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簡ロマ5thシーズン3話が配信されました
お久しぶりです!瀬森菜々子です。
物凄く物凄く間が空いてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は仕事にわたわたしたりなどしていましたが、概ねとっても元気です😊
わたついている間に春が終わり、夏が過ぎ、秋になってしまいました。は、早い…早すぎる。今年も一年終わってしまいそうで震えています。
その上、7月の簡易的パーバートロマンス5th2話の告知を飛ばしている…信じられない…。
その節
ホストパロ/真田×鹿嶋
(※嘔吐描写注意)
新宿歌舞伎町、区役所通り沿いにあるビルの2階。〝SAMOSS〟と言えばこの街ではそこそこ有名なホストクラブだ。在籍するホストのレベルが高く、その分売上げ目標もエグい数値に設定されている。在籍ホストは全員正社員雇用、保険完備で福利厚生も手厚いが、どうして労基に見逃されているかは分からない。
「色々とうまいことやらせてもらってるからねー」
と、オーナーの宇月翔は言うが、あまり
星につれゆく/翔×直人
七月七日は大抵雨。東京の中心で満点の星空は見れない。
ならば空に近い場所に行けば、鮮明に見えるんじゃないか。と思い立ったのが先々月。
考えれば考えるほど、どうしても行きたくなってしまって。
「あのさ、星、観に行かない?」
なんて、まるで中学生みたいなお誘いをしたのが先週。
そして今日、二人で八方ヶ原へとやってきた。
仕事と仕事の合間を縫っての小旅行。夕方から車で移動を開始して、翌日の
夏の昼の夢/翔×直人
9月の半ばを過ぎても暑い日は続いていて、水族館デートを終え、少し休もうかと近くの森林公園に立ち寄ったのが三十分前。直人が飲み物を買ってくるとベンチから立ち上がったのが十五分前。
……流石に時間経ちすぎじゃない?
LINEをしても返事がないので、もしかしたら熱中症になってどこかで休んでいるのかもしれないと焦って立ち上がる。翔も直人も今日はキャップを被っていて、目印にはしやすかった。
そもそも
梅雨の日/真田×鹿嶋
特別な思い入れはどの季節にもない鹿嶋も、梅雨は嫌いだった。理由は簡単。どれだけワックスで固めても、上げた髪が下りてしまうからだ。
故に、ヘアセットを諦めることも多かった。すると真田が、ちょっと残念そうな顔をする。顔が出ている方が好きなのだろう、その素直すぎる理由に呆れもすれば笑えもした。
――だからだろうか。いつの間にか、梅雨は嫌いなほどではなくなっていた。
天気予報を見る習慣がないので
ofuton dangi/真田×鹿嶋
「『亮司に新しい布団買っといたから』だって」
この三連休、両親は小旅行で不在。真田家の台所は長男である亮司が任せられ、妹の茉莉は食器の用意だけして、今は優雅に兄特製チャーハンを口に運んでいる。両親が不在時は壊滅的に料理が出来ない茉莉にかわって、「まだマシ」な亮司が用意するのが常だった。あの謎の黒塊を食べて死ぬぐらいなら、自分が作った方がよっぽど良い。
リビングの中央、ダイニングテーブルに向かい
おあついね/真田×鹿嶋
細貝に呼び出されたのは日曜の午後だった。
幸い、指定してきた待ち合わせ場所は鹿嶋の家からほど近く、遅くても三十分ぐらいで戻る、と言って家を後にした。鹿嶋はちょうど眠かったらしく「もっと長くてもいい」と言った矢先寝た。故に、鍵は外からかけなければならず、図らずとも真田が預かる形となった。
好きなヤツの家の鍵を持っている。というのは。
なんかこう、むずがゆい感じ。
つい先日梅雨明けしたばかり
コミックスが発売されました &more
お久しぶりです。瀬森菜々子です。
記事が少し長くなってしまったので、見出しをつけます。
📕 コミックス発売
ちょっと時間が経ってしまいましたが、3月25日に『簡易的パーバートロマンス』高校生編完結巻の4巻が発売されました。カバーイラストがめちゃくちゃ素敵!
既にたくさんの方にお手にとっていただけているようで、本当に感謝しております…!
ちるちるさんやシーモアさんなどの各種レビュー、#簡ロマ高
🎉ちるちるBLアワード2021🎉
こんにちは。瀬森菜々子です。
🌟今年も始まりました、ちるちるBLアワード!
昨年も拙作をノミネートしていただきまして、今年も選出していただけたこと、大変嬉しく思います。
ランキング、結構ドキドキものなので毎回地味に胃が痛いのですが笑、いただけるコメントや、投票したよ~のお言葉に胸躍らせています。
投票してくださる皆様には、本当に感謝しかありません!
今年は
🌹シリーズ部門「簡易的パーバート
やっとあけたね/翔×直人
健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要なもの。
適度な休息。美味しい食事。好きな人と過ごす時間。
年末年始は、その全てが失われる。翔の職場はアパレルショップであり、役職は店長だ。休む隙など一秒足りとて存在しない。
仕事納めは十二月三十一日。仕事始めは一月二日。仕事納めギリギリまでスタッフ総出で福袋の準備をして、一月一日は店の大掃除、二日の十時より開店という地獄のスケジュールは毎年恒例
あけおめことよろ/真田×鹿嶋
※2年生になる年の1月の話
初詣ほど鹿嶋に向かない行事は無い。それはもう、断言出来る。
なのに、だ。
真田は現在、殆ど寝てたままの鹿嶋の腕を引っ張り、鹿嶋宅から徒歩五分の、小さな神社に連れ出すことに成功している。
なんで俺が、という顔はただのポーズで、正直、物凄く嬉しい。鹿嶋と初詣だなんて、なんらかのバグが起きたか、天変地異、あるいは最高にラッキーな何か、がなければ果たされないからだ。