登場シーンの数に関係なく、ドラマに映画にその存在感際立つ俳優・円井わん
「あっ、またこの子出てる!」と近頃ドラマや映画に登場しては、やけにインパクトを残してくれる俳優さんがいます。登場シーンが多い少ないにかかわらず、つい目がいってしまう独特の雰囲気をまとっています。
その名は「円井わん(まるい わん)」。面白い名前ですよね。なんでも柴犬に似ていることから「わん」、まるいお椀のような”器のある人”ということから「円井」となったそうです。
特徴的な鼻と唇に加えて、目元もときに鋭く見えたり、ときに温和に見えたり。役によって印象がかなり違って見えます。エキゾチックでもありますよね。
彼女のことが気になり出したのはつい最近です。ドラマ『この素晴らしき世界』で若村麻由美演じる浜岡妙子がなりすましていた大物女優・若菜絹代の付き人役・セシルを演じていたのが彼女でした。ドラマを観ていた方は「ああ、あの子ねー」と分かると思います。
黒髪を後ろで一つに束ねて、若者がいかにも”かけなさそうな”メガネをかけてテキパキと仕事をする姿が魅力的でした。ポーカーフェイスでハッキリ物を言うセシルは、かなり強烈なキャラでした。ストーリー上でもキーマンとしての役割を担っていたので、余計に印象に残ったのかもしれません。
実は『この素晴らしき世界』が初の地上波連ドラ出演だったみたいですね。現在放送中の『セクシー田中さん』では、生見愛瑠演じる朱里の友人・榎本華役で出演しています。華もセシルのように朱里に正論をぶつけるどちらかと言えば強いタイプですが、朱里の理解者でもあり、いつもなかなか”いいこと”言ってくれます(笑)。
実年齢は25歳だそうです。セシルのときはもう少し上の年齢に見えましたが、今回の華は”年相応”の役どころという感じですね。
先日観た映画『アナログ』にもニノの会社の後輩役で出ていて、まさに「あっ、またこの子出てる!」と小さくつぶやいてしまいました。ニノが会社の部長・岩本に仕事の手柄を全部持っていかれてしまうことを「水島さん、人が良すぎますよー」みたいに言う役でした(笑)。
間違いなく「今が伸び盛り」という感じで、彼女はこれからもっともっといろんなドラマや映画に出演していくと思われます。私の勝手な願望ではありますが(笑)、いい意味で幅広い年齢の役どころを演じ分けられる顔立ちと演技力の持ち主だと思うので、「江口のりこ」のような立ち位置でコツコツ経験を積み重ねていってほしいなーと思っています。
映画俳優としても光る人だと思うし、息の長い俳優として活躍していける人だと感じています。
「あっ、またこの子出てる!」と彼女を見つけるのを楽しみにしながら、俳優・円井わんのこれからにますます期待したいと思っています!応援してます!!
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