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相対的貧困と健康状態の関係性 〜今こそ「日本の現状」を知る機会である〜

ども、みなさん  「Chia Self Fitness」 の 『Chia』 です。

今回は、”日本の貧困と健康状態”について書いていきたいと思います。

なぜ今回これらについて書こうと思ったか?

私は『健康』について強く関心を持ち、多くの情報を学んできました。

(もちろん、まだまだバカで未熟です。汗)

そこで貧困と健康状態には強い関係性があることを知り、貧困問題にも興味を持つようになりました。

そして今の日本のデータを見た時、日本の現状に肩を落としました。

これは日本に住む方と共有したいと思い、今回書くことにしました。

同時に、これらの問題に危機感とアイデアを持って頂けることを願っています。


○『相対的貧困』と『絶対的貧困』

まず貧困にも種類があり、日本での問題となっている「相対的貧困問題」について簡潔に説明していきたいと思います。

・「相対的貧困」→ その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態を指す。 (具体的には、世帯の所得が、その国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない状態のこと。)

⭐️OECD(経済協力開発機構)の基準によると、
相対的貧困の等価可処分所得は122万円以下、4人世帯で約250万円以下(2015年時点のデータです)


・「絶対的貧困」→ 人間として最低限の生存を維持することが困難な状態を指す。
(飢餓に苦しんでいたり、医療を受けることがままならなかったりする人がこの状態に当たる。)

アフリカや中東の貧困など、皆さんがパッと想像できる「貧困」のイメージはこちらかなと思います。


○日本の「相対的貧困」の現状

2015年の厚生労働省の報告書では、

・日本の子ども(17歳以下)の貧困率は13.9% (7人に1人の子どもが貧困状態に陥っている)

OECDの先進国の中でも34カ国中10番目に貧困率が高く、国として深刻な問題となっています。(世界の先進国の中でも、高い数字である)

⭐️日本では、特に『母子家庭の貧困率が58%』であり、諸外国と比較しても高い数字である。

<日本での相対的貧困に苦しむ子供の具体例>
・親が仕事の為、家事をしなければいけない子ども
・食費を切り詰めるために、母親が十分に食事をとっていないという子ども
・金銭的な理由で大学進学を断念する子ども
・家計を支えるため、子供達が毎日のようにアルバイトをしている。

これらの影響もあり、

親の過度な労働が強いられる。(精神疾患や疲労による病気や家庭内暴力などの影響にも波紋する)
そして、結果的に子供は家事や兄弟の世話、アルバイトなどをする必要があり、子供にとっては人格形成において重要な親子関係の希薄性を高めることになる。(非行や暴力、反社会的行動、性格の色が強まってしまう。)

親子ともに、金銭面でのストレスや栄養面での不十分さが強いので、

当然ですが、体調も脳の発達も阻害されてしまいます。


これは少子高齢化で苦しむ中の日本では、由々しき問題であり、日本の貴重な人的資源を削いでいる、育成の阻害になっているのと同意だと強く感じます。

私達は、この事実を知りながらも今も政治に、国家に対して無関心でいるべきでしょうか?

私達には、きっとこれらの多くの課題についての小さな行動や討論が必要ではないでしょうか??


○相対的貧困の解決は日本の急務かもしれない

これらの問題は、決して一時的な問題ではなく、個人的な問題では無いです。

⭐️貧困は確実に連鎖します。

<負のスパイラルの仕組み>

・経済的困窮は、親子ともに脳の縮小を促してしまい、余計にその状態からの脱出を困難にしてしまう可能性がある。
・親の経済的貧困は、子供の学習や体験、新しい経験の機会を減らす、奪うことになり、学力が低下し、不安定な就業につながり、子もまた貧困に陥るというスパイラルに陥る危険性があります。
・貧困は、子供たちの心理的側面への破壊的ダメージを持つ。(自己肯定感の低下、諦め思考、硬直マインドセットなど)
→自ら支援団体にすら行くことをしなくなるという事例も多くある。(「行っても無駄だから」という理由から。)


日本の多くの世帯が、家族が、子供達が、多大な弊害と心理的ダメージを負いながら生きていかなければ為らないのが、今の日本の現状です。


確かに「運が悪い」、「自己責任」、「私には関係無い」と思うかもしれません。

ですが、これらを放置することは長期的には、

⭐️日本の国力の根幹である『現存する人的資源自体を減少させている』のと同じことだと考えられます。

そうです、これらの日本の問題は、

ゆくゆくは自分たちの周りにも確実に影響を及ぼし、自らの国の安定すらも破壊し得ない問題であるとデータを見れば、容易に予想することができます。


○最後に

今回の話は、正直ここで書いても何も変わらないかもしれません。

てか何も改善はしません。

でも、私は皆さんに問いたいです。

Q.この現状を知り、何を感じたのか?、今あなたが出来ることは何か?


こんな未熟者が、皆さんに問いかけるのは失礼かもしれませんが、

⭐️『日本は、私達の国です。』

良くしたい、豊かにしたい、教育や福祉を充実させ、皆が自立して、

自らの力で人生を生きる力を身に付ける事ができる国にしたいとは思いませんか?

このままでは私達は、未来に何も残せずに死んでいくだけになってしまうかもしれません。。



最後に熱くなりました。汗

きっと温度差がすごいと思いますが、何か皆さんの刺激やこれらの問題に目を向けるきっかけになれたなら非常に嬉しいです。


どうか、『国家の健康』を皆さんと討論できることを願っています。

最後まで、読んでくださった方は有難うございました。


Youtubeも動画あげているので、見てもらえると嬉しいです。







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