千凪(せんなぎ)

千凪(せんなぎ)と申しまして、あちらこちら食い散らかすような物書きでございます。

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  • ひよっこらむ

    エッセイやら雑談やら、なんやかんや色々を詰めます。

  • マイノリティアイデンティティ

    ポリアモリーという生き方に憧れる。

最近の記事

君は今、それでも人の親をやっているの。

 高校生のとき、教室の前の傘立てから、勝手に他人の傘で本気のチャンバラをしていた男子二人。  うち一人を、友人が何かの漫画に出てくるキャラみたいだと勝手に崇めていたが、  翌日、私のお気に入りの傘は 折られた状態で傘立てに突き刺さっていた。  悔しい。  悲しい。  お気に入りだった。  雨が楽しみだった。  許せない。  なんでこんなことをした。  泣きながら、机の上に置いた。  骨組みが、綺麗なピンク色の布からはみ出して、ばっきりと割れていた。  朝会の間も、ずっと

    • 無自覚の発達障害は、本人も周囲も疲弊する

       この度、半年前に入ってきた年上の女性が契約を更新されなかったらしい。 彼女、仮に花子さんとして、彼女はどうも普通とは違うな、という点が多かった。 彼女に私の業務の手伝いをしてもらうことになり、教育をしていたときのこと。 ①Aについて説明 ②続いて、Bについて説明 ③最後に、A、BがOKであればCの作業で完了 これを、やっていた……の、だが。 実際には ①Aについて説明 している最中にDのことが気になって質問される →Dについて答え……ているうちに、Aについて質問さ

      • 使い捨て上司

         まるで、劇場に居るようだった。 昼休み、静かな事務所に響き渡る、上長にタメ口の派遣社員女性の声。 会社の草むらから拾って来た、四つ葉のクローバーを、一週間に何度も、凄い時は3日連続であげていた。「奥さんの分も!」と言って。 また、会社が育てた花を希望者に配りますというイベントの際には、頼んでもいないのにもらって来て、上長に渡していた。 元手ゼロの差し入れ。 女性は結婚するらしく、度々、彼氏の自慢話や相談をしていた。 媚びている自覚は無いのかもしれない。 けれど、ひたす

        • 上司に媚びて、正社員になろうとしている、漫画のような女性派遣さんが会社に居るけれど。 そういう人には、それなり人生。 私が彼女を羨ましいかっていうと、案外、真っ平ごめんだったりする。 うーむ、でも オッサンに甘える女性を職場で見せられるのが気持ち悪いだけかもな。。

        君は今、それでも人の親をやっているの。

        • 無自覚の発達障害は、本人も周囲も疲弊する

        • 上司に媚びて、正社員になろうとしている、漫画のような女性派遣さんが会社に居るけれど。 そういう人には、それなり人生。 私が彼女を羨ましいかっていうと、案外、真っ平ごめんだったりする。 うーむ、でも オッサンに甘える女性を職場で見せられるのが気持ち悪いだけかもな。。

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        記事

          「コドモハマダカ」に傷付いて。

          「私は、3人も生んだから、世界に貢献しているわ!」  馬鹿みたいだと思うだろうが、私の母親の発言である。 私は40手前、やっと、誰のためでもなく、子どもが欲しいと純粋に思えるようになってきた。  小学生から中学生まで、母親から何度も暴力を受けた。 高校生になると、部活も勉強も上位の弟と比べられ続け、私には 「さっさと援交でもなんでもして、金を稼いで来な!」  という、暴言を吐いた。  弟たち(2人いる)には、バイトも強要しないのに、私のフリをしてバイトの面接の電話を勝手

          「コドモハマダカ」に傷付いて。

          なんだろ、そんなに低い知能じゃないのに、部長とか偉い人の前で、アゴが外れたみたいなバカな喋り方になる女性。 そして大抵、私は嫌われる(笑) きしょって思ってるの、顔に出るんかな… 私をウザいと思うなら、言われたことはやっといてくれ、フォローさすな。

          なんだろ、そんなに低い知能じゃないのに、部長とか偉い人の前で、アゴが外れたみたいなバカな喋り方になる女性。 そして大抵、私は嫌われる(笑) きしょって思ってるの、顔に出るんかな… 私をウザいと思うなら、言われたことはやっといてくれ、フォローさすな。

          TSUTAYAの店員さん、ありがとうね。

          たまには、ちょっと良い話。 10年くらい前かな、近くのTSUTAYAで 邦画のレンタルDVDを探していた。 どこの棚にあるのか探せる機械があったみたいだけど、 閉店間際に飛び込んだため、あたふたしていた。 邦画コーナーをぐるっと回ったけど、 どうしても探せない。 随分迷ったけど、若い男性店員さんを呼び止めて 尋ねることにした。 「あのっ!」 「…はい」  しまった、と思った。 店員さんの素振りが、新人そのものだ。 しかし、声を掛けた手前、引っ込む訳にはいかない。 「

          TSUTAYAの店員さん、ありがとうね。

          人間、特に女性って、異質なものを排除するのに熱を持つよね。改めて思った。 パソコン画面の向こうで、イライラと喚いたり、悪口を言ったりする姿を見た。 その飛沫で、みんな冷たーい。 そして全く関係ないけど、小澤征悦さん、ごごごご結婚おめおめおめでとうござざ。 ぎゃふん。

          人間、特に女性って、異質なものを排除するのに熱を持つよね。改めて思った。 パソコン画面の向こうで、イライラと喚いたり、悪口を言ったりする姿を見た。 その飛沫で、みんな冷たーい。 そして全く関係ないけど、小澤征悦さん、ごごごご結婚おめおめおめでとうござざ。 ぎゃふん。

          自分を殺す前に逃げよ!

          (TOMOさんのイラスト↑好きです) たった一つの接続詞の誤ちでさえ、 許されなくなってしまったのが、終わりの合図だった。 何を指示されているのかが、全く理解出来ない。 聞いても、「は?」とか言われると、萎縮して二度と聞きたくなくなる。 明らかに適応障害の発動なのだが、ブックさんから 責任感が無いだの何だのと電話を受け、動悸がヤバい。 そんなもの、ボロクソに言われた時点で無いですよー? どこかで見たが、 「哀しい、とか寂しい、辛い、とかならまだ頑張れるが、『虚しい』と

          自分を殺す前に逃げよ!

          そうか、自分はエンパスなんだ。

          HSS型のHSPかしらん、と思っていたけど、 最近、自分は鏡なんじゃないかと思うように なっていた。 他人を、無意識に操る人が居る。 (“無意識”がミソ) そして、私は無意識に相手の感情を自分に取り込み、 強く共感してしまう。 <エンパス孤立パターン例> ①AさんがBさんに対して、大層イラついていたとする。 ②Aさんの怒りや愚痴は、自分のものとして受け入れてしまう。 ③私はBさんとやり合った訳でもないのに、Bさんに対し、不快感を表すようになる。 ④しかし、いつの間にかAさ

          そうか、自分はエンパスなんだ。

          She is a book. 〜まるで、本と話をした様だった。

          ある日、私は彼女(仮名ブックさん)に 嫌われた。 思い当たることは星の数ほどある。 だから、仕方がないとは思う。 まず、私が彼女の思う通りに仕事が出来なかったこと。 彼女は考え考えて、色んな手を尽くして私に 自分の道筋通りに動く様に教えた。 しかし、私はそれが出来なかった。 期待に応えられず、10以上歳下の女の子を雇って その子に教えることにした。 ことのほか、上手くいったようだ。 私に歳下の子への引き継ぎをさせる、と言っていたが、 結局彼女は自分で教えていた。 私は、

          She is a book. 〜まるで、本と話をした様だった。

          最近、案件の全体を見ないまま、 ただただ目の前の事柄に 思い付いた文句を言う人たちに 腹を立て、疲弊して、呆れている。 怒りを道具にして思い通りにしてきた 人生だったかもしれないが、 会社や組織の人間を動かすのって、 そうじゃないと思う。 寂しくて構って欲しいのだと思う。

          最近、案件の全体を見ないまま、 ただただ目の前の事柄に 思い付いた文句を言う人たちに 腹を立て、疲弊して、呆れている。 怒りを道具にして思い通りにしてきた 人生だったかもしれないが、 会社や組織の人間を動かすのって、 そうじゃないと思う。 寂しくて構って欲しいのだと思う。

          他人のミスを許せない人間は、 許された経験が無いからだ。 臆病者だけが、 誤りを指差して嘲笑う。 誰も教えてあげない。 そういう人生で、枯れていく。 私は、こうして学ぶことが出来る。 ごめんなさいって、大事だよ。

          他人のミスを許せない人間は、 許された経験が無いからだ。 臆病者だけが、 誤りを指差して嘲笑う。 誰も教えてあげない。 そういう人生で、枯れていく。 私は、こうして学ぶことが出来る。 ごめんなさいって、大事だよ。

          ブーメランは巨大化して、彼を確実に刺していたのだ。

          ★これまでのあらすぢ。  上司であったカバアグは、自分の意にそぐわない  言動や、自分以外の人間と新たなコミュニティを  築き始めた私をうとましく思い始め、孤立させよ  うとしたり人事権も無いのに多拠点へ飛ばそうと  したが、いずれも大失敗。  その後、会社の組織が変わり、私の上司では  なくなった。  彼は必死に『自分の王国』を築こうとしたが、  彼のチームがあまりに勤務態度が悪いと評判  になり、上長たちが組織改革するまでに。  さあ、果たして!? 別名、「ハラスメント

          ブーメランは巨大化して、彼を確実に刺していたのだ。

          普通に働くのが一番難題

          はい、もう一週間ほど仕事を休んでいます。 理由は、正直、よく解りません。 最初の数日は、布団から起き上がれずに一日中寝たきりでした。 欠勤4日目、とりあえず病院に行って診断書を もらって来なきゃと久しぶりに外出。 近所で、「自分の経験から診断を出します」と HPに掲げていた病院へ。 まあ、精神科や心療内科じゃなし、診断書くれたら なんでも良かったから、文句は言っちゃいけないんだけど。 他3件の精神科や心療内科で、医者は同じ顔をして 私を見る。 「元気じゃん」 「何が言い

          普通に働くのが一番難題

          我が“姉”に捧ぐ。

          君は いつも 物憂げに窓の外を眺めていたね。 小さな君とはじめて出逢ったとき、 君は 震えていた。 小さな手、ちょっぴり垂れた目が 涙をいっぱい溜めていた。 私が、君の名前を付けた。 家族みんなで 君の名前を呼んだけれど、 君はいつも面倒臭そうに振り返った。 だけど、「ブス」って言うと 怒ったように無視をした。 からかうと、必ず後で仕返しされた。 お風呂が大嫌いで、 私とすぐ下の弟とで入れてあげたら ずーっと口を聞かない。 諦めてほっとくと、 ちゃんと私と弟、別

          我が“姉”に捧ぐ。