見出し画像

本当のマンゴー

マンゴーをいただいた。
沖縄のマンゴー。めったにない珍しいいただき物だ。

いただいたのは二度目である。
前回は生のマンゴーをまるごと食べること自体が初めてだったので、切り方を検索し大変な盛り上がりで食べた。しかしあまり美味しくなかったのだ。加工されたマンゴー味に慣れすぎてしまったのだろうか、少しエグみがあって野性的な味がした。せっかくの本当のマンゴーなのに美味しがれない自分が残念だった。なので今年もまたいただいた時は正直気が重かったのだ。しかしこういうことは勢いが肝心。苦手だなとか考えてる間に傷んでしまう方が嫌なので戴いたその日に早速切り分けた。

私は恐る恐る口に入れると、その美味しさに目が開いた。同じ沖縄のマンゴーなのにこうも違うのか!少しもエグみがなく味のずっと奥まで甘い。苦手意識から、切り分けるとき種にたくさん果肉がついたまま捨ててしまったことを悔いた。これはおいしいね!前回のとは全然違うね!と子たちに同意を求めたがそこまでの感動はないようで反応がなかった。おかしいな。

昨日に引き続き熱がある三男は、買い物に行く同居の義母さんに500mlのポカリとウイダーinゼリーをお願いしていたが、帰ってきたのは900mlのポカリ×3、ウイダーinゼリー×2、蒟蒻ゼリーの味違い×5だった。コップに移さず直接飲みたいから500mlをお願いしたのだが、義母さんはいつも「大は小を兼ねる」と「念の為」と「孫が心配」の精神を上乗せするので少しずつズレてしまう。

夜には完全に熱が下がったが、明日も学校を休むことを諦めきれない三男が何度も何度も熱をはかるデジタル音がずっと聞こえていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?