仕事初日は、いつもの2倍3倍疲労感が押し寄せます。

人間ここまで変わるものなの?最初は自分でも疑問に思いました。でも、冷静に考えてみれば【人間が好き】と思っていた頃の自分は、周りの人間たちとの関係性をよりいいものにしたいという欲求だけで無理にいつもテンションを上げて、万人に好かれよう好かれようと必死だったように感じます。

自分と関わる人間全員と良好な関係を築くことなんてできないということに、やっと気づけたのかもしれません。

それは一方で肩の荷が下ろせて楽になったけれど、もう一方では何となく悲しい・寂しい気持ちにもなるわけです。だって本当に【人たらし】の人って世の中に存在するからです。

その人を見ていると、この世の中でその人のことを嫌いな人間なんて誰もいないんじゃないか?
誰に対しても同じように明るく接することができるのは天賦の才能?
誰もがその人が困った時に手を差し伸べるんじゃないか?

と、うらやましくも妬ましくもあって、この複雑な気持ちの持って行き場がないんですよね。

まさに、ないものねだり。分かってます。

人間って本当に面倒くさい生き物ですよね。その面倒くささに自分でも辟易する時もありますが、これが私なんだと受け入れることも大切。

今日まさに初対面の仕事初日で、パワー吸い取られた感はありますが、テンション上げて見事にやり切りましたよ(笑)。これでしばらく初日とはお別れなので、あとは淡々と日々を積み重ねていこうと思っています。

今日は肉でも食べるかなー。




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