コミュニケーションの「ものさし」何種類持ってますか?

仕事をしていく上で、避けられないのが他人とのコミュニケーション
私自身、元々コミュ障で人と関わるのが苦手な方でした
人と関わるのが苦手だったからこそ、どうすれば上手くコミュニケーション取れる様になるのか必死に学んで今ではコミュニケーション術を人に教える立場に。

今まで経験してきた事や、学んできた事をベースに
コミュニケーションで大事な視点と視座が手に入る「ものさし」のお話を。
コミュニケーションで悩んでいる方の少しでもお役に立てれば幸いです。

自分自身がコミュニケーションを取るのが苦手だと感じる人は、単に判断基準となる、ものさし的な法則を知らないだけの可能性が高いです。
元々得意な人は無意識にその法則に則って行動してることがほとんど。
苦労せずにできる様になった人は、原理原則を学ぼうとしない人が多い為、壁に当たった時に挫けやすいです。
また、多くの人が一度うまく行ったパターンに依存しがちになります。

よく恋愛の話を例え話にさせてもらうのですが、
男女問わず意中の相手が口説けたパターンを、相手が変わっても何度も繰り返している方を見た事ないですか?鉄板ルートの様なものを自分で見つけて同じ事を繰り返してしまう。
例えば、相手が変わっても連れていくデートコースが同じだったり、口説き文句やシチュエーションが同じだったり・・・
これも悪くないのですが、同じ様な人とはうまく行っても、今までと異なるタイプの人と深い関係になろうと思うと難しかったりします。
別れるときのパターンも同じだったり。
恋愛相手のパターンやタイプを変えたり、別れパターンの回避方法も色々とあったりしますが、それはまた別の機会に。

こういう時、相手がどの様なタイプで、どんな傾向があるのか事前に把握できる様な基準、ものさしを持っているとかなり楽になります。
一つの視点や視座で相手を判断したり、行動したりしていると、行動がワンパターンになったり、同じような失敗を繰り返しがちです。
複数の判断基準を持っていると、ものさしを変えて判断し行動できるので視点や視座が一気に広がります。

物の大きさや距離を測る時、測る物の大きさや用途によって、ものさし替えますよね?
体の寸法測るのに定規では測りにくいし、手元のスマホサイズのものを計りたい時に数十メーター測れるメジャーはかえって使い勝手が悪いです。
先ずはコミュニケーションスキルにおいて、どんな種類の「ものさし」があってどういう用途に向いているのかを知ることがスキルアップの近道になります

私的におすすめのコミュニケーションスキルの入門編は、次の3つ
1.ソーシャルスタイル理論
2.VAKモデル
3.スケールサーフィン

先ずはこの3つのものさしを理解し使いこなせる様になるだけで、格段にコミュニケーション能力が上がります。
この「ものさし」を使いこなせる様になるだけで、チームリーダーとしてプロジェクトを円滑にこなせる様になったり、家族や友人とのコミュニケーションが良好になったり、コーチングやカウンセリングも出来る様になります。
応用技ですが相手の行動を先読みして言い当てることができる様にもなります。

それではどういった「ものさし」か順を追って解説していきます
ソーシャルスタイル理論は見た目で判断出来る「ものさし」
自己主張が強い・弱い、感情表現が豊か・乏しいの2軸で判断し慣れると3秒で相手のタイプを判断出来る様になります
主に4つのタイプに分けて判断し、
・アナリティカルタイプ(分析タイプ)
・ドライバータイプ(主導タイプ)
・エミアブルタイプ(カウンセリングタイプ)
・エクスプレッシブタイプ(説得タイプ)

という種類があります。
複数のタイプの特徴がある場合もありますし、全ての特徴を兼ね備えている場合もあります。状況によりこのタイプは変わることがあります。
このタイプを理解することで、コミュニケーションのパターンの幅が広がります。
少なくとも突然相手の機嫌を損ねることは回避出来る様になります。

VAKモデルは、人が情報を得る五感を代表的な3つに分類したもので、
V(Visual:視覚)
A(Auditory:聴覚)
K(Kinestic:触覚・
嗅覚しゅうかく・味覚を含めた身体感覚)
の3つに分類します。
このものさしを理解することで、今まで言語化が苦手でうまく伝わらなかったと思っていたことが実はタイプに合わせた説明ができていなかった可能性に気付けるかもしれません。ご自身のタイプに合わせた学習スタイルを身につけることで、様々な資格やスキルの習得レベルも飛躍的に向上します。

スケールサーフィンは、どの距離感で物事を捉えているかを判断する「ものさし」です。
その人の見たり考えたりしているスケールのサイズで以下の4つのパターンに分類されています。
ビジョナリー(Visionary : 望遠鏡的視点)
プランメーカー(Plan Maker : 双眼鏡的視点)
ディレクター(Director : 虫眼鏡的視点)
エキスパート(Expert : 顕微鏡的視点)

この視点の違いを知ることで、相手の思考パターンやこだわるポイントが見えてきます。

最初はこの3つのスキルの基本を学び、1つづつ実践してみて下さい。
私的に本来この3つのスキルは学生時代に学んで欲しい内容でもあります。
一番最初に身に付けやすいのは外見で判断出来る、ソーシャルスタイル。
23年間セミナーで1万人以上の方にお伝えしてきましたが、多くの方が1回の参加で基本を習得し実践されています。
基本的な判断基準が判れば、即日常生活で使える様になるのでオススメです。
この際気をつけるポイントは相手のことを決めつけない 事
よく血液型がB型だからこうだよねとか、男なんて、女なんてと自分の中の判断基準を一般化して一括りにして判断してしまう人を見かけます。
人の脳は何度か同じパターンに遭遇すると、一般化して処理を簡単にしようとしてきます。そうすると、例外が発生した時にそれを受け入れることが難しくなり、冷静な判断が出来なくなってしまいます。
「ものさし」は便利ですが、使い方次第で毒にもなります。
客観的に判断し、依存しないこと。一般化しないこと。
それには数種類のものさしを知り、使ってみること。
そうする事であなたの視点や視座は大きく広がり、コミュニケーションも楽しくなると思います。

何かのお役に立てればと思い、今回の記事を作成しました。
もしこういった内容が知りたい等ございましたらメッセージ、コメントお待ちしております。

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