『ネットビジネス進化論 何が「成功」をもたらすのか』( 尾原和啓)
ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。439冊目。
Amazon の Prime Reading で話題の本が読めるようになっていたので早速ダウンロードして読んでみた。
非常にわかりやすい文章で昨今の情報産業(という言葉で良いのかな)の盛衰が解説されている。情報産業そのものや情報化に強い影響をうけている産業や業界のことが、大変よくまとめられていて実に有用だと思う。
情報産業に身を置くものとして、とても勉強になった。課題や事実関係が簡潔に構造化されており、理解しやすい。せっかく Primie Reading で読めるので、是非一読して頂きたいなと思う次第。
本書で書かれているのは『何が「成功」をもたらすのか』ではなく『何が「成功」をもたらしたのか』であり、未来を見通すものではないということには留意したい。一発当てる先をさがしているようなむきにはそぐわない。
また、無理やり難癖をつけてみれば、著者はあまりにも優秀であるがゆえに生活者が見えていない人という感じがする。書かれている言葉の端々に出てくる浮世離れした視点からは、生活者と向き合ってきたことが無いのではと感じたのよね。
でも、おすすめです。
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。