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社長→社員への逆インタビュー #1「自分にも人にも期待をしない」その真意とは。

SENA株式会社は2019年に創業し、現在は4期目を迎え社員は4名。神奈川県横浜市と静岡県賀茂郡南伊豆町にサテライトオフィスを構え、営業資料作成を軸に広報・マーケティングをサポートする事業と、南伊豆町を起点とした地域事業者の伴走支援を行っている会社です。

地域コーディネーターの松本 麻依さんは、SENA株式会社の第1号社員として早2年が経過。現在は主任という肩書を持ち、南伊豆の地域事業者にとってよろずやのようなよき相談相手として、事業の実現や発展をサポートしています。

本記事は代表である私自ら執筆しているのですが、その理由は下記

今回はインタビュー形式にて、松本さんがSENAに入社するきっかけや、仕事に対する想い・考え方について社長自ら紐解いていきます。

松本 麻依 プロフィール
SENA株式会社に2年間勤務し、南伊豆町を中心とした地域にぎわい事業の責任者として従事。プライベートでは、移住して既に4年目になるという伊豆の自宅を居心地よくするのが好きで、ものの配置を変えたりインテリアを新たに設置してストレス発散。気づいたら1日過ぎてしまうこともあるそうだ。

大切にしている価値観

ーーー 本題に入ろうと思ったんだけど、まず先に一個聞いてみたくて。麻依さんの中での座右の銘や大事にしている哲学ってあったりするの?

座右の銘か~!そうですね~うーん・・・「自分にも人にも期待をしない」ですね。

ーーー (ワォ!これnoteに載せられるかなぁ・・・)もう少しどんな意味なのか詳しく聞いてもいい?

これは確かに表現としてやばいですよね。笑

うーん。上手く説明できるかなぁ。私、自分のことでさえも自分がわかりきっていなくて自分という人間は”これ”って決めれないように、相手のことを決める権限は持ってないと思うんです。

なんかそれってとても失礼に感じちゃって。それに、自分が決めつけたことと実際が違ったらお互いが傷つくこともありますよね。だから、そこに自分の感情をのせないように心掛けています。それに、感情の起伏を他者との関係に持ち込みたくないんです。

でもそんな風に言われても難しいですよね。なんだろうなぁ。”つつしみ”って言うのかなぁ。

ーーー ”つつしみ”かぁ。どんな意味なんだろう?(ググる)

慎み:調子に乗り過ちを犯さぬよう、行動を控えめにする。
謹み:敬意を表し、畏まる。

そう、敬意!私の中では敬意なんですよね。期待をしないという言葉だとあまり良い印象持たれないと思いますが、自分のことも大きく見積もりたくないし、相手のことを評価したり、相手に勝手に求めることもしたくないんですよ。

ーーー じゃあそれは麻依さんの中で自分のことも相手のことも大切にしているからこそ”期待をしない”という表現をしたということで合ってる?

そうですね!SENAが大切にしている”ジャッジをしない”という価値観とも通ずるところがあります。身の程をしっかりわきまえたいんです。

ーーー ありがとう。あっという間に40分も経過してしまった!まずい!でも麻依さんが人との関係をとっても大切にしているんだということが理解できた気がしました。では、ようやく本題ですが今の麻依さんの業務内容を教えてください!

現在は、南伊豆町を中心に賀茂地域の事業者さんのお困りごとややりたいことを具体化し、できることを考えてご提案し寄り添う支援事業を行っています。

入社のきっかけや印象

ーーー 改めて、SENAに入社することになったきっかけも!
実は当時、前の会社を退職して次の仕事を考える際、山・自然のことを勉強したいと思って移住してきたのでその世界に足を踏み入れようとしていました。でも、山の世界は独特で難しさを感じていました。

加えて、新型コロナウィルスが蔓延していたこともあって、自由がきかずに就職のあても無く結構しんどかったです。

そんな中、前職でお世話になった上司から電話が入り「地域の困りごとを解決する会社さんなんだけど人手が足りてないみたいだよ」とご紹介いただいたのがきっかけとなりました。

ーーー 入社前の印象はぶっちゃけどうだった?
ご紹介を受けた時はまだSENAに社員はいなかったので、人間関係のストレスは無さそうだなと思ったのが第一でした。

また、私もその時すでに移住して2年目に入った頃でしたが、代表は若くして起業されていらしたので、伊豆では中々出会えない方だなぁと思いながら話を聞いていましたね。

それとこれは私もそうなんですが、代表の「なんとかするさ精神」にも惹かれました。スポカン会議※も、ふわっとした地方創生事業じゃなく地域の中小企業を対象にしていて意図が明確で面白いなと思ったんですよ~。

スポカン会議とは
Spot light on the Local Company の略で、“地域で活躍するカンパニー”に”スポットライト”を当てることを目的としたオンラインライブ配信イベント。
地域企業の社長と全国の各種クリエイターをマッチングして、90分という限られた時間の中で、企業の抱える課題に対して、解決策を協議して提案まで行います。
 
会議は下記の二部構成。
前半:企業の経営目的や現在の課題をインタビュー。
後半:クリエイターの方々の協議と最終的に提案するという時間。
企業のリアルな悩みに対して、各自のクリエイティブ力を活かして、課題解決に向けた提案を行う会議。

でも、事務作業やると思って入社したら全然違ってめちゃくちゃ頭使う仕事だなって思いましたけどね。笑

自身の変化・成長

ーーー ですよね~。 麻依さんが入社してからあっという間に2年が経ったけれど、自分自身の変化や成長はどのように感じてる?

まず、頑張って自分のことを話すようになりましたね!笑
元々話すようなタイプじゃないですし、今までの仕事でも自分から積極的にコミュニケーションを取りにいくことが求められる仕事じゃなかったんですよ。

ーーー 確かに!当時私が麻依さんに話しかけなかったら1日通して何も会話せずに終わっちゃうかも?と思ってました。

実際そうだったと思います。笑

ーーー やっぱり。他にも変化を感じたことはある?

0→1を考えるのがかなり苦手だったのですが、研修でも学んだロジカルシンキングやモデリングを使った思考の整理・アイディアの発想を膨らませる技術が身についてきたと思います。SENAの仕事は左脳を使うことが多いので、ハードルが下がって仕事がやりやすくなりましたね。

SENA株式会社って?

ーーー おーそれは確かに大きな変化ですね!因みに麻依さんから見たSENA株式会社ってどんな会社?

まず思ったのは、ちょー社員想いもしくは社員ファーストな会社ですね。休みが調整しやすいですし、働き方も個人を信用して任せてくれています。極力全員がストレスが無いように寄り添う姿勢が、会社全体に浸透していると思いますよ。

後はとにかく元気な会社ですね!
女性メンバーが多い(代表以外は全員女性スタッフ)のでやっぱり女性の力は強いなぁと思います!代表がいないとこでの会議は大体ぱーっと話が広がっちゃいますね。笑

あとは、個々のメンバーが本当に魅力的ですね~。というかみんな好きです。笑

ーーー ほほー。それは何でそう思うんだろう?
う~んそうだなぁ。みんな誠実だからじゃないですかね!

ーーー 確かにそれはそうだよね!
あと、適度なゆるさがあるところですね!ローカルの事業者さんとお仕事ご一緒するときにはすごく大事なところだと思っていて、相手に合わせて許容できる会社だなぁと思ってます。

ーーー (あーもう嬉しすぎる。)なるほどね~。因みに麻依さんにとってはSENAってどんな存在なの?

使ってない苦手な脳をずっとツンツンされている会社で、常に新しいことをチャレンジさせてもらえますね。

私、就職したらどこも長く働くタイプなんですけど、当初苦手でストレスを感じていたことが、その道のスペシャリストにはなれなくても、ストレスを大きく感じないところまで、かつそれで役に立てるポイントまでは到達したいって考えています。

ーーー え!じゃあそのポイントに到達したら辞めちゃうみたいになっちゃうじゃないですか!

いやいや!そんなことないですよ!・・・・まぁ・・・・ねぇ・・・・・。

(気まずい沈黙)

ーーー 因みに今、山でいったら何合目くらいの感覚ですか?

まだ1合目くらいじゃないですかね!

ーーー そ、そうですか!それならよかった・・・・・!?

・・・

ーーー ・・・えっと、よし次!SENAの今後に期待をしていることを教えてください!

一つは賀茂地域※でより必要とされる存在になりたいですね。できる会社よりも身近な会社でありたいです。親身になってくれて、話しかけやすく、とりあえずここ(事務所)で話せば幾分気分が休まるよ、そんな存在になれたらいいな。

賀茂地域
静岡県にある1市5町の総称
下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町

あとは、SENAの強みがしっかりと認知されるとよいなと思います。営業資料作成でも、地域事業者さんのサポートでも大切にしていることは一緒ですよね。まだ伝わりづらいところがあるので、これがバシッと伝わって欲しい!

コンサル、可視化、そういうことじゃないんですよね。何というか・・・

代表へのダメ出し

ーーー これは、SENAとして明確にしていきたいですよね。さて、話は変わりますがこの際言っておきたい私へのダメ出しをぜひお願い致します!

うーん、そうですね。お互いのことが理解し合えなくてもそんなもんだと思ってください。

とても冷めた言い方に聞こえてしまうかもしれないですが、もしかしたら女性特有のコミュニケーションかもしれません。

例えば女性同士でコミュニケーション取っていて言葉のニュアンスを汲み取る時に論理立てて伝えず、感覚で受け取ることってよくあるんですよね!セナさんはそこを論理的に理解しようとして細かく聞いて下さるんですけど、そこまで考えてないっす、みたいなことがあります。

なので、例え私たちが言語化できなかったとしても、それは興味が無いとかそういうことではないので傷つかないで下さいね。

ーーー うおー!これは聞いて良かった!確かに、全部のことを正確に理解しようとする癖はあるかもしれません。とっても勉強になります!

今後のキャリア

ーーー 最後に、麻依さんが考えるキャリアを教えてください!SENAに限定せず、ご自身のキャリア全体での視点で聞いてみたいです。

まずは、SENAの中でまだ私が納得のできる貢献って出来ていないと思っています。私の得意な右脳を使って貢献することよりも、SENAの中で求められている貢献がしたいですね。

SENAの中もでう少し役に立てて、ある程度できるようになったと感じたら自分の得意なことを。そうですね、向こう5年以内位に小料理屋でもやろうかなと思ってます。

ーーー 小料理屋!めちゃめちゃいいですね。どんなお店ですか?
コンセプトは、「働く人がくだを巻く場所」って感じですかね。また次から仕事を頑張ろうと思えて、吐き出したい人は吐き出せる。そんな場所にしたいです。

ーーー うわーーーそのお店は私も絶対行きたい!ぜひ、実現して欲しいです!これでインタビューは以上となります。ありがとうございました!

ありがとうございました!

インタビューを終えて。代表の所感

入社してから面談と言う形で真剣に話し合うことは度々あっても、インタビューという形で深く”個”に焦点を当てた機会は今まで無かったかもしれません。

インタビューをやってみてよかった点を挙げると、

①ご本人が大切にしている価値観に触れられたこと。
②会社をどんな風に捉えているかを聞けたこと。
③ご自身のキャリアについての考えを聞けたこと。
④愛のあるダメ出しをいただけたこと。
⑤1on1でしっかり話し合う時間が取れたこと。

と、きりがありません。そして何より会社のことを大切に思ってくれていることを感じて心が温まる時間となりました。

今後もこんな時間を大切にしたいな、という想いと、絶対もっと良い景色を見せてやるぞ!という想いとが混ざりながらこのnoteを書き記しました。

SENA株式会社 代表取締役 生畑目 星南

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