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2023年9〜10月を振り返って―取材だ、選挙だ、地下道だ!

お久しぶりの投稿です。11月も半ばになってしまいましたが、9〜10月のお仕事や活動について、印象的なものからいくつか振り返り、ご報告いたします。


ライター編

1.地域経済ニュースを追いかけ南へ北へ

秋晴れの仙台駅前

この2ヶ月で最も多かったのは、地元のビジネス誌『仙台経済界』様のお仕事でした。インバウンド誘致の現状分析から、商業施設の店長さんへのインタビュー、地下鉄の新型車両の報道公開など、様々なシチュエーションとスタイルで取材をさせていただきました。
大好きな地元・仙台の経済事情の最前線を探ることができるのは楽しく、少しでも街の明るい未来に寄与できるような記事を書ければと思いながら仕事をしています。インタビューではお話が弾むことも多く、思わぬ裏話を伺えるのも「役得」ですね。

採用関係の取材先近くの港にて

2.経営の難題「採用」を手助けしたい

人材系企業様の採用管理システムにおける、企業・先輩社員紹介ページのライティングを引き続き担当しています。この2ヶ月は、数こそあまり多くなかったものの、障害者福祉を手掛ける法人様や管工事で豊富な実績を誇る企業様、ラーメン店を展開する企業様などにインタビューを行い、記事を制作しました。
どの企業様にもオリジナルな魅力があります。求人の世界には膨大な情報が溢れていますが、それぞれの魅力を埋もれさせることなく、届くべき求職者の方にきちんと届けるためにはどうすればいいか、模索の日々です。

3.聞き手・書き手としてスキルアップを

9月、インタビュアーとして活躍する宮本恵理子さんの主宰するインタビュー特化型ライター養成講座「THE INTERVIEW」をオンラインで受講しました。宮本さんの著書『行列のできるインタビュアーの聞く技術――相手の心をほぐすヒント88』に感銘を受けたことがきっかけです。
新聞記者として社会人生活をスタートし、早いもので8年。人から習う機会はめっきりと減り、実はインタビューもライティングも、自分の「手癖」に頼っていた感覚(閉塞感やマンネリ感)がありました。それだけに、宮本さんの一つのインタビューに対する周到な準備と真摯な心構えには、ハッとさせられることばかりでした。全国の受講者の皆様からも大いに刺激を受け、受講後はインタビューの仕事に対する意識や充実度を高めることができました。

「仙台#ライター交流会」の会場となった「enspace」

10月には、同業の方からのお誘いも受け、有限会社ノオト様の主催する「仙台#ライター交流会」にも参加。一人で黙々と仕事をしているだけでは気づけない、この仕事の面白さや勘所をたくさん知ることができました。

まちづくり編

1.身近な政治を「ちゃんと」身近に

宮城県議会議員選挙の投票所にて

仙台市のNPO法人メディアージの活動で、宮城県議会議員選挙(10月22日投開票)に関する情報発信に携わりました。いくつかの質問に答えると、考えの近い候補者とのマッチ率が表示される「ボートマッチ」の設問設計に取り組んだほか、選挙期間中は候補者の皆様の街頭演説(無投票以外の全ての選挙区の候補者様にご協力をお願いしました)の撮影にも奔走。開票当日は地元ブロック紙・河北新報社様の「河北新報オンライン」とコラボした開票速報番組にも出演し、いくつかの「やらかし」もしつつ、午後7時半から深夜1時の開票終了まで頑張りました。

地方選挙は、地域社会の課題について考える機会として、国政選挙と同じかそれ以上の意義があると考えています。一方、投票率は3割前後と低迷を続けており、一般の人たちの話題にもなりにくい(しにくい/とっつきにくい)ことは否めません。私は実のところ、あまり旗幟鮮明たる政治信条を持ち合わせているわけではありませんが、地元を愛する一人の者として、身近な社会について、もっと身近に考えられる地域をつくっていきたいと思い、活動しています。
この秋から正式に、NPO法人メディアージの会員となりました。これからどのような関わり方をしていけるか分からない部分も多いですが、自分のピュアな問題意識を大切に、活動を続けていけたらと思います。

2.地下道で生まれた「無理に交流しなくていい自由」

地下道3150の様子を遠目から

10月7、8の両日、仙台のWEBメディア『ウラロジ仙台』様が主催するイベント「地下道3150(さいこう)」のお手伝いをしてきました。イベントは昨年に続く2回目で、会場は仙台市中心部の青葉通りと東二番丁通りの交差点にある地下道です。基本コンセプトは、自分を「少数派」だと思っている人たちの居場所。ウラロジ仙台の運営理念とともにイベントのコンセプトにも大いに共感した私は、半ば押しかける形で設営から当日の運営、撤収までに密着させていただきました。
当日の模様は、ウラロジ仙台に掲載されている素敵な開催リポートをご覧ください。サムネイルにある通り、まちづくり系イベントの前提として無条件に求められがちな「にぎわい」や「交流」といった概念から自由な形で、ゆるやかな「居場所」がそれぞれの参加者たちのために生まれていたと思います。

結論

ライター編、まちづくり編ともに、素晴らしいご縁に恵まれて、充実した活動をすることができました。また、詳細は差し控えますが、家族のことでバタバタすることも多く、とても慌ただしい2ヶ月でした。しかしながら、個人事業主としては満足な収入を得られたとは言い難く、経済的な厳しさを痛感した期間でもあります。預金残高を確かめるのがちょっと怖い……。
自分のモチベーションを素直に向けられる仕事や活動に携わり続けるためにも、今後はもう少し、経済合理性も追求しなければなりませんね。引き続き課題も多いですが、愛する街のため、社会のために、聞き手・書き手として、一市民としてできることをどんどん増やしていきたいと思っています。これからもどうぞ宜しくお願い致します!

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