グラレコ初級編1:グラレコと時代の背景

**グラレコに関心とやる意思のある方が始めるきっかけになり、実践することでライフスタイルを変容させ、そしてともに豊かさを分かち合う仲間を増やしていくための一助になればと思いブログを綴ります**

★グラレコ(グラフィックレコーディング)は欧米で50年ほど前に発祥したと言われてますが、日本では実は今、盛り上がり始めているところでして、私はまだまだブルーオーシャン(新しい価値)だと思っています。この記事をご覧になっている方の人生のストーリーに掛け算されて新しい価値を創造できれば幸いです。

#VUCAの時代

「VUCA」という言葉を聞いたことはありますか?

下の4つの英語の頭文字をとった言葉です。

Volatility (変動性)」  •••すぐに変わっていく。
Uncertainty(不確実性)」•••正解・不正解がない。
Complexity(複雑性) 」 •••つねに絡みあう。
Ambiguity  (曖昧性) 」 •••白黒つけられない。

先が読めない・予測不能の時代のことです。

カオス状態や先が見えないことが当たり前になるのがこれからのVUCAの時代です。

↑の表でこれまでの時代とこれからの時代のポイントをまとめてみました。

この変化はテクノロジーの進歩によって明らかに加速しています。

これまでの時代は、満たされていない状態からスタートします。他人と競争して、より多く物を手に入れることで豊かになっていきます。よりたくさんの良いものを効率よく生み出すことを目指し、結果を出して他人に評価されていく時代でした。

これからの時代は、すでに満たされている状態からスタートします。自分の価値を認め、すでに自分にある資産資源に気づくことで内側から湧き出るような、愛や喜びや癒しを他者と分かち合っていく時代です。

自分が心から感じるものや、自分自身の価値を他人とシェアする時代なんです。

#表現の時代

では、これからの時代に大切にされることって何でしょうか?

それは「思い、感じ、考えたこと」を素直に表現することです。

好きや情熱、納得、共感、感動・・・。

そうした内側からあふれてくるエネルギーを敏感に感じとり、思いのまま言葉や絵や形に表現していくと、自分らしさを純粋に味わえるようになってきます。しなやかな強さをもった、奥深い生き方を実現するようになり、自分自身の幸せにつながります。

#どんな時代になっても変わらないもの

 ●幸せであることに気づき味わうこと。自分らしい幸せを実現すること。

 ●他者と関わり、ともに豊かになること。

#リベラルアートの再燃

リベラルアートは「人を自由に解き放つための学問」という意味で、もともと「藝術」という言葉の語源です。

他人の意見や、いろんな分野の目から議論して考えを成熟させていく課題解決方法として注目されています。リベラルアートをするには、ファシリテーションやコーチングの力が必要になります。

#時代とグラレコ

グラレコは議論や対話をリアルタイムで可視化します。

目的は、場にいるメンバーとアウトプットの循環を起こして、ともに新しい価値を創造することです。

共通のテーマに対して他人の意見やいろんな視点から議論して、考えのレベルを引き上げていく手助けになります。書き手に特別なファシリテーション力やコーチング力がなくても、グラレコを中心に議論することができますし、お互いのグラレコを見ることで相手の思いや考えを知ることもできます。

シェアするから新たな気づきが生まれて、新たな価値を生み出すアウフヘーベン(次元上昇のプロセス)が起きます

#グラレコはどうやる

グラレコは性質上、不完全な記録であり、書き手の思いで綴った記録です。

意外に聞こえるかもしれませんが、未完成・不完全な記録だからこそ余白を自由に想像して安心して対話ができます。不完全だからこそシェアした時に場にいる人たちで創り上げる一つの作品になります。

こうした偶然性を楽しむ要素があります。

また、書き手の立場や思いで情報が取捨選択されて並べられるので、唯一無二の作品になります。自分の心で、思いのまま感じ取ったものを白紙に乗せていく自由があります。

●以下のものは手離すことです。

ちゃんと全部まとめなきゃ。聞き逃しちゃいけない。絵を描かなきゃ。他の人の方が上手い。グラレコになってないんじゃないかな。

グラレコは思考のセッティングから始まります。ノウハウではいつまで経っても始められませんし、続きません。

グラレコは誰でもいつでも始めることができ、ライフスタイルに掛け算させると人生の豊かさに繋がるものです。以降グラレコについて初級編から順に気づきのポイントをまとめていきます。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

ご縁に感謝を込め。

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