恋愛と仕事で成功するため必要なのは[少しの勇気]だ 『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』(水野敬也)
ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。448冊目。
Amazon の Prime reading で楽しんできた夢ゾウも3作目、新作の4作目を読ませるためのプロモーションに乗った形だけど、今回も面白くて楽しめた。
今回の主人公は妙齢の会社員女性。
彼女の夢は「彼氏」と「お金」を手に入れること。
典型的な駄目OLの類型として描かれる会社員女性の元に現れるのは、いつものホンワカしたガネーシャではなく、スパルタ熱血野郎のブラックガネーシャだった。
という流れで、これまでの2作とは啓発のスタイルがガラリとかわる。熱血指導で、ちょっとキツめの課題がならぶ。
今回は生きることの辛さを(と言っても失恋なのでそれなりにマイルドながら)描きながら、その辛さを乗り越えるため、自分の殻をやぶるため「小さな勇気」を何度も何度も振り絞り「行動」を起こし、小さな成功を重ねて強くなっていく女性の物語になっている。
生きる喜びは苦しみの先にある。
苦しみの向こうにその喜びがあるのならば、その苦しみを楽しみに変えてしまえ。
三作目にして、ビジネスマンが読んで面白い自己啓発書になっている。
小説としての面白さもなかなか。おすすめです。
さて、まんまと四作目も読みますか。
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。