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仙台「駅前」と「一番町」広がる格差

仙台市中心部で、「仙台駅前」と「一番町」でにぎわいの格差が広がっている。5月1日付『河北新報オンライン』によると、通行量調査で駅前の各地点が上位を占める一方、一番町商店街の各地点では減少傾向が続く。一番町4丁目商店街の「ナカガワ前」では、1992年調査の約5万人から2019年には約2万5千人と半減した。「藤崎前」など他の地点でも、半減に近い大きな減少幅となっている。

一番町4丁目商店街
仙台駅前


仙台駅周辺では今後も「ヨドバシ仙台第一ビル」の開業やエキナカの増床を控え、後背地にあたる駅東口は就業・居住人口の増加が続く。「駅前一極集中」が今後も加速することが予想されるが、過度の駅前偏重は都心の広がりを面から「点」に収縮させ、魅力の低下をもたらしかねない。かつては「番ブラ」という言葉もあったが、都心全体を歩いて楽しめる街へ、回遊性を取り戻すための一手が急がれる。

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