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発達障害を調べてみた

障がいと聞くとさまざまな分野があるので、興味を持った分野を調べてみました。備忘録&感想と考えていただけたらと思います。

「発達障害」の特性・現れ方

さまざまなものが交差しているわかりやすい「図」ですね。

引用【発達障害の種類は、それぞれが個別に存在するというより、特性が重なり合って出ることが多いもの。つまり「ADHD」だけの特性を持つ人もいるけれど、「ADHD」の特性と「ASD」の特性を併せ持つ、あるいは「ADHD」と「ASD」、そして「LD(学習障害)」を併せ持つこともあるということ。それぞれがどれくらいの比率でかけ合わさるのかは人によるし、そもそもの障害の特性の濃い薄いも人による。つまり、一口に「発達障害」と言っても、特性の現れ方はひとりひとり違うそれが「発達障害」の理解を難しくしている原因のひとつでもある】引用

「感想」
発達障害を詳しく分類するとこんなにも細かくなるのかと改めて学べますね。ひとりひとりの個性ととらえていけば、支援方法もかわるのかもしれません。

自閉スペクトラム症(ASD:Autistic Spectrum Disorders)

引用【1980年に診断基準「DSM-Ⅲ」が発表された際、自閉症を代表とする、コミュニケーション力などの社会性の発達障害を示すグループは、広汎性発達障害(PDD:Pervasive Developmental Disorders)と呼ばれていた。PDDには自閉性障害、レット症候群、小児崩壊性障害、アスペルガー障害、特定不能の広汎性障害が含まれていました。そして、2013年に「DSM-5」へ改訂される際に、レット症候群以外の4つをまとめて「ASD」とされました。ここで使われる「スペクトラム」とは「連続体」という意味。その症状は、ひとりで生活することが難しいほどの重度の自閉性障害を持つ人から、自己コントロールに苦手を抱える程度の軽度の人まで境界線をひくことはできず、連続しているという考え方です。ASDは対人関係の障害や常道的行動パターンが主な障害です。一部ではホルモンのひとつのセロトニンが不足しているという説もあります】引用

「感想」
専門用語が多くとても頭に入ってきませんが、いわゆる線引きが難しいと捉えればよいのでしょうか。セロトニンは幸せホルモンとよく聞くワードですが、それも関係している説との事でそれには驚きました。

引用自閉スペクトラム症(ASD)の主な特徴
「空気が読めない人が多い」
「人の気持ちを読み取るのが苦手」
「ひとり遊びが多い」
「こだわりが強い」
「感覚刺激に対して過敏すぎたり鈍感すぎたりする」など】引用

引用自閉症スペクトラム症(ASD)の診断基準
1)社会的コミュニケーションおよび相互反応における持続的障害
2)限定された反復する様式の行動、興味、活動
3)症状は発達早期に存在するが、後になって明らかになるものもある
4)症状は社会や職業その他の重要な機能に重大な影響を引き起こす
上の4つ状態がどれか1つだけでなく、どれも併せ持っているというのがASDの診断基準になります。これらの特性が発達早期(幼い頃から)存在していない場合は、診断基準から外れます。また、ASDの特性は持ちつつも、自己コントロール力を身につけてやり過ごせていたり、周囲の環境に恵まれ支援がうまくいき、本人が全く困っておらず、学校や職場などとも問題もなく生活できているのでれば、それも診断から外れます】引用

「感想」
発達早期(幼い頃から)という事は、幼少期にそれらの症状や言動・行動があったということでしょうか。なかなか判定は難しいものなのですね。

注意欠如/多動症(ADHD:Attention Deficit Hyperactivity Disorder)

引用【子どものADHDというと、「じっとできない」「席についていられない」「乱暴」などの特性が取り上げられることが多いです。確かにそれらもADHDの子に多い特性ではありますが、いっぽうで「ぼーっとしている」「集中できない」「忘れ物が多い」など、不注意から起こるトラブルを抱えることが多いのもADHDの特性です。そして、「多動傾向」は幼児期や小学生くらいまでで治まってくることが多く、中学、高校、大学生になってくると「不注意」の課題の方が目立ってくるケースが増えてきます。】引用

「感想」
物忘れや集中力は「注意散漫」や「周りに目が行かない」などという特性でしょうか。私も子供の頃(小学1年生)は授業中ジッと座っていられなかった覚えがあります(多動傾向)。その頃を思い返すと「授業がつまらない」と感じたのかもしれません。ですから幼少期での判断は難しいでしょうか。

引用注意欠如/多動症(ADHD)の主な特徴
「忘れ物やミスが多い」
「片付けや掃除が苦手」
「ぼんやりしていることが多い」
「衝動的に行動することが多い」
「思いついたことを、そのまま話してしまう」など】引用

引用ADHDの診断基準
1)不注意・多動性・衝動性によって特徴づけられる不注意・多動性・衝動性の持続的な様式で、機能、または発達の妨げとなっているもの
2)不注意・多動性・衝動性の症状のうち、いくつかが12歳以前から見られた
3)不注意・多動性・衝動性の症状のうち、いくつかが2つ以上の状況(例:家庭、学校、友達といる場など)で存在
4)これらの症状が、社会的、学業的機能を失わせている、または、その質を低下させている明確な証拠がある】引用

引用[1997年に精神科医の司馬理英子先生が書籍の中でADHDのことを「のび太・ジャイアン症候群」と命名しています。授業中に先生の話は上の空で、ぼんやりいろいろな想像をして、宿題などの忘れ物が多いのび太くんは、いわゆる「不注意」型の特性が強い子。
いっぽうじっとしていることが苦手で、すぐにキレて乱暴するジャイアンは、「多動性」や「衝動性」の特性が強い子というわけです。ドラえもんの作者がそれを意図していたわけではないでしょうが、不注意型のタイプの子も多動型のタイプの子も、以前から確かに存在していたといえるでしょう。]引用

[感想]
「不注意」型と「多動性」「衝動性」の違いがなんとなく理解できたような気がします。

学習障害(LD:Learnibg Disability)

引用[タイプは3つ。読字障害・書字障害・算数障害
学習障害とは、視力や聴覚に障害がなく、知的な遅れもないうえに、教育環境も整っており、本人が努力しているにも関わらず、文字や数の読み書きや操作(文章を書くなど)著しく苦手な状態。

文部科学省の定義では「基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち、特定のものの習得としように著しい困難を示す様々な状態」。

学習障害も、脳の働きの偏りが原因で、脳の中の「読み」「書く」「計算」に関わる領域の働きに偏りがあるために起こる。LDの中でも次の3つにタイプがある。

・ディスレクシア 読字障害:読むことに困難がある
・ディスグラフィア 書字障害:書くことに困難がある
・ディスカリキュリア 算数障害:計算することに困難がある


読み書き障害の背景には、表記された文字を対応する音に置き換える脳の働きがうまくいかないことがあります。そのため、文字を読めなかったり間違えたりします。
でも、理解力はあるので、試験問題を読んでもらって耳で聞けば答えられるというケースもあります。また、言葉は読めるけど、計算ができない。または言葉は読めないけど、計算はできるなど、特定のことができないことも特徴です。]引用

[感想]
3タイプの特徴が詳しく表現されており、それぞれの支援の方法を試行錯誤しながら解決出来そうな気がします。

発達性協調運動障害(DCD:Developmental Coordination Disorder)

引用[先にあげた3つの「発達障害」に合併しやすい障害で、年齢や知的発達に比べて協調運動が著しく苦手な状態。
全身を使う粗大運動も、指先を使う微細運動もどちらも苦手で、いわゆる「不器用」と片付けられがち。
子どものころは、運動が得意で活発な子が周りの評価を受けやすいもの。反対に運動が苦手で、不器用さが目立つ子は、それが引き金となり、自信をなくし自己肯定感を下げることになりやすくなります]引用

[感想&まとめ]
他の記事からの引用での感想ではありましたが、発達障害の特徴を知る事で、障がい者支援者としてどういうあり方や支援ができるのか、これからのよりよいサービス提供の学びになりました。
これからも「症状」や「特性」を勉強し、日々の支援に繋げればと思います。

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